ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Shadowlands 感想(2)

2006-09-29 01:09:54 | ナルニア・C.S.Lewis
2章は大学時代のお話です。この章もまたまた盛りだくさんです。Kirkpatrick先生の薦めもあり,ジャックはオックスフォード大学へ進学。数学がニガテだったようですが,とりあえず合格。ところがここで第1次大戦。日本で「戦争」と言うと第2次大戦を指しますが,イギリスでは「The Great War」と言えば,第1次大戦です。ともあれ,彼は大学に通いながら戦争に参加する準備をします。(ウォーニーは既に前線で戦っていました) で,ここで彼はPaddy Mooreという友達を得ます。彼は,オックスフォードでお母さんと妹と一緒に暮らしていました。ジャックは何故か当時40代だったそのお母さんととても仲良しになります。

ジャックのお父さんとの関係は,お母さんが亡くなって以来,ちょっとぎくしゃくしていたのだそうです。手紙を送っていたようなので,特に仲が悪かったのではないようですが,何と言いますが,お父さんは,頭が悪いわけではないとの事ですが,何かとても物事を理解しにくい人,だったようです。という事なので,Paddyのお母さんとの不思議な付き合いについては一切言わなかったそうです。出征の日,ジャックはお父さんにやや遠回しな表現でその事を知らせますが,結局お父さんは状況を理解してくれず,見送りには来なかったそうです。

戦争にはPaddyと一緒に行き,ジャックは幸か不幸か体調を崩して病院行き,そしてPaddyは帰ってきませんでした。その為,ジャックは彼のお母さんとその後長く付き合う事になります。

戦争後,ジャックは手始めに書いた小説で小さな成功を収めたそうです。大学ではよい成績を修め,そして教職ゲットサバイバルに生き残り,いよいよ教鞭を取る事に。

この頃,ジャックは教会に通う環境で育ったにも関わらず,無神論者だったのだそうです。しかし,ある時突然,キリスト教の教えに目覚め,熱心な,というか,熱狂的な信者に変わります。何でも,元々「自己犠牲話」が大好きだった彼は,キリストの話だけはホンモノだ~!と思い込み,一気にのめり込んで行ったとか。

当時の彼の友達は,何故かキリスト教と深く関わる人達ばかり。そしてその中には,もちろん,リーズ大学から,アングロ=サクソン言語の教授として選ばれ,オックスフォードに戻ってきたあのおっさん(笑)も混じっておりましたよ。ジャックは,おっさんと,神話からキリスト教に至る歴史について心置きなく語り尽くしたそうです。

ウォーニーは当時を振り返り,この頃のジャックの変化は,小さな時の,宗教を強制された事によって陥った病気からの,ゆっくりした快方,と,言っているそうです。。

。。。う~ん,だから,難しいって言ったでしょ(笑)


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