ぴあピアノ教室 in 目白

豊島区目白にある
小さなピアノ教室のページです。
日々の出来事を綴っています。

さてさて

2013-03-22 13:59:18 | その他
いいお天気に恵まれて、
お買い物ついでにちょっと回り道をして
発表会の会場の桜をチェック。



ムムム…、ほぼ満開。

明後日まで大丈夫かしら?

当日のお天気は、残念ながら雨予報。
気温もグッと低く、寒い日に当たりそう。

みんなの演奏で暖かい気持ちになれるといいな♪

桜は…、さてさてどうなりますやら…
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驚いた

2013-03-12 10:11:10 | その他
先日、知人の開く発表会を見て来た。
ピアノだけでなく、ヴァイオリンやら歌やらも一緒の発表会。

ずっと聴いている時間はなかったので(我が教室も発表会目前ですから~~)
ほんの少しの時間だけ見学。
ちょこっとでも雰囲気を味わいたくて。
ちょこっとでも楽しませてもらおうと思って。

でも!
驚いた!!

会場に着くと、
既にヴァイオリンの音が聞こえる。
ロビーに行って納得。
ロビーは音出し場を越え、もはや練習場。
チューニングさえままならないヴァイオリンの音が鳴りまくっている。

発表会は始まっているのに!!

ヴァイオリンの音でいっぱいのロビーを抜けて客席へ行く。
リハーサル中ではない。
本番の本番。
プログラムをアナウンスされ演奏者が出て来る。
演奏者が演奏を始めている…のにも関わらず、
客席を歩きまわる人々。
話をする人々。
それも子どもが、ではなく、大人までも。

舞台袖に子どもを送り届け、興奮した様子の母親だろう、
「家の子、こ~んなことしてて、緊張してるみたい。大丈夫かしら~」
と、演奏中にも関わらず喋る。
演奏を終えて客席に戻って来た子のおばあちゃまかしら?
「すごくよかったよ、がんばったわねぇ」
って、演奏中ですけど。
それも声をひそめるでもなく、堂々と歩きながら話すのだ。
かたや演奏が終わった子だろう、
消音はしてあってもゲームしてるし…(カチカチとキーを叩く音が鳴ってますけど…)

発表会を聞きに来たのに、
全く演奏が聞けない。

ロビーで練習をしているヴァイオリン弾きたち。
きっと自分が演奏することしか考えていないのだろう。
先生も、…それで良しとしている…のだろうか。

何だかとても残念な気持ちで早々に会場を後にした。

発表会って、もちろん人前で演奏することにあるのだろうけれど、
他の人の演奏を聞くことも目的であると私は思っている。
それに、演奏会ではなく発表会だとしても、
こういった場で過ごすマナーを勉強できる機会だとも思う。
大人がマナーをお手本としてみせられる機会だと思う。
それを大人が率先してマナー違反。
小さな子たちが出演する発表会だとしても、
やはりマナーはあると思う。

とにかく驚いた。

ステージで演奏すると分かるのだけれど、
客席に聞いていない人がいると分かってしまうのだ。
「あ~、飽きてる人いるな」とか。
演奏だけでなく、人前で話をするときと一緒。
聞いてくれていない人たちの前で話しをする、そのやりづらさと同じ。

そんなやりづらさを作らないためにも、
発表会と言えども聞く姿勢は大事にしてほしい。
自分の演奏中の「時」を大切にしてほしいと思うのなら、
人の演奏中の「時」も、同じように大切にしてほしい。
お互いに気持ち良く演奏できるように、お互いに思いあってほしい。

演奏中に演奏に関係する動きなら大歓迎。
たとえばエアーピアノ。
誰かの演奏しているのを見て、身体の使い方とか真似したくなってしまって、
ついつい動きだしてしまう身体。
それは演奏を聴いているからこそのもの。
関係のない歩きまわるのとは違う。

