白くなる⁈

その日Yちゃんは

伊達眼鏡を持ってやって来た。

「メガネが欲しかったから

100均で買ってもらった」

と言って。

かわいいメガネだね

かけてみて！

とリクエストすると

「これかけると

白く見えるんだよね〜」

と言うYちゃん。

え？

メガネを借りて

見せてもらうと

やっぱり（笑）

レンズをキレイに

拭いてごらん

と話して

拭いてもらう。

「ホントだ！

半分だけ色が違う！」

（片方のレンズだけ拭いたので）



Yちゃんらしい（笑）

そんなYちゃん。

ここのところ

練習が出来るようになってきた。

言わないとやらないけれど、

言えばきちんとやる。

約束は守る人。

たまにはサボってもいい。

弾き続けてもらえるといいな。

振替

Uちゃんが

いつもの時間にレッスンにやって来た。

同じタイミングで

レッスンを終えたJちゃんが帰る。

「いつもの子じゃないね？」

とUちゃん。

Uちゃんの前の時間、

いつもならHちゃんの時間。

Hちゃんは

振替で別の日に来て、

空いたHちゃんの時間には

別の子が振替で来てたのよ。

夏休みには

よーくあることだよ。

と説明すると、

え？

と驚きの表情のUちゃん。

それで、

やっと合点。

Uちゃんのお家は

都合でレッスンに来られない時、

「お休みします」

とメールが来る。

だから

「別日に振替ましょう！」

と私から返すと

本当に大層申し訳なさそうに

メールをくださる。

振替は

もちろんできる範囲で

とはなってしまうけれど、

レッスンとレッスンが

あまりに離れてしまうと

こちらも心配なので

できる限り振替レッスンを

させていただきたいと思っている。

だから、

振替の希望は申し訳なくないんだよ

できない時はできない

とこちらも言うし。

と話すと、

Uちゃん、安心した様子。

きちんと連絡いただければ

できる限り対応させていただきます。

できる限り振替させていただきたいです！

計画

Mちゃんが言う、

「夏休みの宿題、

16個中5個終わりました」と。

す、すごい！

まだ夏休み始まって

１週間も経っていない。

ぜ〜んぶ終わっちゃったら

残りの夏休み、どうするの？

と聞くと

「弱点克服と趣味の時間」

と即答。

聞いていくと、

普段は学校の勉強が忙しく、

好きなことをする時間が取れない。

Mちゃんの学校は

テスト期間になると

提出課題も山盛りになるため

テスト前なのに

弱点補強の勉強の時間が取れないのだと。

夏休み明けに定期テストを控えるMちゃん。

夏休み中に

弱点克服と趣味の時間を

存分に取るのだと。

なんと素晴らしい！！

私、子どもの頃、

たぶん、な〜んにも考えずに

夏休みを消化してたなぁ…(｡･ω･｡)

お恥ずかしい。

…で、ピアノは

どんな計画になってるの？

と聞くと

「え？」

と固まるMちゃん。

やはりオチはお決まりですね（笑）

充実した夏休みになりますように。

しみじみ嬉しい

Jちゃん。

この1〜2年で

譜読みの壁を突破しつつあるなぁ

と思っていた。

このほどブルグミュラーに入り、

どうかしら？

と見守っていた。

ブルグミュラー。

技術は横に置くと

意外に譜読みは

ソナチネ以上に力が必要。

そこまでの勉強がモノになっていれば、

ブルグミュラーに入っても困らない。

表現の勉強に集中できる。

ブルグミュラーの譜読みに

苦労するということは、

読譜のための補充が

必要ということ。

誰がブルグミュラーに入っても、

そんな心配をしながら見守ってしまうのだけれど…。

さてJちゃんがピアノを弾く姿に

本当にしみじみと

嬉しさが込み上げてくる。

新曲の1回目のレッスンから、

そう沢山弾き込んだわけではなさそうだけれど、

サラサラと弾き進む。

これまでの色んな場面、

譜読みで苦労しいた姿が思い出され

ジーンと来る。

成長…(T_T)

まだ不安定さもある。

リズムやテンポも

危ないこともある。

表現の勉強は

底なしだけれど。

やっぱり嬉しい。

はぁ…。

いい意味で

ため息が…。。。

夏休みだからね

約束の時間ピッタリに

Nちゃんが来る。

着いて早々、

第一声は

 

「今日、何曜日？

今日で合ってますか？」

 

って（笑）

ウケた。

 

普通さ、

曜日の感覚失っていたら、

出発前に確認するとか、

ピンポン鳴らす前に

考えるとか、しない？

 

と聞くと

 

「何か勢いで押しちゃった」

 

って（笑）

 

夏休みだからね。

曜日感覚、

無くなるね。

 

勢いでピンポンしちゃうNちゃん。

あんまりにも

Nちゃんらしい！

飽きないように

学校の合唱伴奏の

準備が始まった。

各校、夏休み中に

伴奏者の譜読み、練習を

終えてほしい様子。

 

Nちゃん。

去年、夏中弾いて、

夏休み中に弾きすぎて、

飽きてしまった。

「今年は7月は弾かないようにして

8月になってから頑張る！」

と言っていたのが、

「楽しそうで弾き始めたら

止まらなくなっちゃった」って。

 

