ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

HoME8 3-III:Minas Tirith (6)

2006-09-22 23:57:34 | Tolkien・HoME
<下書き>
Gwinhir「あいあい,うさぎの皮を被ったイタチだね,旦那。でも靴忘れてるよ。大きくなって履けなくなったんじゃない?」ところがその瞬間,男が少年を捕まえ,お前,何待ち伏せして弱いものイジメしてるんだ,と,怒り,小さなオークみたいな奴ですみませんとピピンに言います。ピピンは,「いえいえ,Thalionさん(一体どうやって名前を知ったんだ!?),本物のオークはもっとヒドイです,もしよかったら,彼を私のガイドに貸して頂けません?」とお願い。Thalionさんは快くGwinhirを貸してくれます。「でも夕方までに帰らせて下さいね。」

彼らは東の門の方へ行きます。そこでは人々が走り回り,角笛やトランペットの音が聞こえます。ピピンはてっきり戦争が始まるのかと思ってしまいますが,Gwinhirは「彼らがやってくる,見に行こう。」
</下書き>

最後になって,ようやく正式版と明らかに違う感じになりましたね。

クリストファーさんによると,お父さんが何故この話を捨ててしまったかは,その日フロドとサムはイシリアンにいて,天候が悪くなったので,ピピンはその不吉な夕暮れを見るようにしたかったのか,もしくは,前日べレン(ベレゴンド)達と一緒に過ごし,この日はGwinhir(後のベアギルでしょうね)と過ごしていますが,それを1日にまとめたかったのかな,と,推測しています。

その後べレンはBarathilという名前になり,Barithilになります。彼の息子の名はすぐベアギルだそう。

さて,こうしてこの章は清書に近づきますが,白の塔の大広間について,「‥遠くにアーチ型天井が鈍い金色に光っていました。床は磨かれた石で,白く光り,いろいろな色の網目模様が付いていました。」と下書きにあるそうですが,清書で下線部が抜けたとか?(あっ,ホントだ!) クリストファーさんは,これが意図的に削除されたとは思えず,清書の過程で「うっかり1行抜かしたんだろう」と考えているそうです。(息子だから言える言葉ですね(笑))で,一般に天井が網目模様になってしまっているそうですが‥(映画はひょっとして,しっかり床に模様ついてない?)

The Children of Hurin資料発掘

2006-09-22 01:41:30 | Tolkien・Silmaril/UT
今日(正確には昨日)HoME読書しませんでしたので,またこの話題で。
さっそくUTを発掘してきましたが,さらにHoMEをあさり,3巻The Lays of Beleriandに,「The Lay of the Chirdlen of Hurin」を見つけました。シルマリルも発掘したかったんですけど,今日はジョギングし過ぎで膝を痛めているのでやめときます。(えっ,何故膝を痛めていると本を捜せないかって,膝を床に付けないからですっ)

UTはかなり格調高い文章で,これの完全版か~~っと思うとちょっと目眩がします。(笑) でもいきなり『これはシルマリルにあるから省略ね』とかあるので(笑),こういう所がちゃんとつながるのでしょうか。どこかに「The Children of Hurin」は全21章の話と載っていました。21章と言うと,FOTR位の長さでしょうかね? ハリポタ6巻が30章ですから,その2/3という事か。(ハリポタって長いのね(汗))

一方,HoMEの方は,大元のThe Lays of Beleriandという事で,詩のような形式ですが,韻を踏んでいるようないないような感じです。古英語の訳本形式(ベオウルフとか)みたいな感じです。(あ"っ,そう言えばベオウルフ読まなきゃ!(汗))UTより読み易いですが,理解し易いかどうかはわかりません。読んでみたいけど,そもそもHoMEのLOTR分がCOH(もう略語作ってる(笑))発売までに終わるか微妙で,実は来年の春にはThe History of the Hobbitも出るんですよね。これもまたとても楽しみな本なんですよ。(来年はトールキン祭りだな(笑))という事で,COHのHoME版は,正式版読み終わってからになりそう。

Alice's Adventures in Wonderland (9)

2006-09-22 00:26:51 | BookClub
Chapter 9: The Mock Turtle's Story
前の章の最後のチェシャ猫でAlice思わず「それは(首切りに備えて拘留されてる)公爵夫人がご存知よ!」と言ってしまったので,公爵夫人が連れてこられたわけですが,肝心のチェシャ猫が消えてしまったので,‥皆公爵夫人の事を忘れてしまった?
何はともあれ,公爵夫人はお魚と蛙の家にいた時に比べて全然穏やかで優しい人ですね。でも,何事にもいちいち「教訓」を語る人だったんだ。中でもおかしかったのは,フラミンゴは噛む→bite,マスタードは辛い→刺激的→bite,どちらもbiteという事で,「類は友を呼ぶ。(Birds of a feather flock together.)」ええ~,マスタードは鳥じゃないじゃん,鉱物だっけ? と超~大ボケAlice。この辺り,適切な日本語に訳せるプロの翻訳家の方はスゴイです。

ちなみにこの諺,ハリポタで覚えたんだけど(確かフレジョのセリフでやはり何かを引っ掛けたダジャレになっていたと思う),どこで覚えたんだか。。。

次にAliceが出会ったのは,GryphonとMock Turtle。Mock Turtleは,私の読んだ本では,にせ海亀と訳されていましたが,辞書には「タートルネック」と書いてあります。挿絵のMock Turtleは,顔と後ろ足が牛(チョキなのがおかし‥(爆)),首元はタートルネックっぽいです。何故そんなに悲しそうなの?という質問なのに,学校の話で,Turtle(海亀)の先生はTortoise(陸亀)になるとか(何故なら,taught usだから(さぶ~!)),科目はReeling(reelは釣りの意味だけど,酔っ払うという意味も!),Writhing(もがき),Arithmetic(何故かこれだけまともに,算術),Ambition(野望),Distraction(精神錯乱),Uglification(醜化),Derision(あざけり)。Drawling(間延び)の先生はアナゴ。

多分何かダジャレがあるのだと思いますが,難しくてわからないですねぇ(汗) Aliceはここでも,するなと言われているのに,やたら質問好きです。幸い,彼らは怒りませんでしたので,次の章も続きます。


Run!Run!Run!