ぴあピアノ教室 in 目白

豊島区目白にある
小さなピアノ教室のページです。
日々の出来事を綴っています。

あいうえおちゃん

2009-09-28 21:30:06 | 
森 絵都「あいうえおちゃん」

手にしてみたら、文庫本なのに絵本のよう。
この間読んだ「ラン」とは全く異なる世界。
…というか、森 絵都さん。
面白い人だ。

内容は無い。
単にリズム感と、表現が面白くて、
それを味わうだけ。
でも、面白かった。

「あきすに あったら あきらめな」
「えくぼの えがおに えこひいき」
「そうりも そろそろ そだいごみ」
「ねながら ねんじた ねがいごと」
などなど。


すべて4・4・5で統一されていて、非常に読みやすかった。

そこらへんに置きっぱなしにしていたら、
娘が読んでいた。

「あきすって何?」
「留守にしているお家にドロボーが入ること」
「えこひいきって何?」
「…辞書ひいてみてよ」と言うと、
懸命に辞書を引いている娘。
しかし我が家の国語辞典は大人向け。漢字がいっぱい。
でも読めないながら、一つ一つ辞書を引く姿がかわいかった。

「あいうえおちゃん」は全編ひらがななので
子どもにも読める。
でも、内容をきちんと面白く理解するには
小学校中学年から高学年からだと思った。
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ステップアップ!

2009-09-27 21:50:12 | レッスン
ピアノを始めて1年半ほどになるTさん。
不定期にとてつもなく忙しくなる社会人さん…ですが、
お仕事のゆるやかな隙間を見つけて、
コツコツとピアノを弾き続けてくれています。

学生時代は吹奏楽をやっていたそうですが、
ピアノは全くの初めてとのことでした。

初見視唱やリズム打ちはとても安定した力を持っていたのですが、
何せそれまでは管楽器だったためか、
2段譜を読む視野がなかった。
そして、ヘ音記号を読むこのもゆっくりでした。

だから大譜表を読まなければいけない
「ピアノの読譜」に大きな課題があったのです。
とりわけ、楽譜の中に3~4音以上の和音を見つけると、
ゆっくりと時間をかけなければ、音を探せなかったのです。

この1年、たくさんたくさん簡単な曲を弾いてもらいました。
それと並行して、弾きたい曲。
最初はポジション移動の少ないアレンジで。
そして段々ポジション移動もあり、和音も重音~3和音、4和音を弾く曲へ。

そうして色々な曲を演奏しながら着実に力をつけて、
和音への対応がとても素早くなってきました。
大譜表もしっかり見られるくらい、視野が拡大しました。
Tさんの努力の結晶です!!
がんばりましたね~。

…と、読譜をメインにしたレッスンでしたが、
和音モノをたくさん弾いたせいでしょうか?
厚みのあるいい和音を鳴らせるようになってきました。
始めたころは打鍵がすごく弱くて、和音が鳴っていなかったのに。
今ではガチっとした、いい音が鳴っています。
全ての音がよく聴けているんでしょうね。

スバラシイ!!

これからも、余裕を持って楽しくピアノを弾きつつ、
表現の世界へとステップアップしていきましょう!



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お、お疲れ…?!

2009-09-26 22:27:16 | レッスン
K兄妹。

学校付近に不審者がいたということで、
何かあっては!と心配されたお父様が今日は一緒にいらした。

最近、不審者情報が後を絶たない。
心配すればしたで、キリがないけれど、
何かあってからの後悔では、間に合わないことも…。
なるべく明るい時間帯でレッスン時間を組むよう努力していますが、
私の空き時間、また学校やその他習い事ととの絡みから、
どうしても暗くなってからのレッスンになる生徒さんもいらっしゃいます。
本当に本当に、気をつけていらしていただきたいです。


さて、そんなK兄妹ですが。
ここの所、かなり楽譜に馴染んできた様子が見られていました。
ようやく落ち着いてきたかなぁ…と、私も少しホッとしていたところ。

が!!
今日は、何故か二人とも揃って音符が読めなくなっていた。

「つ、疲れてる?」と聞くと、
「今日は午前中はずっとスキップ(学校の広場で遊べる)行ってたの」と。
スキップは日々日常のことなのに、今日の疲れ具合は…スゴかった。

一つずつを確かめるべく、確認しながらレッスンを進めた。
そして、何とか繰り返し弾いてもらった。

疲れてても、眠くても。
それでも分かっていられるような力にまではなっていなかった。
…そういうことだね。
もっともっと、きちんと土台を作ってあげないと、
体調によっては弾けなくなってしまうね。

気を引き締めてイキマス!