かっぱえびせんかい！

 

合唱の伴奏とか、

アンサンブル、

Nちゃんは大好きなのだ。

楽しくて楽しくて

楽しいらしい。

 

すごーくいい！！

 

飽きないように、

いつも新鮮な空気で

弾き続けたいものです。

そうじゃない！

Rちゃんのレッスンの終わり際

 

じゃ、今日はここまでね

 

と言いながら

私がRちゃんに

楽譜を手渡そうとすると、

Rちゃん、

 

楽譜を受け取ろうと手を出しながら、

「はい」

と言う。

 

いやいや、

そうじゃなくて…

今日はこれで終わりね

 

と私が言い、

再び楽譜を手渡そうすると、

Rちゃん、今度は

ピンク色の可愛らしい口調に変えて

 

「は〜い(´∀｀)」

 

と、ハートも飛ばしてお返事（笑）

面白すぎます！

でも！

 

いやいや、

いやいやいやいや、

違うでしょ。

 

Rちゃんの頭に

ハテナマークが見えたので、

学校の日直さんばりに言ってみた、

 

今日のレッスンは、これで、終わります！

 

…と。

ようやく理解したようで

Rちゃん、

学校のみんな一緒のご挨拶と同じく、

 

「ありがとうございました」

 

って（笑）

 

決して

お礼を強要しているつもりは

ないけれど、

挨拶大事(^^)

 

このやり取りを

次のレッスンのYちゃんが見ていて

大ウケしてくれていた。

名付け親

教室にやって来たSちゃん。

Sちゃんを一目見てビックリ。

 

おデコに大きな絆創膏。

よく見ると

肘にも膝にも絆創膏。

 

どうしたの？

 

と聞くと、

 

「滑って転んだ」

のだと。

傘を持ったいたため、

手が出せなかったのだと。

 

あららだね。

 

…の前日、

Sちゃんの妹Rちゃんも

「転んだ」と言って

大きな絆創膏を付けて

レッスンに来ていた。

 

姉妹二人して何とも…

痛々しい。

 

Sちゃんをお迎えにいらした

お母さまに

 

二人とも…！！

 

と言ったら

 

「そうなんです。

転倒姉妹で…」

 

と。

 

転倒姉妹

 

ウケる。

ママのネーミングセンス、

ドンピシャ、ストライク。

 

兎にも角にも

お大事に。

あ…！

Cちゃんが

笑顔いっぱいでやって来た。

 

「宿題がすぐ見つけられるように

コレ貼り付けたの」

 

と付箋を貼った

楽譜たちを見せてくれた。

 

Cちゃん。

宿題を継続していくことに

未だ納得してもらえていない。

レッスンの時に

その場で9割方弾けてしまうと、

弾かなくてもいい

と思えてしまうようで、

練習してもらえない。

8割くらい弾ける曲だと、

次のレッスンの時に

教室で練習しよう、

と思うのか？

練習してもらえない。

でも、

ちょっとだけ弾きにくい所のある

でも１週間コツコツ練習すれば

弾けるようになる

7割くらいの曲が宿題だと

「難しい〜」と言って

練習してもらえない。

 

中々、なかなかなCちゃんなのだ。

 

積み重ねるって

スゴイんだよ

 

とか

 

今はちょっと難しいと思っても、

１週間コツコツ練習すると

きっと来週には

弾けるようになっていると思うよ

 

とか

やんわり

くどくど

話している（笑）

 

そのCちゃんが

練習のために！

と宿題に付箋を貼ったという。

 

ちょぴっと嬉しいような

そうでもないような…。

なぜなら。。。

 

Cちゃんに聞いてみた、

「宿題に目印付けて満足しちゃって

練習しなかったとか

言ったりする？」

 

とCちゃん。

とにかくニコニコ笑う。

「どうなのさ？」

もう一度聞いても

ニコニコ笑う。

 

…アタリか…＿|￣|○

残念無念。

 

ピアノのために

…と動き出してくれた、

と考え、

今日は良しとしよう（笑）

でも私も諦めないもんね ψ(｀∇´)ψ

褒め上手

私のところでレッスンを始めて

やっと１年ちょっとくらいのSさん。

 

先日のレッスンの帰り際、

「ここに通うようになって、

音が綺麗になった、

と言われるようになりました」

って。

 

Sさんは合唱の指導と

合唱の伴奏などをされている方。

人前でピアノを弾くこともよくあるのだ。

そこで言われたという。

合唱団員としてずっと

Sさんのピアノを聴いていた方からの

そんな言葉は嬉しいに違いなく、

私も同じくとっても嬉しい。

 

「以前は

とにかく弾けるように！

のレッスンだったのが、

ここに来て

構成や表現を課題に出されるようになって

曲そのものがより好きになりました。

だから、合格した曲も

まだいつまでも弾き続けています。

その曲をいいなぁ

と思う気持ちが続くんです。」

とSさん。

 

あらら。私、

褒められている？

 

褒め上手に褒められ、

素直な私は、

そのまま受け止めます（笑）

そして、

またまた頑張ろう！

と思います(´∀｀=)