ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

OOP CD : Chapter 15: The Hogwarts High Inquisitor (1)

2005-02-21 23:47:43 | ハリポタ5巻
***5巻既読前提,6巻の噂も含んでいるので注意。***
次の日,ハリー,ロンとハーマイオニーは,日刊予言者新聞の紙面で,パーシーがロンに宛てた手紙の中で言っていた事が何かを悟ります。まあ,簡単に言えばファッジ氏はホグワーツを統制する為にアンブリッジ氏を送ってきたのですね。彼は既に,"Educational Decree Number 22"という法律を施行していて,ダンブルドア先生が勝手に新しい先生を雇えないようにしていたんですね。そして,"Educational Decree Number 23"という法律を施行し,アンブリッジ氏を"High Inquisitor"に任命する,という事になります。

しかし,Griselda Marchbanksという人が,これに抵抗して,Wizengamotを辞めたというニュースも同時に流れます。この人,実はネビルのおばあさんのお友達で,後にO.W.L.の試験官としてホグワーツにやってくるんですね。魔法省もまだ腐りきってはいないという嬉しいニュースをもたらしてくれた人でした。

そうそう,6巻では女性の魔法大臣が出てくるかも,という噂が流れていますが,そう言うと皆(私も)Amelia Bones氏だろうと思っていますが,Marchbanks氏も可能性アリですね。

ところで"Inquisitor"という言葉を聞いて思い出すのは,DWJの"Witch Week"です。アチラでは(邦題通り)魔法使いは誰だ?という事を捜す為に置かれた役割ですが,まさに魔女狩りとか宗教裁判とかを思い出させる言葉,ですね。

さて,ハリーは,moonstoneのレポートで,スネイプ先生から「D」をもらってしまいますが,昼休みに評価のアルファベットが何の略か説明している所があります。


  • O ... Outstanding (きわめて優秀)
  • E ... Exceeds expectations (期待以上)
  • A ... Acceptable (容認できる)
  • P ... Poor (質が悪い)
  • D ... Dreadful (恐ろしい)

P ... Troll というのは,冗談なのか,本当なのか,(笑)


リータ・スキーターの不思議

2005-02-21 23:46:00 | ハリポタ4巻
人気絶頂ゴシップライター,4巻までは嫌われ女性キャラNo.1のリータ・スキーター,ですが,5巻を読むとどうも不思議で仕方がない事があります。

彼女は,4巻の最後で,まんまとハリーの寝室に忍び込み,さらなるゴシップを書こうとした所で,ハーマイオニーに取り押さえられました。もし,彼女がダンブルドア先生とシリウス,そしてシリウスとハリーの関係等を知っていて,記事にされたら,と,かなり冷や冷やの日々でしたが,結局,何事もなく済んでしまいました。

あの情報,もしバラされたら,シリウスは言うに及ばず,ダンブルドア先生も,ハリーも絶体絶命だったはずです。ハーマイオニーが一体どの程度の魔法をかけたのかはわかりませんが,リータはその気になればファッジ氏にたれ込む事は可能だったと思います。あの当時のファッジ氏なら,彼女の記事を実際愛読していたし,そんなおいしい情報をゲットしたら,リータの無認可動物もどきの罪など不問にしたのではないでしょうか?

で,当時のリータは,決してハリーやダンブルドア先生の味方ではなく,ハグリッドが半巨人である事をバラしたり,ハリーがおかしいと書いたり,魔法省のファッジ派にとっては大変好都合な記者のはず。そんな彼女が何故突然失脚したのか,これも不思議です。

そもそも,リータは本当に,魔法省に無認可動物もどきがバレるのがこわかったから記事を書かなかったのでしょうか? しかし,実は,ドラコは既に彼女の正体を知っているわけですから,ハーマイオニーが黙っていても,いつでもパパにチクられ魔法省にバレる可能性があったはずなんですよ。だからハーマイオニーだけがこわいというのはちょっと変です。

リータがトライウィザード・トーナメントの後に起きた事についての記事を書かなかった本当の理由は,他にあったのではないでしょうか? と私は思ってしまうのですが‥


Chapter IX : Trotter (6)

2005-02-21 23:21:46 | Tolkien・HoME
そこへメリーが帰ってきました。彼は黒の乗り手を見た!と言います。(Trotterにびっくりするけどビンゴが説明を入れて‥)メリーによると,黒の乗り手は,町の東のはずれの垣根の所で,誰かと話をしていたようだと言います。(Trotterによるとそれはしだ家のビルっぽいという事)

Trotterは,4人にすぐに部屋を変わるように言います。

ここから鉛筆の下書き

彼らは荷物を取って,枕を置いてきます。彼らには何も起きませんでしたが,翌日,枕が床に落ちて,ポニーが全部消えていました。宿の主人はポニーの賠償金を払い,彼らはTrotterと徒歩で出発。途中Trotterは,彼らをあるホビットの穴に連れて行きます。(そして風見が丘へポニーでメッセージを送る?)