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ラン

2009-09-25 09:27:20 | 
「ラン」森 絵都。

この作家さんの本を読んだのは初めて。

森 絵都。「知らないなぁ~」なんて思いながらプロフィール見たら、
講談社児童文学新人賞やら、路傍の石文学賞やら、
たくさんの賞をとっていた人だった。
そして、直木賞受賞作家だった。
全然知らないなんて!

「ラン」
一言で言えば、面白かった。

この作家さんの本。きっとこれから読みまくるだろう。

面白いという表現は適切でないかもしれない。
人の生きるということに対する思いが、それぞれ違っていて、
それをとても温かく描いていて、どの人にも共感できた。
登場しているキャラクターは、どの人も個性的。
でも、みんながみんな、自分らしく迷いながら生きている。

生きる意味をなくしている環は、
死の世界にいる家族に会うためにひた走る。
そして走って走っているうちに、
生きることに前向きになっていく。
環が前向きになればなるほど、
家族は安心して成仏し、環が足を踏み入れられない世界へと昇っていく。
(悲しいね)

人間、色々不幸な面を抱えているけれど、
そこからどうやって生きるかが大事なんだ。
自分の不幸な面に寄りかからずに…。

仲間に出会う前の環は、とてもとても閉鎖的な人間だった。
誰とも深く付き合わず、できるだけ人を避けていた。
渋々だったけれど、人と関わるにつれて、
面倒なこともたくさん出てくるけれど、
人と繋がり、だんだん自分らしくいられるようになっていく。

自分とは違う世界の人。
と感じる人って、周りには結構いるけれど、
きちんと付き合っていくことで、
相手のことがきちんと分かって、
第一印象とは実は全然違う人で、
同じように悩みを抱えて生きる仲間なのだと分かることがある。

避けてばかりいては、その人の本質は分からない。
自分を分かってほしいと思うなら、
まずは自分が歩み寄らなければ。

そんなことを感じた。

ただ、「ラン」の中にはそんな思いだけではなく、
もっといっぱい、色々な感情が溢れている。
読み終わった後に、あったかい気持ちになれる。

よかったら、読んでみてください。




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シルバーウィーク

2009-09-18 09:15:38 | お知らせ
夏休みが終わって、
ようやくみんなのペースが戻ってきた…かと思ったら、
ここでシルバウィーク。
またまたお休みの日々です。

当教室では、シルバーウィークの前半、
土日(19・20)は通常通りレッスンいたします。
月曜から水曜(21~22)はお休みをいただいています。

お間違えのないよう、ご注意ください。

そして、翌週の10月1~3日(木~土)は
回数調整によるお休みとなります。

お休みが一週間に渡りつながっているわけではないので、
兄弟で違う曜日にお通いのお家は、
お休みがズレます。
特に、ご注意ください。

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一発で弾けるかなぁ~

2009-09-16 21:50:28 | レッスン
今日も元気!Sくんのレッスン。

レッスン室に入ってくるなり、
「一発で弾けるかなぁ~」と。
すごい緊張感(?)ですね(笑)

楽しそうにピアノを弾いてくれるSくんですが、
うっかりするとSくん自身の話であふれてしまいがち。
重要なポイントを話し損なわないよう注意が必要。

勢いよくしゃべり始めるSくんに
「しー!!聞いて聞いて」
そう言うと、Sくん。興味深げに
「なになに?」と。

そして、私がポイントを話し始めるとすぐに
「あ~!!分かった!! ~~~ってこうなるってことだね!」
と、すぐにやってみようとばかりに、一人で楽譜を見ながら挑戦し始めます。
素晴らしい意欲です!!

…と、この意欲も素晴らしいのですが、
なんと言っても、私の話し始めた内容を瞬時に悟り
自分の言葉で言い直しつつ理解してくれる。
この理解の早さが素晴らしい!!
しかも自分から気付いてしまうのです。

ずっとずっと、私は自ら気づく、発見する、
というレッスンをしたいと考えていました。
Sくんは、天性の勘の良さみたいなものがあって、
自ら気づく、発見する…を実現できる子です。

みんながみんな、私の説明でそんな風に反応してくれるわけではないので、
私はまだまだ修行が足らん、ということになります。
でも、Sくんの反応はとってもうれしいものです。

もっともっと、みんなに自ら気づき発見できるレッスンができるよう、
私はもっともっと、勉強します!
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コルテオ

2009-09-14 13:18:58 | その他
11月から12月にかけて、コルテオ、追加公演が始まる。

今度こそ!!
と、懸命にスケジュール表とにらめっこ。
どこかに隙を作って、絶対行ってみたい。

…で、ようやく旦那とも日程が合い、
日程決定!
予約~チケット。。。
チケット、手に入りました。

11月に行ってきます。
楽しみです!!
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弾けるかなぁ~?

