ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

HoME8 3-III:Minas Tirith (4)

2006-09-19 23:58:52 | Tolkien・HoME
ど~もShadowlandsを観て以来,トールキンさんてああいう人だったのね,という「情報」が付いて,まあ大方想像はついていたのでショックという事ではありませんが(笑),‥ますます「面白く」なって参りました。まあ,トールキンにせよC.S.ルイスにせよ,「お父さんはこういう人だった」と後世に伝えてくれる「良い息子さん」に恵まれたという事で,ファンとしても,一生かけても読みきれない?(笑)位の資料があって,楽しいです。

(デネソールの居室の)大広間は最初から正式版通りに描かれているそうです。柱とか,ピピンが王たちの柱を思い出したという辺りとか,自分の膝を見つめて座っている年老いたデネソールの様子とか。デネソールのお父さんエクセリオンの名前もこの辺から登場。

そして,ピピンが,あの角笛はボロミアのだ!と言うと,
<下書き>
「然り。」とデネソール。「私もこれを持っていた。我が家では王が消える以前から長男がこれを持っている。マルディルの父Faragonがルーンの野のアラウの野牛から獲った物だ。しかし我々は,12日前に北の方からかすかにこの音を聞いた。そして今はもう吹かれる事はない。」ピピン「そうです。私は,彼がこれを吹いた時,傍にいました。それは森を揺るがしましたが,助けは来ませんでした。来たのはオークだけです。」
</下書き>

ピピンがボロミアの死について語り,デネソールに忠誠を誓う所は,ほぼ正式版通りに出来上がっていたそうですが,誓いの言葉をリードしたのはデネソールでなくガンダルフで,ピピンはゆっくりガンダルフの後について誓いを述べたのだそう。

また,この時は,ピピンがガンダルフの年齢について改めて推測する所が「彼はいつどこからこの世界に来て,いつ死ぬのだろう?」+α程度ですが,入っているとの事。この時の,彼らとデネソールの会見は正式版に比べて「突然」終っているのだそうです(立ち去るガンダルフにピピンが走って付いていった‥),が,映画ほどでは。。。(笑)

彼らが宿泊所に来ると,Turgonの息子べレンという人物(Baranorの息子ベレゴンド登場ですね)が灰色と白の服を着て現れ,飛蔭,食料貯蔵室を訪ねる様子が描かれているそうです。で,削除されたそうですがこんな会話が。。

<下書き>
「当面は見知らぬアクセントが美しい言葉を台無しにする事はないと思うが。ホビットは上品な話し方をするね。」
「デネソールもそう言ったんだ。」
「ホント? それは気に入って頂けたという事だ。そうしてもらえるお客人はとても少ないんだよ。」
</下書き>

この後ピピンは,自分はまだ20才の子供だと言ってます。20才は後でもうちょっと上に修正されますね。そして城壁の上で,‥おっと,ピピンがペレンノールにいろいろな方面から集まってくる人達を見るというシーンはまだ抜けているそうですが(あぶないあぶない,逆の意味に読む所だった;),かなり粗いですが,だいたい正式版に出てくる説明はできているのだそうです。(べレンはオスギリアスでの戦いや,デネソールの予知力,ファラミアについてなど,ほぼ正式版に近い話をするのだそうな)

しかし,次からいよいよ(笑)正式版と違う話が出てくるそうです。ここで時間となりましたので,また明日。

Run!Run!Run!