ぴあピアノ教室 in 目白

豊島区目白にある
小さなピアノ教室のページです。
日々の出来事を綴っています。

娘の練習

2009-07-30 23:22:23 | レッスン
6歳の娘がいます。

3歳のお誕生日を過ぎたころ
「お母さん、ピアノ教えて」
だなんて言われ、涙しました。

「そんなに寂しい思いをさせてたのか。
みんなと同じことをしてもらいたくなったのか」と。

母ではなく、誰かのところへ通うことも考えたけれど、
娘が頑として、「お母さんがいい」と言っていたので、
成り行き上、私が教えています。

娘の練習は、朝食前。
防音室なので、ガンガンとは聞こえてきませんが、
少々漏れるように設計されているので、
練習が聞こえてきます。

最近、ひどくアラい練習をしています。
超高速で弾いたり、チャラチャラっと弾いたり。
じっくり聴いていると、
だんだんムカっとしてしまうことも、しばしば。

でも、娘がピアノを始めるという時に
心に決めたんです。

「絶対に練習には口を出さない」って。

お子さんが練習をリビングで繰り広げていらっしゃるお家、
多いと思います。
頭が上がりません。
口を出したいのに、口を出さずにいてくださっている…。
相当、つらい状況ですね。

最近、「絶対に練習には口を出さない」が
決壊しそうで、コワイです。
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おやつ1個?

2009-07-29 22:50:49 | レッスン
帰宅して、すぐピアノの練習…では、
お腹がすいて練習に集中できない。
でも、そこの時間しかピアノを弾く時間を取れないというHちゃん。

「小さなお菓子1個だけ口に入れて、
頑張って練習しよっか」などと話してしばらく、
毎週よく弾きこんだ様子で、
レッスンに来てくれていました。

…が、ちょっとお疲れ?練習滞り気味。
毎日続けるって大変だものね。

「小さなお菓子1個」が
気が付くと、「お菓子たっぷり」になってしまうんだとか。

「1個にしよう。1個。
それ以上食べたら、お腹がいっぱいになって
夕食食べれなくなっちゃうし、
お菓子を何個も口に入れ始めると、
次から次へとキリがなくなっちゃうわ。
1個で頑張ってごらん!!」
と、励ました。

今週。
がんばれましたよ。
そう、Hちゃんはできる子なんだよ。
やれるんだ。

ずっとずっと応援しているよ!!
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さらに奥深く…

2009-07-28 22:31:45 | レッスン
私の教室に通い始めて1年になるOさん。

初めていらしたとき、
確かChopinの幻想即興曲を必死に弾いていました。
必死。文字通り。
音符を鳴らすのに必死な感じ。

今のイメージとはかけ離れている。。。

「ここでこんな音が出したい」
「ここはこんな風に弾きたい」
といった気持ちで、今はピアノを弾いているので、
音楽そのものが、とても説得力を持っている。
そして、その表現がまた彼女らしい。

きっと、もっと、どこまでも、
彼女の世界は広がって行くんだろうな。
そんなことを思いながら、新曲。

Monpouなんてどうでしょう?
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夏休みの宿題

2009-07-27 22:22:04 | レッスン
3人兄妹の末っ子Sちゃん。

小学6年生なので、夏休みの宿題もたっぷりだったんだそう。
しかし、Sちゃん。
すでにほぼ終了したんだとか。

まだ7月なのに!!

「お兄ちゃんもお姉ちゃんも、
夏休みの最後の最後に頑張るタイプの印象があるんだけど」
と言ったら、
「そうそう」
「Sちゃんは、真逆を行く人だったんだね」と言うと、
「だって、夏休みの最初の方は、だいたいいつも涼しいから
暑くなるとやる気がなくなるし。あと暇だったから」って。

「夏休みの入口は例年、いつも涼しいの?」と聞くと
「そうだよ」サラリと答えるSちゃん。

かく言う私も、ラストスパート型。

頭の下がる思いでした。
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暑いですから…

2009-07-27 06:17:52 | レッスン
絶対に遅刻して来たことのないMちゃん。
いつも約束の時間の2~3分前に「ピンポ~ン」って
来るんだけれど、今日は…あれ?

「ピンポ~ン」
ああ、来た来た。
時計を見ると3分すぎ。
大したことじゃないけれど、Mちゃんにしては珍しいな…。
そんなことを思いながら、ドアを開けると、
Mちゃん顔が真っ赤。
熱中症の顔は知らないけれど
お風呂で長湯をしすぎて、のぼせてしまったみたいな顔。
聞くと
「出がけに鼻血が出てしまって…」って。

暑いのに30分くらいかけて教室まで歩いて…、
しかも帽子もかぶらずに!!
「水分、持ち歩いてる?」と聞くと
「持ってません。大丈夫」って。

教室では、暑い日には極力お茶をお出しするようにしています。

が、これでは帰りが心配。
とりあえず、お部屋の温度を涼しめに設定しました。
「大丈夫、弾けます」と言うので、
お茶を飲んでいただいてから、
・気持悪くなったらすぐに言うこと
・目が回り始めたらすぐに言うこと、を
約束してレッスン開始。

