ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

HoME8 3-IV:Many Roads Lead Eastward (1)-(4)

2006-09-29 22:08:38 | Tolkien・HoME
次の下書きでは,角笛城から出てきた時,アラゴルンは死者の道について情報を得ようとします。(正式版ではしてないそうですが)

<下書き>
アラゴルンは,セオデンに,自分の目的を変えなくてはなりません,と言い,セオデンに死者の道について尋ねます。するとセオデンは非常に驚き「何故そのような事を尋ねるのだ!?」エオメルも驚いてアラゴルンの方を見ます。メリーは,他の騎士達も顔色を変えたように見えました。
セオデン「入口は馬鍬砦にある。古くからの言い伝え通りならな。」するとアラゴルン「馬鍬砦! あなたはそこへおいでなのですね。そこまでどれ位かかりますか?」(エオメルがその質問に答えます→今までとほぼ同じ)そしてアラゴルンは,自分の部下を連れて行きます,と言います。セオデンは「好きなようになさるがよい。あなたの敵は私の敵でもある。しかし,それぞれの知恵に従って戦おう。私は急がねばならぬ。さらば!」エオメル「さらば,アラゴルン! 一緒に行けないのは残念だが。」アラゴルンは「また戦いでお会いするかもしれぬ。」
するとエオメルは,「死者の道を求めるなら,生きて会えるとは思えないが,他者が行かないような道を行くのは貴方の運命かもしれぬ。」
メリー「さよなら,アラゴルン! 生き残りの仲間と別れたくはありませんが,私は既に王に仕える身です。」
ギムリ「さよなら,若いの。ごめんね,レゴラスと私はアラゴルンと共に行くと誓ったのだ。我々が必要だそうだ。またいつか会えると希望を持とう。君の方が良い道だ。レゴラスがこの妙なレンジャー達と争って乗馬している間私は後ろにぶら下がってなくてはならんからな。」
レゴラス「また会う日まで! しかし,どの道を行っても,辛いだろうね。さよなら!」 </下書き>

この頃仕事が忙しくて,あまり余計な事を書いてなかったのですが,2~3話前の話しです。アラゴルンは,南から敵艦が迫っていてそれがゴンドールに新たな脅威をもたらす,という知らせを受けたから,それを止める為に死者の道を通って敵の背後から攻撃する事を決心したのですね。私は何と今頃それを知りました。(爆) いや死者の道を通ったかって,原作にしろ映画にしろ,死者の国があまりに印象深かったんで(笑),なんの為にわざわざそんな所を通ったのか,考える暇がありませんでした。

この先は,アラゴルンがレゴラスとギムリにミッションを打ち明けるシーンの下書きが延々と続きます。実はあのマルベスの予言が,あの最終形に到達するまで,何度も形を変えているんですね。その話は来週にしようと思います。

実は私は,正式版のあの予言詩は,あるシーンの伏線を含んでいるんじゃないか?と思っているんですよ。でもそんな学説!聞いた事もないので,実は2年以上も暖めているんですよ。(笑)その話も近いうちに書いてみようかなと思います。

Shadowlands 感想(2)

2006-09-29 01:09:54 | ナルニア・C.S.Lewis
2章は大学時代のお話です。この章もまたまた盛りだくさんです。Kirkpatrick先生の薦めもあり,ジャックはオックスフォード大学へ進学。数学がニガテだったようですが,とりあえず合格。ところがここで第1次大戦。日本で「戦争」と言うと第2次大戦を指しますが,イギリスでは「The Great War」と言えば,第1次大戦です。ともあれ,彼は大学に通いながら戦争に参加する準備をします。(ウォーニーは既に前線で戦っていました) で,ここで彼はPaddy Mooreという友達を得ます。彼は,オックスフォードでお母さんと妹と一緒に暮らしていました。ジャックは何故か当時40代だったそのお母さんととても仲良しになります。

ジャックのお父さんとの関係は,お母さんが亡くなって以来,ちょっとぎくしゃくしていたのだそうです。手紙を送っていたようなので,特に仲が悪かったのではないようですが,何と言いますが,お父さんは,頭が悪いわけではないとの事ですが,何かとても物事を理解しにくい人,だったようです。という事なので,Paddyのお母さんとの不思議な付き合いについては一切言わなかったそうです。出征の日,ジャックはお父さんにやや遠回しな表現でその事を知らせますが,結局お父さんは状況を理解してくれず,見送りには来なかったそうです。

