いろいろな花材の使い方

お稽古で使う花材は
なんとなく、これはこう使うべきなのかな？
という知識が先行した作品作りになりがちですが
小学生のお稽古はいつも目からウロコな仕上がり。

ウラボシとバラとチューリップの自由花花材に
生花で使ったはらんと
店内でみつけたリンゴをプラス。

しかもリンゴはカットして飾ってみる！
という大胆な使い方。

いけばならしく
いろいろな花材を少ない本数でまとめ
中心のチューリップを引き立てました。


はらんの腰を入れる矯めもしっかりと。
オトナの手のサイズなら簡単にしごけるところも
小さな手で一生懸命矯めて形作りました。

ファーストクラス

春に庭で花を咲かすチューリップも
切り花では冬が旬。

今日の大田市場では
あちこちの仲卸さんで
普通にたくさん並んでいました。

白とピンク複色の
チューリップ『ファーストクラス』

一歩季節が進んだように飾る
10月のチューリップ。

はらん

花をお教えする立場である者として
私も、私の先生も、そのまた先生も
常にお稽古を重ねていく、花の世界。

そんな中
たまには初心にかえり基本の形をお稽古を、
ということで
今日は基本中の基本、はらん一種生け。

自然の草木の出生を考えて
様式化した姿を花器の中に。

葉の陰陽を見て陰陽の和合を。
1本の幹のようにまとめて水際細くすぐやかに。

体の奥にあるちぎり葉は
指でギザギザにして風情を表現しています。

プルモサス

ティアドロップ型のリューカデンドロン
『プルモサス』

開花が進むと
ふわふわの綿のような姿に。

ドライフラワーにも適しているので
スワッグにして
変化していく様子を楽しむのも素敵。

ハロウィンレッスン

大きくて重いカボチャを上手に留める
ハロウィンレッスン🎃

ワイヤーや茎を使い
つっかえ棒をすることで
ワイヤーの通らない硬いカボチャでも留められます。


一生懸命頑張って細工をしても
細工部分を見せないようにして仕上がりはスマートに。


アレンジの中にあしらったカボチャも
花器の外にそっと置くカボチャも
デザインの一部となるよう
垂れる系の花材などで調整しています。



クモの巣をイメージした羊毛も
可愛いPOPなピンク色のせいか
楽しいカボチャの表情のせいか
ふわふわキュートなクモの巣のデザインになりました。

ハロウィン以外にも
大きなワインボトルや小さなネイルなど
フラワーアレンジの中に何かを入れてギフトにする！
なんてことに応用出来る
カボチャの留め方レッスン。

フラワーアレンジの可能性が広がります！


そして今日は即位の礼ということで、
レッスンに向かう途中のデパートでは
令和のどら焼きを配っていたとか！

令和を意識した
おめでたいレッスンになりました。