風見が丘はブリーから50マイル。彼らは馬に乗った黒の乗り手を見ます。

風見が丘にはガンダルフは既にいなくて,石を積み上げたメッセージがありました。そこには2人待った,先へ行く,Ford(of Bruinen?)へ向かうように,裂け谷から助けが来るだろう,と記されていました。彼らはトロルの石の所へ来ます。そこへ,黒の乗り手達が,彼らが"Trollshaw"に来ると予測していたように,現れます。。。


ここまで
この時点では,トールキンさんは,まだ,風見が丘での襲撃を考えていなかったようです。"Trollshaw"はこの時出てきた言葉で,地図には載っているそうですが,正式版の話の中には出てきません。

さて,話を戻して‥‥


彼らはすぐに(既に仲間として認められた)Trotterに言われた通りにします。ベッドルームに行って,服を散らかし,枕を置きます。オドは自分の頭に見えるような茶色の毛皮のマットを置きました。そして彼らはTrotterの部屋のドアに荷物を積み上げ,カーテンをひいて,暖炉に足を向けて寝ました。朝まで何も起きませんでしたが,ビンゴとメリーは,朝早く何か動いたような気がして,一旦目が覚めました。

彼らの部屋に行ってみると,窓が開いて,ベッドは倒され,オドのマットは引き裂かれていました。

バタバーさんは大変申し訳なさそうにしていました。「私の代にも親父の代にもこんな事起きた事はございません。」彼は一向がすぐ出発すると言っても驚いた様子もなく,馬小屋に行きましたが,ポニーがいなくなった!と驚いて戻ってきました。

それは一向にとってショックなニュースでした。既に遅れているのに,風見が丘でガンダルフに追いつける見込みはありません。どうすれば‥とうろたえるビンゴに,バタバーさんは,しだ家のビルが1頭持っているが,3倍の値段でないと売りそうにない,と言います。

ようやくバタバーさんは(その)馬を1頭だけゲットしました。そして彼は賠償金として20ペニー(正式版では25になったとか)を支払いました。20ペニーは大金でしたが,しかし,この騒ぎのおかげで,彼らの「秘密裏に出発する」というもくろみは失敗しました。皆が見ている前で,バタバーさんに挨拶して出発する羽目になりました。

Trotterはりんごを頬張っていました。ポケットに一杯あるようでした。彼は,りんごとタバコはないと寂しいと言いました。彼らは見送りの中に,ひときわ無愛想なホビットを見ます。しだ家のビルです。(今更驚くに当りませんが,しだ家のビルもホビットだったのね)彼は,一向が通りかかると,汚いTrotterと一緒に行くのか,と,冷やかしました。Trotterはりんごをビルにぶつけました。

彼らはしばらく道沿いを歩きましたが,やがて,狭い山道に入りました。Trotterは「しだ家のビルは我々がどこで道をはずれたかは見ているだろうが,自分で追っては来ないだろう。」と言いました。やがて道はぬかるんだ沼地になりました。ぶよ沼の沢地です。まるで水よりブヨの方が多そうな勢いに,オドは「ホビットを捕まえられない時彼らは何を食べているんだ!?」と言います。

夜も湿って冷たい場所でした。虫には悩まされました。ビンゴはとりわけコオロギが嫌いで,彼ら(普通のコオロギよりずっと大きい)の襲撃に気が狂いそうでした。

それで,どこが正式版と違うのか,私にはよくわかりませんが(笑)
でも,「何を食べているんだ!?」はありますよね!(映画にあった位だから)

先週読んだ所で,Trotterが安全な人物とわかった時,オドが"handsome is as handsome does ..."という所があるのですが,これは正式版でもピピンが馳夫さんに言ってます。けど,聞いた事のあるセリフだなあと思ったら,後で,サムがファラミアに同じ事を言っているんですね。このセリフはトールキンさんのお気に入りなのでしょうか?

やっぱり,入れて欲しかった‥

2005-02-21 23:15:04 | Tolkien・その他
週末にお出かけしている間に,ちょっと気分を変えてBBC版LOTRのお気に入りの3枚,Disc9,12,13を聴いていました。

これらを聴くのは,ROTK SEEが来て以降初めてだったのですが,BBC版と比べてしまうと,ふと,どうして映画は原作通りじゃいけなかったのかなあ,と,改めて,疑問に思いました。特に気になったのは,指輪棄却以降に重要なテーマが一杯語られるのに,映画ではほとんど使われてない所ですね。ラストが幾つあると言われても,やっぱりきちんとやって欲しかったですね。

セオデンの葬送やサルマンについてはよく出てきますので,今日は,それ以外について,です。

例えば,戴冠式の時の,王冠手渡しです。誰が王冠を持つかという事には,アラゴルンが王様としてデビューする為にはとても重要な意味があるのに,敢えて無視した(正確には,ガンダルフだけにした)のは何か理由があったのでしょうかね?

戴冠式の後,アラゴルンがガンダルフと一緒に裏山の白の木の苗を見つける所,これもまたきわめて重要なシーンです。これは,何故ガンダルフやエルフ達が,中つ国を人間に任せられるのか,人間のどこが彼らより優れている(と彼らが思った)のかを,ちゃんと説明している所なのに,どうして映画ではなしになったのでしょう?

アラゴルンとホビット達との別れも映画ではなしでしたね。BBC版は原作通りではなく,+αの粋な演出をしています。アラゴルンは,フロドとサムにはブリーで初めて会ったときの事をお茶目に冗談めかして言うんですね。そして最後にホビット達を見送りながらElfstoneをかざす所がいいですね。ここホントに映画で観たかったんですけどね。

そして,ラストです。映画の方が何十倍何百倍とお金がかかっているのでしょうが,私はBBC版のラストの方が何倍も好きです。ここでもBBC版は原作に忠実+αの演出をしています。ビルボの別れのうたの一節,そしてフロドはずっとガラドリエルの玻璃瓶を掲げていました。最後にサムが家に着いた時にフロドのセリフ「Don't be so sad, Sam ..」が流れます。映画では3番目のだけはありました,が,他の2つも欲しかったです。

今回このシーンをBBC版で聴いていて,初めて,何故ケレボルンがここで奥方と一緒に出発しなかったのか,わかりましたよ。この時ここから出発したのは,ガラドリエル,エルロンド,ガンダルフ,そして,ビルボにフロド。全てが指輪所有者だったのですね。。。。というのもBBC版の心憎い演出だったのでしょうか?

Run!Run!Run!