白梅2

KIN52 黄色い宇宙の人
先日買った白梅が、既に九分咲き～満開である。玄関の数十センチ四方くらいが早春満開！
梅の香りはどうしても香水にできないと言われているが、確かに本当に繊細で微妙な香りがむせかえるよう。幸せ。。

ところがこの梅をご覧になったあるご近所の患者さんの反応が興味深かった。一見して間髪を入れず、
「これはいい梅だから、ご実家に持って行かれるといいわよ。」（注：私の実家は茅ケ崎市、持っていくのはかなり大変だ。）
私は3秒くらいきょとんとしてたが、患者さんは追いうちをかけるように、
「お母さんのところに持っていくといいわよ、ベランダとかに置けるでしょう？　ご実家がいいわよ。」と繰り返す。
この梅はここに置いてはだめよ！と言われたのと同様だった。
私は「はぁ…？」と更に3秒くらい考えているうちに、ようやく理解した。この方は梅を心配しているのだ。

実は私は鉢物はサボテンさえ枯らす女である（怖）
ベゴニア、ハイビスカス、サボテン、ポトス、クレマチス、各種ハーブ、全部あっという間に枯れてしまった…（涙）
なかでも患者さんからの頂き物の美しいコチョウランが3週間で枯れてしまった時は、我ながら本当に情けないやら申し訳ないやら。更に先日、唯一２年間持ちこたえていたトラノオが絶命。。だから室内に置くお花は最近は切り花のみにしていた。
何故かわからない。水をやりすぎている説、気をかけすぎている説、皆さんいろいろ言ってくださるのだが不明で、適性がないとしか言いようがない。アロマセラピーをやっているくせにお花を育てられないなんて、本当に情けなくなる。
でも私はお花が大好きで、お花や植物にはとても助けてもらっていると感じている。だから私の周囲の植物は、私に一方的にエネルギーを捧げて枯れていくのだと思うようにしている。感謝しています＆ごめんなさい…。

そして…長いおつきあいのこの患者さんはこれまで私が枯らしてしまった幾多の鉢物をつぶさにご覧になっているので、更にこの梅が枯れてしまうことで胸を痛めていらっしゃるのだ。。
ああ、もう私は鉢物を買ってはいけないのだろうか（泣）　そんなことでご心配をおかけするのは不本意だし…。。
でも人はそうやって心配や迷惑をかけあって生きていくのだから、仕方がないのかもしれない。ごめんなさい。

で、梅である。実家に持っていくのは面倒だが、確かに花が終わったら、どなたか育てるのが上手な方にお預けするべきだろうと思っていた。でも別な患者さんがおっしゃった。
「これ、実がなりますかねぇ～？」
おお、考えていなかった！収穫して、あわよくば梅干しとか梅酒に…ナンテ欲をかいてはいけないのだが、ほぼ盆栽のような梅から実を収穫したことがある方がいらしたら、ご一報くださいませ(笑)