幸い1時間のレッスンをしながら、
表情ももとに戻り、真っ赤だった顔も普通の顔色に。


暑いですから、
帽子や水分補給。
そして、歩いていらっしゃる場合には、
日陰を選んで歩くようにお願いします。

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坊っちゃん

2009-07-26 06:27:18 | 
坊っちゃん

言わずもがな、夏目漱石の作品。

今まで読んだことがなかったので、
「何か読みたい、何か」と、
娘が学校から持ち帰った「読書のすすめ」なる冊子を見て
何となく読む気になった。

読み始めて、一度、半分くらいで「やめよう」と思った。
けれど、結局結末を知りたくて、全部読んだ。
…そんな本。

もっと、気持ちのすっきりする
保守的なものなのかと、勝手に思っていたけれど、
勧善懲悪。
ただ、勧善懲悪にしても、坊っちゃん、
何となく面白いけれど、…考え方が…真っ直ぐ…と言うのか。
面白いけれど、賛同しにくい。

もちろん、勧善懲悪。
これは、大賛成。
でも、これでは、誰と会っても、自分、自分。
この作品の中の事件があるから、生きるけれど、
いい人ばかりの中に入ったら、
周囲の人々とどんな付き合い方をしたのか…。
事件はともかく、
そんなことを考えながら、読みとおした。
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今日はChopin

2009-07-24 21:49:41 | その他
一度弾いてみたいと思っていた曲。

ChopinのSonate第三番。

ふと思いついて楽譜を広げた。
「…なんだ?少々書き込みがあるな…」

第一楽章から、
「いい曲だなぁ~」と弾き進める。

順番に弾いていき、さて。
終楽章を前に、考えた。
「これは、以前友人が弾いていて、
すごーく難しそうで難解そうだったんだよな…」なんて。

2Pくらい弾いて、思った。
「そうだ!これは以前、レッスンを受けた曲だ!!」
(しかも全楽章)

ちょっと恥ずかしくなってしまった。
ミョーに初見がきくと思った。
当たり前だ。

でも、楽しかった。
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母として、ピアノを弾く者として…

2009-07-23 22:51:50 | その他
ようやく私の中で沈静化しつつある、
先日のCon Affetto。

冷静になって家を見回してみると
色々影響が出ていた。

当たり前だけれど、家事がおろそかになっていた。
あちこち汚れが貯まっている。
…普段から…?

私の練習中、
旦那が「行ってくる」と言わずに出かけるようになった。
練習中に、有無を言わさず中断させられるのは
かなり不愉快だった。…伝わった…?

あと、どうでもいい電話を旦那が回してこなくなった。
1回だけだけれど、練習中に
「学習教材の勧誘なんだけど…」と内線で。
これはかなり、ムカっと来た。
自分で判断しようね

…は、さておき。
一番蔑ろにされていたのは、娘。
最初のうちは、土日の学校のお休みの日に
中々練習できなかった。
でも本番が近くなるにつれ、
土日だから…なんて言っていられず、
本気で練習していた。

コンサートが終わり、
少々傷めつけてしまっていた手を休めたいと、
ピアノを弾く時間が減ったのだけれど、
私が娘と同じ部屋にいると、
娘は、一人遊びをかなり真剣にやっている。
とても楽しそうに。

練習中は、訳もなく部屋に入って来ては出て行き
入って来ては出て行き…を繰り返していた。
あるいは、旦那に「遊んで」とせがみ過ぎ
旦那と娘が喧嘩していることもしばしばだった。

いるだけで、いいのか…。

そして貯まっていたツケ。
「ギュウちょうだい」と頻繁に来る。
私がどこかに座ると、
私でゴロゴロしにやってくる。

そうだよね。
我慢してたんだよね。
えらかったね。
きっと、寂しいって言わずに頑張っていたんだよね。

娘を見ていると、
演奏なんて、仕事なんて…と思うこともある。
でも、やっぱり
私はピアノを離れてしまったら、私ではなくなる。
きっと、また演奏する。

だからこそ、
娘に恥ずかしくない演奏を。
誇れるレッスンをし続けたい。
そう強く思う。

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久々に…

2009-07-22 21:33:39 | 演奏
つい先日、Con Affettoが終わり、
娘が夏休みのせいで日長一日家に家にいるせいもあり、
ピアノを弾く時間がグンと減ってしまった。

今回のコンサート間近もそうだったのだけれど、
どうしても必死に練習をすると
手を傷める傾向にあるので、
常々弾き続けて、筋力を落とさないようにしたい。

とあと、コンサートの曲目にばかり偏りがちだった練習から
色々な曲を触れる時間も取れる。

基本的に私は日々Bachを弾いています。
何故か、気持ちが落ち着く。
心がスンと静寂な、整った感じになる。

久々に弾いたBachは、やっぱりいい。
平静を取り戻せる。

それからChopin。
舟歌やファンタジー、幻想ポロネーズ。
アツいなぁ…。

そうだ明日はScriabinにも手を伸ばしてみよう。

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お別れ

2009-07-21 22:18:27 | レッスン
今月は、さみしいお別れが2つあります。

一人は通い始めて、1年と4か月Aちゃん。
進学に合わせてお家もお引越し。

たった1年4か月だったけれど、
本当に毎日毎日、よく練習していて
読譜に関する力は、バッチリ!!
引っ越した先で、ピアノの先生を探すとおっしゃっていました。

もう一人は、通い始めて10か月のAちゃん。
ママのお仕事の都合で日本に来ていたけれど、
このほど帰国。
日本ならではの曲をいっぱいレパートリーとして抱え、
スロベニアに帰ってから、
スロベニアのお友達に聞かせてあげてほしい。
ようやく、ピアノを弾く楽しさが分かりかけていただけに
残念だけれど、でも帰ってからもピアノを続けるつもりだそう。

ずっとずっと、
音楽とともに、心豊かな人生を送って欲しいと思います。
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