パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち
Pirates of the Caribbean:The Curse of the Black Pearl
2003年 143分 アメリカ合衆国 ディズニー
この映画は一度見ていたのだが、それはたぶんTVでだと思う。たまたまよく行くレンタルビデオ屋さんが50円セールをしていたので、出かけてこれを見つけ、折角だからこのGW中にブルーレイで見直してみようと借りてみた。
話は英国の軍船から始まる。そこに乗っていたのは、英国軍人たちや後に提督になる人物、女の子、その父親など。その子、エリザベスが漂流する子どもを見つけた。助けられた男の子は首から金貨をぶら下げていた。そこにはどくろのマーク。この子って海賊? エリザベスは金貨を隠し持つことにした。
十何年かが過ぎ、男の子は青年ウィルへと成長し、カリブの港町で腕の立つ鍛冶職人をしていた。総督の娘エリザベスは美しい女性へと成長し、ウィルは身分違いの彼女への思いを言葉に出来ぬままであった。彼女に求婚をするノリントン大尉(当時)の前から、コルセットがきつくて息が出来なかったためエリザベスは海に落ちてしまう。助けたのはその町にふらりとやってきた海賊、キャプテン・ジャック・スパロウ。彼女を助けた彼ではあったが、「海賊は縛り首」と捕まってしまう。その夜、町をブラックパール号と海賊たちが襲う。エリザベスも捕まってしまうが、胸にぶら下げたあの海賊金貨と偽った名前のおかげで殺させず誘拐されてしまう。それを知ったウィルは本拠地を知るスパロウに助けを求める。牢から逃がし二人で海賊たちを追う。そこで彼は自分の父が海賊であり、その血を継ぐ自分に愕然とする。さてブラックパールの海賊たちは呪われていた。彼らはその呪いを解くために金貨と自分たちの殺した男の血を継ぐものを探していたのだ。その呪いとは何か。どうしたら解かれるのか。スパロウはブラックパール号の船長だったという。彼の持っている一発だけ弾丸の入った銃の秘密は・・・。
面白かった。CGも素晴らしい。嫌みがないというか、CG臭くない。違和感なく画面に出てくる。呪いの伝説や海賊の掟、全てが面白い。大人が見ても楽しめるが、子どもでもいいだろう。冒険アクションものというカテゴリーかも知れないけど、超優秀娯楽映画と言うべきだと思う。その大部分がジョニー・デップ扮するキャプテン・ジャック・スパロウの魅力。面白さも人間的魅力も全て。更に付け加えて、伝説の内容がいい。なるほどと納得できるし、だからと理解できる。若い頃なら一度見た映画はよく覚えていて二度見る気にはならなかったが、年のせいか彼の魅力のせいか、見直してよかったと思える映画だった。ネットでは悪く書いている人もいるようだが、そんな感想は逆にトンチンカンに感じられる。
最後に付け加えるなら、DVDとBDじゃえらく違うって事。DVDは手軽だし、PS3で見ている限り補間もされて問題は感じなかった。だけどBDで見ると、1万円のコンパクトデジカメと一眼レフで10万クラスのレンズを使ったぐらいの差がある。写真に興味のない人なら写っていればどっちでもいいのだろうが、少し知っている人はわかる。そんな感じ。同じBDでも10万円のレンズと80万円のレンズぐらいの差があるのもあるみたい。私はそこまでは要求しない。
ランク:名作です。これ一話だけ見てもいい。どうせ見るならBDがお薦め。
それにしてもこれを借りたレンタル屋さんたち、あの店は50円セールだし、TSUTAYAは80円セール(どちらも旧作・準新作)、TSUTAYAに至っては一週間ではなく10日間レンタルというおまけ付き。いいのかなぁ、こんなので。私的には有り難いが、返す返すも共倒れにならないかと心配だ。
ちなみに私だが、今までのカードがクレジット機能付きに変わり、そのため新規契約扱いになったらしい。昨日は18枚借りて900円のところを、新規会員特典で半額の450円。有り難いと言うより申し訳ない。