ちょっとピンぼけ/倉敷界隈

日々の記録。見たり、聞いたり、買ったり、食べたり。

水田

2007年06月13日 23時14分01秒 | 写真

ついにここら辺りでも始まった。この前の日曜が田植えのピークか。先々週ぐらいから始まっているみたいで、たぶん今度の日曜で終わるのだろう。

小さい頃、田舎では多くの友人が田植えをさせられていた。田植機も出始めていたけど、高かったのと千枚田のような小さな田が山にへばりついていたから機械では出来なかったみたいだ。考えてみれば、あんな小さな田をなぜ守らなければいけないのかとも思う。

見ている方はきれいだ。耕して天に至るその風景は人間の崇高さも感じる。だけど、あんな労力をかけるほどの見返りがあるのかと言ったら、それはないだろう。年寄りの疲れだけの残る仕事。ご先祖様から受け継いだものを私の代でダメにするわけにはいかないからという生真面目さのため。ありがたいことだけど、大変だと思う。

そんな場所に生まれ育った身にとって、やはり田植えはしてみたかった。農家ではないので一度もしたことがない。友人からは、あんなものいつでもさせてあげるよ、しんどいだけだ、イヤなものだと言われ続けた。その通りなのだろうけど、やったことない者にとっては憧れのものでもあった。

学校ではよく農業体験をする(させる)らしい。総合学習の一環だ。経験をするという意味では役に立つだろう。だけど、それが何になる。よい理由はいくらでも見つけられる。確かにそうだけど、それよりはちゃんと授業をしようよと思う。

総合、学活、ゆとりの時間、、、こうやって勉強させない工夫ばかりしてきた文部科学省は、いま学力低下が心配だという。もっと授業時間が欲しい、総合なんてやめて授業にしたいと言っても、生きる力をつけるために必要なのです、総合を授業に振り替えてはいけませんと言い続けた文科省。あなた方の計画通りに勉強が出来なくなったんだから、今さら教育再生なんて言うことではない。一般人は出来るだけバカに、一部のエリートは高学力に。意図はみんな知っている。知らないのは善良なお母様方、そして子どもを放っておいてきたお父様方だけ。学校に文句を言っている人たち、真実を見なさいよと思う。

とは言っても、関係者以外にはそんなことわからないものだ。その人がバカなんじゃない。どんな人でも、自分に関係のないことに関して、意見を持っていてもトンチンカンなものだ。無理はないと思う。

話は変わるが、サッカー好きの人間から顰蹙(ひんしゅく)をかっている番組がある。

日曜の朝の関口さんの番組で、大沢親分や張本氏が色々言うのだけれど、彼らの野球に対する知識・経験は認めるけど、だからといって別のスポーツが解るわけではない。サッカーに関する指摘は実にトンチンカンであるけれども、世の素人さんの中にはあの言葉を鵜呑みにする人もいるのだろう。長年の野球ファン、ルールも解らずワーワー言っているだけの人たちって、あのぐらいの考えなんだろうなと思う。彼らの言葉が正しいと思う人も多いんだろうな、関口氏なんて典型だろう。

あの番組を見るたびに、わけ知り顔ではずれたことを真面目に言っている姿が、「落語より面白いよなぁ」と思う。私も専門でないことに口を出しているだろう。同じように専門家からはあきれられているんじゃないだろうか。何でも同じだなと思う。

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