ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Alice's Adventures in Wonderland (5)

2006-09-05 23:31:17 | BookClub
Chapter 5: Advice from a Caterpillar
きのこの上で水煙草を吸っている芋虫の絵が楽しい章です。芋虫の話し方ちょっと「俺様」入ってます。(爆)
テニエルの挿絵が愉快(ちなみに元々ルイス・キャロルも同じような挿絵を描いておりました)な「You are old, father William」は,Robert Southeyという人が描いた「The Old Man's Comforts and How He Gained Them」という詩のパロディだそうです。元々は年老いたお父さんが何故,(1) 白髪があっても元気なのか,(2) 若き日の事を思って嘆かないのか,(3) 死について話すことさえ愛するのか,という息子の問いに,(1) 健康と精力を無駄遣いしなかった,(2) いつも将来を考え過去を嘆かないようにする,(3) いつも神を覚えていたから神もわしの年齢を忘れんのさ! と答えるというような内容です。

ちなみに,Yahooで「You are Old, Father William」で検索すると,オリジナルを見つける事ができますよ!

芋虫に教えられたきのこを手にしたAlice,最初体が小さくなるのではなく,「頭だけ」になってしまうんですね。(爆) 次は「首が伸びて」しまい,鳩にいじめられます。ここら辺は,ルイス・キャロルは,頭だけのAliceと,ろくろ首に鳩がまとわりつく様子を描いているのですが,テニエルさんは挿絵を描いてくれなかったんですねぇ。残念!


HoME8 3-II:Book Five Begun and Abandoned (11)

2006-09-05 22:54:43 | Tolkien・HoME
そう言えば,今まで,7つの川の流れる所(=レベンニン)という記述を何度か見かけましたが,5つになっている,と,クリストファーさんは指摘しております。

で,これから,5巻の計画の紹介になりますが,何と,6つあります。(笑)

1945年にStanley Unwinに出した手紙(98番)では,トールキンさんは「全体は5つのパートに分かれ,それぞれ10章から12章ずつある」と書いているそう。(爆)いや~,ホントにそれだけ書いて頂いてもよかったですけど。(笑)

まず早い時期に書かれたという1番の計画から。。。

Book5 (1)
ガンダルフはピピンとミナス・ティリスに到着。2/5か2/6。
ファラミア。同盟国が来る。セオデンに急ぎの遣い。
デネソールは城壁を守る事にしか興味なし。同盟国を召集した時から戦争が近い事はわかっている。皆来たがセオデンに送った遣いが帰ってない。ガンダルフはセオデンの戦いを話す。ガンダルフとピピン,城壁の上。ナズグルの影が川を越えるのを見る。ファラミアは2/8夜に来る。それと同時にオスギリアスでの戦いのニュースが。ウンバールの戦艦が川を遡る。

ファラミア,ガンダルフの野原への突撃案を支持。最初の戦い。山伏(mountaineers)がオークを追い払い,船を燃やす。しかしオークが勝ち進む。ナズグル。ミナス・ティリスの後退。ガンダルフ,‥‥‥城壁の上。

セオデン,エオメル,エオウィンと共にエドラスを2/11に出発。エントがローハン北部の敵を追い払う。2/15到着。ローハンとレベンニンの活躍で包囲を解く。ガンダルフが敵を撃退。セオデン殺される。エオウィンはナズグルの王を倒すが,致命傷を負う。彼らは白の塔で威厳を持って横たわる。(ここに,エオウィンはセオデンを守るか復讐の為に死ぬ,とメモがあり,アラゴルンとエオウィンのロマンスが削除されそうな事もほのめかされているそうです。)ガンダルフ(アラゴルン?)オスギリアスで川を渡る。エルフとエントがオークを撃退。ミナス・モルグルに到達。ダゴルラドへ。サウロンとの交渉。

セオデン討ち死に,エオウィンがナズグルの王を倒し,致命傷を負う(生き返らないよ(汗))という話は,もうこんな早い時期に決められていたのですね。ただ,どうしてエオウィンにそれをさせる事になったのかとか,背景はここには書かれてないのかな。(ややがっかり)

ファラミアはどうなるのか,この時点ではまだ書かれておりません。ただ,ここには書かれていませんが,デネソールパパは,やはり早い段階で死ぬ事が決まっているんですよね。

Alice's Adventures in Wonderland (4)

2006-09-05 00:59:11 | BookClub
Chapter 4: The Rabbit Sends in a Little Bill
Aliceは兎に召使と間違えられ,手袋と扇子を取りに行かされ,彼の家で誤って巨大化してしまいます。(笑)

この章の名前,一見何を意味しているのかわからなかったので,辞書で調べてみたら,結構フクザツ。(笑) "send in"とは,「郵送で~を出す」という意味ですが,"send in a bill"というと,「勘定書(請求書)を出す」という意味。billには,勘定書の他に,議案,くちばし,ひさしという意味もあります。また大文字のBillは人の名前(Williamの愛称)の他に,警察,法律という意味も。

それにしても,トカゲは何の為に巨大化したAliceのいる部屋の中に入ろうとしたのでしょう?(爆) テニエルの挿絵にはないのですが,ルイス・キャロル自身が描いた挿絵には,なんでこんないろいろ?と思うほど(爆)いろいろな動物がきょとんとしている中に,目を回したとかげのBillがいて,とてもかわいかったです。(笑)

皆の投げた小石がケーキになり,それを食べて小さくなったAliceは,何故?か子犬と遊んで,森の奥へ逃げ込みます。


Run!Run!Run!