ウィトゲンシュタイン的日々

日常生活での出来事、登山・本などについての雑感。

金峰山

2009-07-15 23:59:28 | 登山(奥秩父)

【7月14日(火)】
金峰山荘→金峰山小屋→金峰山山頂→金峰山山頂→金峰山小屋



昨年の10月に登った金峰山で、初めてのアクシデントに見舞われたぴすけは
金峰山小屋で勇気をもらい、なんとか下山をすることができた。
その後は、尾骨損傷の経過も良好で、今では山を歩けるようになったため
借りた湿布をお返しに上がらねばと、ダーリンと常々話していた。
先月から、そのミッションを遂行しようと計画していたが
天候不順の折柄、2度の延期を経て、この度昨日・今日で実行に移すことになった。



大宮駅7時18分発のあさま503号に乗り、佐久平駅で小海線に乗り換える。

小海線には、1時間13分ほど乗り、信濃川上駅で下車。

信濃川上駅では、ザックを背負ったぴすけの左に、薪を背負った二宮金次郎が…。
川上村営バスの時刻にはかなりあるので、今回はずるをしてタクシーを予約。
駅前から廻目平(まわりめだいら)の金峰山荘まで入る。
途中、川上村では、高原野菜の畑が続き、レタスが一面に植えられている。
高原野菜の出荷所には、九州を始め全国から大型トラックが乗り付けられ
大変賑わっている様子が見られた。
タクシーで40分ほど走ると、金峰山荘前に到着。
金峰山荘周辺は廻目平キャンプ場として、岩登りのメッカでもある。
周りを見回すと、奇岩絶壁が至る所にある。

これは、サイコロ岩(だと思う)。
このサイコロ岩から右に目を転じると…。

赤い物が何やらうごめいている。
人だ

徐々に奇岩・絶壁から遠ざかり、西股沢沿いの道を歩く。

山肌には、まだシャクナゲが美しく咲いていた。
金峰山荘から約1時間20分ほど歩くと砂洗川を渡り、そこで昼を食べる。

さらに中ノ沢の枝沢に沿って暫く行くと、「最終水場」の標識が。
水は手が千切れるのではないかと思うほど冷たく、喉に染み渡った。

針葉樹林の中をしばらく歩くと、「中間地点」の標識があり
その向こうに瑞牆山が眺められる。

途中、金峰山小屋で使う薪置き場があり、体力に応じて薪を運ぶ。

金峰山小屋に最も近い薪置き場には、こんな看板が。

前方が明るくなり、樹林帯を抜けると、金峰山小屋の前に飛び出る。
小屋では、麦茶をいただきながら小休止。
持ってきた湿布も、小屋番さんに渡す。
お尻を割ってしまったというオマケが付いていたからか
小屋番さんはぴすけのことを覚えていてくれた
時間に余裕があるので、ザックを小屋に置いて、金峰山頂まで往復することに。

小屋の広場からの眺めは、何度見ても素晴らしい。

山頂までの間に、ハクサンシャクナゲがまだたくさん咲いている。
20分ほどで山頂に着き、セルフタイマーで記念写真を撮ろうとしたが…

のろまなぴすけは時間切れ、そこでダーリンが代わって撮ろうとしたが…

あれ~?そういうダーリンだって、来ないよ

試行錯誤の結果、なんとか撮影
頂上から五丈石は、大きな岩を乗り越えて行けば目の前だ。

今回はお尻が痛くないので、五丈石に登ってみようと取り付いたものの…
なんとか登ることは登れても、下りてこられないのではないかと不安になり
断念

五丈石の南面に回ってみたら、圧巻であった

富士山も見えていたが、一瞬のうちに雲に隠れてしまったので、小屋に戻ることに。
小屋では、夕食が18時に始まり、しばし歓談のひと時
夕食には、昼間見てきた川上村の高原野菜を使ったスープ(絶品)が出た。
チキンソテーに添えられていたレタスも、川上村で採れた物だという。
山小屋で、そういった地域の物が1品でも出ると、とても嬉しい。
金峰山小屋は、荷物をボッカで上げているため、ありがたさもひとしおである。
ぴすけはスープを3杯おかわりし、その夜同宿の男性陣から
「よく食べるね~
と褒められて()、こそばゆかった
夜は、小屋の周辺をさまよう鹿の光る目を見、鳴き声を聞きながら20時30分に就寝






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