やっと

そろそろ発表会の選曲をしているなかで、
Ａくんに
「今年はアレで行くから」と言うと、
一瞬固まったＡくん。
「ずっと弾きたいって言ってたじゃない」
とＡくんリクエストの曲名を言うと
「え？いいの？」
と逆に聞き返された(笑)

Ａくん。
実は何年も前から
○○が弾きたい！
と言い続けていた。

その曲はとってもいい曲なのだけれど、
当時のＡくんは身長も足らずペダルに足が届かない。
…だけでなく、ペダルを使ったことさえなかった。
オクターヴもたくさん出てくるけれど、
それもまだ手が小さく厳しかった。
オクターヴ回避は考えなくもなかったけれど、
せっかくの曲なので、
きちんとＡくんらしく弾けるようになってから
挑戦してもらいたくて、
その事を話ながら、
見送った。

昨年は何とかイケるかな？とも思ったけれど、
やはり無理矢理弾くのではなく
きちんとコントロールして弾いてほしくて
もう一年見送ることにした。
「来年は！」と約束した。

それが今年。

「もう弾きたくなくなっちゃったとか、
他の候補も聞いてみたいとかなら
また相談するけど…」
と言うと、
「やってみたい」
とＡくん。

見送り先送りにメゲることなく、
しっかりした構成の曲も勉強してくれたＡくん。

きっと立派な演奏にしてくれるはず。
頑張ろう！

発表会はね…

「ねぇねぇ、発表会の曲、まだ決めないの？」

最近、このセリフをＮちゃんから毎週のように聞く。

あんまり早く練習始めちゃうと飽きちゃうわよ

と私が返すと、

「練習は後でもいいから、曲を決めたいんだ」
ってＮちゃん。

何でもＮちゃん、
発表会に対する持論があるらしい。
よくよく聞いてみた。

発表会で弾くのは楽しくない。
でも、発表会の曲を決めるのと、
それを練習するのが楽しい。
それから、発表会で色んな人の演奏を聴くのが楽しい。

ナントまぁ、曲を練習するのが楽しい、
だなんて、Ｎちゃんらしい。
本番で弾くのは…というのもＮちゃんらしい。
色んな人の演奏を聴くのが楽しい、
これは、私がすごーく嬉しい。

Ｎちゃん、そろそろ、ボチボチ始めますよ♪

継続は力なり

最近読んだ記事。

「上手い人と上手くなる人」
上手い人。
何でもソツなくこなせて、
何をやらせても割りと人並み以上にできる人。
上手くなる人。
始めのうちはまぁまぁそこそこかそれ以下。
でも努力し続けることができるので、
ひたすら伸び続ける人。

なるほどなぁ、と思った。
ピアノも然り。

最初から割りと上手く弾ける人。
数年は上手い上手い！と言われるけれど、
いつもあまり変わらないのかも知れない。

反対に努力をし続ける人。
時間はかかっても、
気づけば上手い人より上手くなる。
伸び続けることのできる人。

周りから「上手いね！」と言われ満足してしまうことなく
努力し続ける大切さ。
上手くなりたいと思う気持ち。
どんな風に弾きたいか、なりたいか。
これ大事。

やっぱり
継続は力なり
だな。

知り合いの知り合い

最近とてもお世話になっているＮさん。
歌い手さんで、多方面で歌唱指導もされている。

そのＮさんの生徒さんのお話を聞いていた。
こんな風に頑張っている方、
こんなことを目標に歌う方、
色々…と。

そんな中で
「昔、○○大学の前のロー○ンでバイトをしながら
俳優になるべく頑張っていた人がいて…」
と。

え？
それ、どれくらい前の話ですか？

と慌てて聞き返した私。
何を隠そう私も、
大学卒業して音楽教室に勤めていた頃、
正にその○○大学前のロー○ンでアルバイトもしていたのだ。

話を聞いていくと、どうも時期が被る。
思いきって名前を聞くと、
知ってる～！！！
Ｙさん！！！！！

今もＮさんに歌唱指導を受けているとのこと。

凄い！
世の中狭い！

そのうち再会できるかしら？
と思っていたら、先日、
Ｎさんが突然Ｙさん連れて登場。
ビックリ～！

Ｙさんも私のことを覚えて下さっていて、
当時のオーナーさんの懐かしい名前など出てきて、
ホッコリ😃

一緒に勤務していた、というより
夜勤のＹさん、朝番の私、
程度の入れ替わり繋がりだったけれど、
世の縁というものを感じずにはいられなかった。

そして同じ音楽繋がりもあったなんて、
当時では分からなかったこと。

人との繋がり、
大事にしていたい、
と改めて思った時だった。