ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

まあるいお腹の‥

2005-02-16 23:12:13 | Tolkien・HoME
余談ですが,HoMEでのビンゴ・ボルジャー=バギンスの外見
round-bellied little chap with red cheeks

が,どのように正式版LOTRのフロド・バギンスに引き継がれたのか,発見しました。こんな風に書かれていました。
A stout little fellow with red cheeks ... but this one is taller than some and fairer than most, and he has a cleft in his chin: perky chap with a bright eye.

ちょっと心配だったのですが,とりあえずよかったですね。(って,何が
やはり外見からシリアスな話にふさわしい主人公になった,ってわけですね。

OOP CD : Chapter 14: Percy and Padfoot (1)

2005-02-16 22:34:04 | ハリポタ5巻
***5巻既読前提です。***
この章は,今読むと,情報満載です。

学校が始まってようやく1週間,ふくろう小屋で,ハリーはチョウに出くわしますね。ああ,ここでのチョウはホントにいい子だったんだけどな‥と,思ったその時,「あ"っ!」‥いや,何を見つけたかと言いますと,グリフィンドールの新しいキーパーが決まったんだってね,の話題の時,ハリーが,それは僕の友達のロンだよ!って言うと,私には,次の彼女のセリフ,"The Tornado-Hater? Is he any good?",が「あのTornado嫌い? あんな人役に立つ事なんかあったの?」と聞こえてしまいました。
‥これって,まあこの時点では2人はステディな関係ではないにしろ,今話している相手の親友とわかっている人物を,そのようにストレートにこき下ろすのは,かなり失礼ではないか,と思ったのでした。後に,2人が仲良くなってから,チョウは今度はハーマイオニーをこき下ろしまくりますが,あーあ,ここで,気が付いておくべきでした。チョウはハリーの友達とはソリが合わないから,遅かれ早かれポシャるってね。

しかし,おめでたいハリーは全く気が付く様子なし(笑)。とにかく,フィルチのイヤミから救ってくれたので,まあ,いいでしょう。

朝の新聞から,シリウスがロンドンにいるという噂(ルシアスに違いないと怒るハーマイオニー)発覚,Sturgis Podmoreが,夜中の1時に魔法省のある所に侵入したというだけで,半年のアズカバン送りになってしまった事を彼らは知ります。

ロンの初キーパー練習はさんざんでした。注目すべきは,フレッドとジョージ。普段あんなにロンをからかっているくせに,スリザリンからの執拗な冷かしに対しては,2人で顔を見合わせるだけで,決して一緒に乗ったりしません。これは,あの2人らしくなく,スリザリンに対して,嫌悪感を持っていたのでしょうね。う~~ん,これは後の出場権剥奪事件への伏線ですね。

そしてパーシーからの手紙。彼らはいみじくも,パーシーのペットの梟ヘルメスを,綴りはHermesなのですが,「ハーミー」と発音するんですね。これは,‥ははは‥(笑ってしまいますけど)後でハグリッドが義弟のGrawpに,ハーマイオニーを覚え易くする為に省略した名前と同じですね。

ところで,パーシーは,一体どこまで本気なのでしょう?(いや,彼は真面目だからこれは愚問だ) 6巻ではどうなっているのでしょう? 彼に服従の呪文などがかかっていないのであれば,‥彼は本当に,シリウスとピーターの真実を今でも知らないのでしょうか? ‥とすると,前にも言ったかもしれませんが,スキャバースは元々彼のペットですので,何か,本当に嫌~な感じですねえ。。

シリウスへの手紙の件は,手紙の内容から,手紙を出す所から,シリウスが談話室の暖炉に現れるに至るまで,前年のネタを少しずつ変えて使っていますが,そこがもう,いかにも「去年とは違うんだぞ」のサイン出まくりですね。

シリウスの「世の中は,いい人と死喰い人の2種類だけではない」"the world isn't split into good people and Death Eaters."というセリフが心に沁みますねえ。

明日はもうちょっと細かく聴いてみよう。


Chapter IX : Trotter (3)

2005-02-16 21:47:44 | Tolkien・HoME
***引き続き,正式版とは結構違う話ですので,楽しみにしている方はネタバレにご注意下さい。***
バタバーさんは続けます。
「さて,おわかりでしょうか,Mr. Hill,もしそれが本当にあなたのお名前ならご勘弁を。でも間違えでなければよいのですが‥,あの黒の乗り手達はボルジャー=バギンスさんに,もしあなたがそうなら,よくない事をもたらしそうな気がするんですよ。」

