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体罰の必要性?その2

2007-09-14 07:20:42 | ●海外のJW事情
体罰の話の続き。


前回はエホバの証人でなければ集会や奉仕がなく、体罰を受ける機会自体が少ないということと、エホバの証人流の体罰を受けない世の子供も立派な大人になる、

ということを書きました。


皆さんも実例をいろいろ見てこられたと思いますが、エホバの証人の子供にはゆがみ、ひずみが出ます。大多数が絵に描いたようにいい子である一方で、

子供のくせに非常に暴力的な子たちがエホバの証人の中にいます。

統計とったわけではないけど、いろんな国でいろんな会衆を見て回ったところ、どの会衆にも一人くらいいるんです。

大体が女の子です。

幼稚園か小学校低学年くらいまでの子で、

大人の手をあざが出来るまでつねったり、時にはバッドなどの道具を使って人をたたいたり、たたこうとしたりする子供です。

女の子に多いのは、やはりエホバの証人が早くから男尊女卑を教えていることで、「女性」の意味も分からない子供は知らず反抗を感じるんでしょう。

こういう暴力的な子は感受性が豊かな子であることが多いので、女の子であり、男の子であり、早くからJW世界に窒息しての結果だと思います。



(興味深いことに、私はこういう極端に暴力的な子を世の子で見たことがありません。)

こういう子は親が努力しても大抵の場合組織が要求する「良い子」にはなれません。活動過多症とか名づけられて周りも多くを求めなくはなりますが、

本当は体罰も心配も要らないのが大体です。


と、いうのも、年頃になればこういう子も自然と暴力を振るわなくなっていきます。大抵趣味とかの関心事で気がまぎれるか、JWの世界も裏表使えばかなり楽にやっていけるという要領もわかってきて落ち着いてくるんです。

別に「むち」が子供を導いたわけではないんです。

むちをされた暴力的な子、むちを全然されず野放しにされていた暴力的な子と比べてみると、どちらも同じ結果になってることが多いんです。(もちろん度を越えた体罰を受けていれば内面ではトラウマを抱えているでしょうが)

時間が経てばこういう子もよいお嬢さん、さわやかな青年になるものです。


ものみの塔の体罰は行儀の良い子供によって自分を良く評価されたいという、誰にでもある親の願望とうまくマッチして容易に加速することが多く、

ものみの塔はそこのところをよく踏まえて、「注意深く」扱わないといけないところです。(でも実際には今でもあまり考慮されてないようですね)


もうひとつ。

子を打ちこらせとかいう聖句を文字通りいつまでも当てはめているJWですが、

最近は子供が暴力的な場合、それが幼児期の一時的でなければ、脳に異常があるための「症状」であるという報告もあり、何事も体罰で収める、あるいは表面上を暴力で制することがいかに端的で単純な考えか分かりますね。

体罰に関しても、やはり聖書を一字一句当てはめるのは間違ってると思いました。


わたし自信はもちろん体罰を受けました。体罰というより家庭内暴力だと思います。今でも暴れるので「だった」といえないところがみそだよね。

弊害としては普通に人と話しをしてるとき、「この人はいきなり怒り出して暴力を振るうのでは?」とまじめに心配になるとか、

やはり人に嫌われるのが病的に怖い(軽い社交でも本気で心配するなど。)

とかがあります。

そういう病的な心配はJWのマイコンが抜けてからはぱったりとなくなりました。

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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (だいくん)
2007-09-16 06:11:16
鞭教育によって、極端に暴力的になるという見解、というか統計は、初耳でしたので驚きです!

この見解が正しく、大人になるまでに自分の中で押さえられないと、例えば、ロシアのスターリンみたいな人物が出来上がってしまうのでしょうか??

というのも、あの人物も鞭教育で育ったみたいですから(当時のロシアは鞭が盛んだった)

でも、人を怒らすと、暴力が振るわれるんじゃないかってトラウマは、私もここ最近まであって、PWさんの心境はよく分かります・・・

自分の場合、子供の時代のいじめも起因してると思うのですが、「大人の社会では、そんなことは無い」という思考回路を自分の中で確立した時に、ほぼそういう不安は無くなりました。

今回の記事は、勉強になりました♪
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だいくんさん、おはようございます! (PW)
2007-09-16 07:05:19
私は成り行きでかなり色んな会衆にまじわったんですが、(数年単位で移動してました)エホバの証人に暴力的な子が多いというのは、よく思ってたことです。

日本だけでなく、海外でも全く同じような子たちを見たときは私も驚きました。

大人になると大体収まるんですが、それこそだいくんさんのおっしゃるように、必要要素がそろってしまえば大きな問題をうむことになりますよね。

こういう子のほとんどは感受性が豊かな子たちです。

●というのも、あの人物も鞭教育で育ったみたいですから(当時のロシアは鞭が盛んだった)

これは初耳です!私も勉強になりました!