戦争にはPaddyと一緒に行き,ジャックは幸か不幸か体調を崩して病院行き,そしてPaddyは帰ってきませんでした。その為,ジャックは彼のお母さんとその後長く付き合う事になります。

戦争後,ジャックは手始めに書いた小説で小さな成功を収めたそうです。大学ではよい成績を修め,そして教職ゲットサバイバルに生き残り,いよいよ教鞭を取る事に。

この頃,ジャックは教会に通う環境で育ったにも関わらず,無神論者だったのだそうです。しかし,ある時突然,キリスト教の教えに目覚め,熱心な,というか,熱狂的な信者に変わります。何でも,元々「自己犠牲話」が大好きだった彼は,キリストの話だけはホンモノだ~!と思い込み,一気にのめり込んで行ったとか。

当時の彼の友達は,何故かキリスト教と深く関わる人達ばかり。そしてその中には,もちろん,リーズ大学から,アングロ=サクソン言語の教授として選ばれ,オックスフォードに戻ってきたあのおっさん(笑)も混じっておりましたよ。ジャックは,おっさんと,神話からキリスト教に至る歴史について心置きなく語り尽くしたそうです。

ウォーニーは当時を振り返り,この頃のジャックの変化は,小さな時の,宗教を強制された事によって陥った病気からの,ゆっくりした快方,と,言っているそうです。。

。。。う~ん,だから,難しいって言ったでしょ(笑)


Alice's Adventures in Wonderland (10)

2006-09-29 00:17:02 | BookClub
Chapter 10:The Lobster-Quadrille
この本は「平易な英語で書かれている」ってよく言われるんですが,実は私にとっては,ハリポタも指輪もこの本も,そんなにレベルが変わって見えないんですけどねぇ。(いや,人によって感じ方はいろいろですから(笑))でも,1つはっきり言えるのは,細かい所にこだわる人には,絶対,この本は易しくありませんよ。(笑) ダジャレだらけなんだもん。‥で,日本人(英語学習者)は,細かい所にこだわる人多いしな~。

lobsterにはロブスターの他に,真っ赤に日焼けした人の意味があるそうです。最初Mock Turtleは,「海の底に住んだ事はないだろうねぇ」,に続けて,「ロブスターに紹介された事もないかな」と言っているので,この章でのlobsterの意味は,多分,おいしい(笑)方ではないかと思いますが,でも,ダンスの説明の所で,「海に放り投げて一緒に泳ぐ」って言っているから,わからんなあ。。(笑)

Quadrilleって,翻訳版をすっかり忘れていましたが,スクエアダンスね。

どうもMock Turtleの,この挿絵の牛頭にチョキ足では,海の底に住めるような気がしません。(笑) 一応ひれはあるんですけどね。(爆) そうそう,Mock Turtleという料理は,veal(子牛)で作ると書いてありました。という事は,Mock Turtleの頭は子牛なのでしょうか。(余談ですが,子牛って傍で見ると,すんごくかわいいんですよ!)

で,今度はMock Turtleが(ダンスの)歌を歌ってくれるのですが,どうもAliceには長いようです。(笑) 

Aliceはwhiting(タラ)を見た事があるかと訊かれて,口の中に尻尾があって,いつもパン粉に包まっていると答えております。(笑) Mock Turtleによると,彼らは何故「whiting」と呼ばれているかというと,ブーツ磨きと靴磨きをするから,なのだそう。(ええ? これは初耳(笑)) で,海の底のブーツと靴とは何かと言うと,(うっ,ダジャレの応酬に疲れてきた(汗)),sole(靴底という意味もありますが実はカレイ,ヒラメの類の意味も)やeel(うなぎ)なのだそうです。

ここで何故か,Aliceはこの日の冒険の話をするハメに。Mock TurtleとGryphonは結構ちゃんと聞いてくれます。でも,芋虫の所でお父さんと息子の話の詩が全然違ってしまった話をすると,彼らはびっくりして,別の詩を暗唱させます。

それが何故か,ロブスターがおいしそうに(笑)身支度をする話になっちゃうんですね。(いいな,Aliceのこの才能(爆))

最後にMock Turtleがスープの歌を歌ってくれるんですが,裁判が始まるっていうので,置いていっちゃうんですよ~(汗)


Run!Run!Run!