ちょっとピンぼけ/倉敷界隈

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今日の見もの(センター・オブ・ジ・アース2)

2013年05月26日 10時42分06秒 | 見もの

センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島
Journey 2: The Mysterious Island
2012年 94分 アメリカ

最近一週間に6日はちびが部屋にやってくる。と言うか、ほとんどいつも一階にいるし(二階が子どもたち夫婦の家で一階が自分たちの二世帯住居)、一階に来る時にただいまと言って入ってくる。今までママが体調不良だったせいもあるが、そろそろ体調も戻ったのでもういいと思うのだが、そのまま居着いてしまった感じだ(笑)。もう二年もしたら寄ってこなくなるんじゃないかと思えるから、まぁ来たい時には来ればいいと思っている。が、さすがにちびといるとこっちの体力が持たず、それが週の大半となるとそろそろ体力も限界ってとこだ。

とまぁその辺はおいといて、先日久々に二階に上がっていったので何か見ようとこれを着けた。せっかくの自分の時間だったが、ひでー映画だった。

アトランティスの遺跡を見ながら

前回の大冒険から数年、17歳になったはショーンはある暗号信号をキャッチする。それはヴェルヌ信者からのもの、つまりおじいちゃんからのものに違いない。その暗号を解き、発信源を追跡するため旅に出ようとする彼に、新しい義父・ハンクが付き添うことになる。心を開かない義息との関係を作る旅でもあった。パラオに着いたふたりは唯一ガイドを引き受けてくれたヘリコプター操縦士・ガバチョと強い意志を持った彼の娘・カイラニと共にその島を探し出そうと繰り出す。“嵐の目”を通って彼らは、遂に島を見つけるが、そこに待っていたのは確かにショーンのおじいちゃんで冒険家のアレキサンダーだった。そしてこの島こそ、かつてジュール・ヴェルヌが書いた“神秘の島”であった。そこには巨大トカゲや巨大蜂、小さな象などの大小サイズ逆転の奇天烈な生物が生息し、さらに驚くべき秘密が隠されていた。おじいちゃんの計算ではまだしばらくは大丈夫のはずだったが、その島は定期に的に地殻変動で海中に没し、その時期がすぐそこまで迫っていたのだった。このままではみんな死んでしまう。残された希望は一つだけ。それはネモ船長の残したノーチラス号だった……。

とにかくこの主人公のわがままさ、自己中心的行動に腹が立つばかりだった。何で自分はこんな奴のために大切な時間を使わなければいけないのかと思うという時間だった。見るのを止めれば良かったのだが、せっかくの自由時間で、これが唯一見られる映画だったととと、ブログの更新のためにも必要だよなと思ったからだった。まぁ皆さんには迷惑な話かもしれないけど。

一つは17歳という社会への反抗時期だと言うこと、さらには新しい義父への反発、最後にアメリカ人的「壊れた家族が絆を取り戻すこと」への美的感覚のためだろう。しかし冒頭から犯罪を犯している子どもを権力で反故にしていることから、それをも認めないくそガキ根性のこの主人公にはむかつきまくる。同じことは血を分けたじいさんにも言えて、この優しく紳士な義父に対してもあからさまな差別意識を持っている。どこを見ても腹の立つ仕様だ。

内容的には興味を惹くものだった。

なんと言ってもヴェルヌの話が源というのがいい。子どもの頃読んだ本が目の前に現実となればみんなわくわくするだろう。それをぶちこわす主人公たちの言動さえなければ最高だったのだ。

特撮はきれいだ。これのみ見ても良いぐらい美しい。TVで見るとアラが出やすいものだが、それをあまり感じさせない美しさだった。アバターほどの壮大感はないが、それを見たい人には良い映画と思う。

最後、新しい家族が仲良くなって大団円となるが、たぶんこれってアメリカ人的にはものすごくいいラストシーンなんだと思う。私には、母親はさも子どものことを大切にしているように見せながら自分のことを中心に考え、義父は献身的にわがままを抑えて相手に奉仕しているかわいそうさばかりが目に付いた。この義父があまりにも立派な人物で、それが余計に母親一家のだめさ加減を際立たせていた。まぁアメリカ人にはこれがいいのだろう。いや、ひょっとしたら今の若い日本人女性たちにも共通かな。

禿頭の彼が義父

ランク:見たい人はどうぞ。
    続編が出来たら冒頭を見て見るか止めるか決めるだろう。  

そうそう、どんなに困難なことがあっても実に簡単に都合良くクリアできるし、本来ならそのシーンだけでも10分ぐらい必要なことでさえ1分もかからず終わる。スピーディーな話の流れなんて言うもんじゃない。ここまで来ると手抜きだろう。B級娯楽映画の定番ってとこかな。まぁ好きな人は評価する映画なのだと思う。

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