JW教育と子供の攻撃性の関係、誰か研究して欲しいですね。

そうすると、「むち問題は過去のこと」とか「格家庭の問題」で片付けられることなく、真剣に考えてもらえると思います。
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だいくんさんへ 続き (PW)
2007-09-16 07:24:00
●でも、人を怒らすと、暴力が振るわれるんじゃないかってトラウマは、私もここ最近まであって、PWさんの心境はよく分かります・・・

えっ、だいくんさんもですか_!

よかった、同じような人がいて!しかもだいくさんほどの人が!この一言を書くの、ちょっと勇気がいったんですよ~、おかしいって思われるんじゃ、、、って

書いてよかったです。ありがとうございました。

かなり救われました~!!
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今回の体罰の記事も ()
2007-09-16 20:20:12
参考になりました。PWさんの様に海外の情報は勉強になります。

自分は体罰全盛期に育ち会衆内は鞭の嵐でしたが、鞭を受けた覚えがありません。

たぶん小さな時から裏表が完璧だったからかな(笑)

鞭のせいかどうか分かりませんが、確かに女の子のほうが(良くも悪くも)大胆な行動したり元気な子多いですよね


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早速レス感謝です♪ (だいくん)
2007-09-17 00:21:27
20世紀初頭のロシアの鞭教育は、たぶんですが正教会の影響かと思われます(自信ないけど)

スターリンの家庭も、ごたぶんにもれず鞭教育だったみたいです、スターリンって言えば、ソ連の独裁者で、猜疑心が強く、多くの人々を抹殺した冷酷な人間なんですが、実はその反面、すんごいマザコンだったんですよ(笑)

おもしろいものですよね、人間って・・・

一応、分かってる情報のみを参考までに。

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Unknown ()
2007-09-17 09:50:01
日本支部の発足当時の記事に注目したらいかがですか?
日本は米国に主権を返還すれば20万のJWは助かる

見込み?ロシア、ドイツ、フランス、と分裂し仲間

を戦争に導いた緒悪制時代に幕を閉じるのに、、、

「人類愛」を歌って戦争して(お笑い、ヨシモトみたい)
世界強国米国ではもし、予言が当たれば、今後は

中国が世界支配になるでしょう。

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だいくんさん、こんにちは (PW)
2007-09-18 04:16:47
早速情報をありがとうございます。

なるほど~。
ウガンダのアミン大統領を思い出しました。彼も同じように側近を疑って殺したり、それこそ大量殺戮をしたり、ウガンダのヒットラーとかって言われた人ですが、軍隊時代イギリスで上官にかなり暴力を振るわれた、みたいなことを言われてますね。

暴力が人に後々及ぼす影響というのは、未知数ですが怖いです。。

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bさんへ (PW)
2007-09-18 04:18:44
●中国が世界支配になるでしょう

今後世界情勢ががらっと変わったらものみの塔がどう聖書とこじつけるのか、ちょっと興味があったりします。
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Unknown (うぃずだむ)
2007-09-18 10:42:48
結局、体罰を考えるに、1 子供を所有物化していないか。2 動機が愛だけであるか(おりこうに育ってくれないとママの価値が下がる、など)。3 人間の判断、行動は 愛による動機か 恐怖による動機か、が ポイントだと考える(育児において恐怖による支配が必要な時は そう沢山はありません。)



JW組織が 信者に恐怖や不安を動機として与えているから 育児も そうなって当然だと思います。



また 性悪説では、子供は 明るく育ちません。

JWは実質性悪論ではないか。。。。
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Unknown (d)
2007-09-18 12:04:44
70年代の教えでは、子供の教育に関して、組織は世の教育書は一貫性が欠けるといい、あくまでムチの
厳しい基準を教え取り入れた、
大会では幼子がトイレでお尻をバンバン叩く、のが常、本州ではお仕置き部屋までもうけていると研究性が述べる。形こそ違え大人の信者でさえ同じである。
そうした支配者が結婚し子供をもうけたさい、うまく
模範になれず、言葉と行いの違いにきずき夫婦中が悪くなったのを見ています。
ベテル入所者は子供を生めないし、もし出来たら出て行くことになる。立派な事を言えても、子育ての経験がない、そうした事が問題を大きくして、多くの家族が崩壊しているのではないのでしょうか?
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