2009-09-11 23:18:31 | レッスン
最近ピアノを始めた年中さん、Sくん。
毎日楽しくピアノを弾いてくれているんだそう。

レッスンに来るといつも、
「弾けるかなぁ~?」と言いながらピアノに向かいます。
上手に弾けるか、花丸がもらえるか、心配している様子。

そして、とても楽しそうにいい顔をしてピアノを弾いてくれます。
そんな笑顔でピアノを弾かれたら、とにもかくにも○です。(…違うか)

色々な曲を次々に弾いてみたくて仕方がないようなのですが、
今、次々と新しいことが出てくる大事なところ。
Sくんの弾きたい勢いをちょっとだけ待ってもらって、
「この曲のここは、新しいことなんだよ。分かる?
お家でも気をつけて準備できるかな?」
と、落ち着いたスキにポイントを説明します。
するとSくん、「そうか!ホントだ。今までと違う準備になるんだね!」
とすかさず気づいてくれた様子。

Sくん自身が気づいてくれたこと、うれしかった。よかった。
Sくんの言葉でしっかりポイントを言えたことで、
新しい曲の準備がしっかりできることでしょう。

「この曲が終わったらこの曲を弾いて、それからこれを弾いて…」
Sくん、どんどん先の曲にも目を向けている様子。
たのもしい!!

先生。Sくんに置いて行かれないようにがんばるから、
Sくんは、楽しくいっぱいピアノを弾いてね!






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発表会に向けて

2009-09-10 23:13:23 | レッスン
引き続き、大きな人たちから、発表会の曲決めを始めています。
実際に練習に入るのはそれぞれ時期が違いますが、
「やるぞ!」という段になった時に、
「何弾こうかなぁ~」と言って時間がかかってしまうのではもったいないので、
あらかじめ曲だけを決めていっています。

希望の曲をそのままOK出してあげられることもありますが、
「いや、ちょっと。次の時にしよっか~」なんて
かなりハードルの高い曲を挙げてくる人もいます。

こちらから何曲か挙げて、その中から選ぶ人もいます。

前回の発表会で弾けて満足、これで充分。
と、発表会直後は満腹状態だった人も、
1年の間にチャレンジする気持ちが戻ってきて
「ちょっと練習してみて、出れそうだったら出ようかな」と
少しずつ発表会照準になってきている様子。

一気に全員の曲を決めてあげられればいいのだけれど、ナカナカそうもいきません。
やっぱりそれぞれに合った曲を探してあげたいので。
徐々にお声を掛けていきます。
弾きたい曲、好きな曲。思いついたら書きとめておいてください。
そして石澤にお伝えください。
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電話

2009-09-08 22:25:03 | レッスン
電話が鳴った。
出てみると、ここ1年お会いしていない生徒さんのお母さま。

「先生、お元気ですか~?」
と以前と変わらず、元気な温かい一言。

何故1年、教室に来ていないのかというと、受験生だから。
大学受験に向けて頑張っているから。
高校2年生の秋までは、それでも何とか息抜きのように通ってくれていたのだけれど、
段々そうもいかなくなったようで。。。

お電話の内容はと言えば…
次回の発表会、いつですか?聞きに行きたいです、とか
Eちゃんからお電話ができなかったお話、とか。
それからあと数か月でお引越しなんだそう。
古いピアノをどうしよう、
新しいピアノを考えているようで、その相談…?
大学に入れたら、また復活したいとEちゃんも言っているんです、とか。

近況、これから、そしてEちゃんのこと。

思えばEちゃんとは長いお付き合い。
小学校2年生くらいの時から、だから10年近くなるのかな?
途中、多感な時期もあったので
本気で言い合いをしたこともあるくらい、
泣かせて帰らせてしまったことも。。。
本気で話して本気でぶつかったせいか、
中学に入ったころには、
何だか我が子のように考えてしまうくらいで。
今の私が当時のEちゃんに会ったらどうするかな…?
また、本気で言い合いするかも…。へへ。

頑張っているんだな、と活気をいただきました。
Eちゃん。あと少しだね。スパートだね。
Eちゃんのことだから、うまく息抜きしながら勉強しているのかな?
残りの高校生活、楽しめるといいね。

Eちゃんの近況を聞かせていただけたことが、とても嬉しかった。
落ち着いた頃、ピアノはともかく遊びに来てもらえると
きっと、私はとっても喜んでしまうだろう…と思った。
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