ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Chapter VIII : Arrival At Bree (3)

2005-02-07 23:34:22 | Tolkien・HoME
***ネタバレ?注意***
HoME日記は,特にネタバレ表記してなかったのですが,超ビックリのネタがたまにありますので,もし後で楽しみに読もうと思っておられる方は,ご注意ください。今日のお話は,特にね。。。これからは,正式版とあまりにかけ離れた話がある時には,このように,警告表示しましょう(汗)

ビンゴとオドとフロドは,パーティに入り,ビンゴは本を書こうとしているとか,その話が煮詰まってきたら,今度は最近のシャイアの出来事などをお話します。そこにいる連中も興味深く耳を傾けています。‥とここで,こんな文章が‥

Bingo noticed that a queer-looking, brown-faced hobbit, sitting in the shadows behind the others, was also listening intently.

あれ?何なんでしょうね? 奇妙な色黒の,ホビット?が,興味深そうに見てる? な,なんか,すごい歴史的瞬間を観てしまうような予感が‥。
‥で,次に続いていた文章を読んだ時,(昼休みの職場なのですが‥)私は思わず,本を閉じ,席を立ってコーヒーを買いに行きました。


‥彼は,大きなマグカップ(水差し並の)を持ち,大きな鼻の下で,壊れたパイプを燻らしていました。彼はフードのついた濃い茶の服をまとっていました。そして特筆すべきは,―
... he had wooden shoes! Bingo could see them sticking out under the table in front of him.

ビンゴは,バタバーさんが通った際「あれは誰ですか!?」と尋ねます。すると彼は,「あ,あの人は,‥荒っぽい系(one of the wild folk)の―レンジャーと我々は呼んでいます。彼は最近,特に秋と冬によく来ますが,めったに喋らないんですよ。ただ,口を開けば珍しい話を知っていますがね。我々は彼の本当の名前は知りませんが,"Trotter"(すみません,訳せません)と呼んでいます。」

ビンゴがTrotterの方を見ると,いかにも彼は(バタバーさんが)何を言ったか聞いていたかのように,手招きします。ビンゴが彼の隣に座ると,彼はフードを取りました。ぼさぼさの髪が額にかかっていましたが,鋭い暗い眼差しまでは隠しませんでした。

「君に会えて嬉しいよ。Mr. ...Hill ―もしバルナバスが君の名前を正しく聞いていたらだが?」

そして,Trotterは,ビンゴに,君の若い友達のお喋りを止めた方がよいと警告します。ビンゴは,オドが誕生日パーティの事を面白くアレンジして聞かせているのを耳にします。‥‥,

‥と,この辺りは正式版と同じような話に戻ってきました。
それにしても,馳夫さんは,最初はStriderでなくて,Trotterだったという事は知っていたのですが,初期の下書きに登場した時,まさかこんな姿だったとは,‥誰も教えてくれなかったじゃんっ!(爆)

やはり,ビンゴが主人公である限りは,「続ホビットの冒険―なんちゃって指輪物語」であり続けるって事なんでしょうねえ。(その話の結末も知りたかったけど‥‥)

ところで,このHobbit-Trotterさん,正体は一体何なのでしょうね? え? やっぱし,王様なんでしょうか?

Run!Run!Run!