すると突然Trotterが,「そうだ!彼はボルジャー=バギンスさんだ。それと,彼はあんたに感謝すべきだ。もし村中に名前を知られていたら,感謝する人はいないからな。」

ビンゴは,バタバーさんに丁寧にお礼を言いました。彼は黒の乗り手から逃げていると話しましたが詳しい事は言いませんでした。バタバーさんがおやすみなさいを言おうとした時,『Mr. River( = メリー,ですね。)』がいない事に気が付きました。ビンゴがもうすぐ帰ってくるはずと言うと,バタバーさんは「では鍵をかけないでおきましょう。」と言いました。

バタバーさんが行ってしまうと,Trotterが口を開きます。
「さて,まだ話したい事がある。私は黒の乗り手を実際この目で見た。少なくても7人はいたぞ。ちょっと情勢が変わってきただろう。」
しかし,ビンゴは動揺を隠して,「だけど,私達は,彼らが追っているのは知ってますし,何も見つけてないようです。先にここを通っていてくれてラッキーでしたよ!」

Trotterはさらに続けます。「私は土曜に黒の乗り手達を見た。そして火曜の夜,しだ家のビルの庭の垣根の下の川原に寝転がっていた時,彼が話していた。しだ家のビルはおかしな奴だ。君達も色黒の人相のよくない連中を見ているかもしれないが。彼はあの『事故』の後にこっそり消えた,信用ならん奴だ。彼は誰にでも何でも売る。彼があの時誰と何を話していたかはよくわからないが,囁き声が聞こえた。ニュースはここまでだ。
私の『ほうび』についてだが,もし私が一緒ならば,私はシャイアと山の間の土地については全て知っている。生まれてこの方ずっと歩いていたから。役に立つかもしれないよ。君がまた黒の乗り手達に会いたいとは思えないんでね。

Trotterは,「彼らはゾッとする。」と言っていきなり震え出しフードを被って,手で顔を覆ってしまいました。ビンゴ達がビックリしていると,今度はさっとフードを取り「‥ほら,行ってしまったぞ。(う~む,微妙なパフォーマンスだ‥) 君達はまだ彼らを十分に恐れていない。明日,なるべく早く,秘密裏に出るのだ(できればだが)。Trotterと一緒に歩くと,ちょっと早足で行かなくてはならない。どうだ,彼と一緒に行くか?」

ビンゴは返事に困ってました。Trotterって,気味が悪くて,荒っぽくて,粗野な服装の―とてもホビットとは思えんわい!(笑) いや,おそらく嘘はついてないでしょう。しかし,ブリーとかレンジャーとかの連中の,無作法な振る舞いには彼は慣れていません。なおもしばらく,静寂が続きました。

と,ここでフロド・トゥックが,「私はTrotterに1票,もし助けが必要なら。どっちみち彼は我々についてくるだろうし。。。」,と言い出しました。

あと数行でガンダルフがTrotterについて書いた(はずの)手紙なのですが,今日はここでタイムアップ。
それにしても,ビンゴ・ボルジャー=バギンスの「なんちゃって指輪物語」面白い所だけでいいから,映像化されないでしょうかね? ‥なんてすごい贅沢!

OOP CD : Chapter 13: Detention with Dolores (3)

2005-02-16 00:36:22 | ハリポタ5巻
この章,ハーマイオニーのリアクションがとても面白いです。

アンブリッジ先生の第1印象を,「何よ!あのヒドイ教師!O.W.L.があるというのに,ダンブルドア先生は一体何考えているのっ!」というような事を言ってますね。(私の耳のせいで,正確ではないかもしれません)蛙お婆がヒドイと思うのは普通ですが,特に,教師としての能力不足で,O.W.L.に差し障りがあると指摘する所が,ハーマイオニーらしいです。(笑←笑い事ではありませんが。。)

そして,前にも書きましたが,仲のよい先輩であるフレッドとジョージにも,容赦なく級長としての責任を全うする所,

しかし彼女は単にクールなだけではありません。前年,ウィンキーや他の屋敷しもべ妖精にあれほど嫌われたのに,まだ懲りずに,彼らの解放の為とばかりに,せっせと帽子を作ったりします。4巻から続いている彼女のこの行動,単なるおせっかい?それとも屋敷しもべ妖精に何らかの変化を与えるのでしょうか?
‥おかげで,この週寝不足だったのは,ハリーとロンだけではありませんでした。

最後に,ハリーがアンブリッジ先生に触られると同時に,おでこが痛んだという話をした時,ハリーにノセられて,アンブリッジ先生がヴォルデモートに操られているとは考えず,冷静に「それは偶然かもよ」と分析する辺り,主役よりはるかにしっかりしていますね。


Run!Run!Run!