いつだったか友人から聞いた話。
有料の有名なピアニストのコンサートで、
客席でずっと携帯ゲームをしている大人がいたとか。
客席は暗く、携帯ゲームの光はかなり目立つ。
周りの人も気になるけれど、もっと気になるのは演奏者。
そんな聞く気のない人が客席にいたら、本当に演奏はしづらいのだ。
BGMが欲しいなら、家でCDを聞きながらゲームをすればいいのに。


中学の恩師の言葉。
「己の欲せざること、人に施すことなかれ」
中学時代は、あまり心に響いていなかったけれど、
今でもこのフレーズはよく思い出す。
私の言いたいことは、まさにこれ。

これって、理想論かしら?
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柳家 花緑さん

2013-03-05 11:52:20 | その他
先日、柳家 花緑さんが娘の小学校にいらっしゃるというので、
「参観できますよ」のプリントに、
参観ではなく、完全に観賞目的で行って来た。

花緑さんは、いわずもがな落語家。
娘世代で言えば「日本語であそぼ」で親しんだ最も近しい落語家。
その落語家さんが、なんと娘の小学校の卒業生。
それで毎年4年生に落語を聞かせに来てくださっているらしい。

朝ドラ「ちりとてちん」は見ていたものの、
落語には、まるで興味のなかった娘。
その日も「2時間も落語だよ~」と言って登校していた。

教室に花緑さんが入って来るや否や空気が変わる。
彼が入ってきただけで、彼の周囲の空気がスン!と何だか澄んだ空気になる。
凛!ではなく、スン!(分からない…?)
とにかく、空気感が変わるのだ。

最初の1時間は花緑さんのお話。
落語家になろうとした時のこと、
日本にどれくらい落語家がいるだろう…などなど。
落語に関する雑学。

話すことのプロ!
子どもたちがザワつくや否や、
花緑さんが言葉を発するそのタイミング、強さ。
すぐに子どもたちが花緑さんの話に食いついて行く。
緩急はあるけれど、
終始聞きとりやすい話し声。
プロだなぁ~と感心。

2時間目に落語。
「つる」と「初天神」を聞く。
いやぁ~~、面白かった。
4年生みんな大笑い。
楽しくて楽しくて楽しかった。
話のテンポもさることながら、何人もの人を演じるその演技力。
まだ42歳と言うけれど、なんと素晴らしかったこと!

4年生。
かなり難しいお年頃。
最初、斜に構えて話を聞いていた男の子が数人いたんだけれど、
落語が始まりどんどん引き込まれていくのか、
座る姿勢が変わっていく。
横を向いていたのに、お話が終わるころには完全に前を向いていた(笑
花緑さんの話力の現れ。
すごいです、花緑さん。

質問タイムもあって、子どもたちが思いつくまま質問をぶつける。
それらに丁寧に答える花緑さん。
「お話はどれくらい覚えていますか?
「一個覚えるのにどれくらいかかりますか?」
「簡単なお話と難しいお話ってありますか?」
「扇子とタオルを使う中で、一番難しい動作はありますか?」
などなど、挙げ始めたらキリがない。
私も聞いてみたいと思うようなことを後から後から子どもたちが聞く。

中でも
「緊張しますか?」
は、私も身を乗り出して聞いた。
答えは、「しません!」。
昔は緊張して緊張して、自分がどんな風に喋ったかまるで覚えていない、
次を忘れそうになって頭が真っ白になって…ということもあったという。
でも、考え方を切り替えたんだそう。
「失敗しても大丈夫!きちんとそれを笑いにしていける」って。
それからは、何千人、何万人の前で話すのだとしても緊張しなくなったのだと。
そして、
「緊張感は大切です。ステージに上がる責任がありますから。
失敗しても大丈夫だからって、失敗していいのとは話が違います。
でも、緊張感はあっても緊張する必要はないのだと思っています。」
って。

我がことのように、肝に銘じた。。。


帰宅した娘も、心底面白かったようで、
「楽しかった~~~。つる~~~~!だって(笑」
娘のアホな笑い声は2時間中、ずっと聞いていた気がする。
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