パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

3・28集会と王子デモ

2009年04月21日 | 日の丸・君が代関連ニュース
   「日の丸・君が代」の強制と処分を許さない
 ◎ 3・28集会とデモに参加して

RM(HOWS)

 集会当事者の渡辺さんは,我が家にも「集会裏方を手伝える人は,早めに来て!」というFAXを送ったそうだか,私は呑気に集会開始時間の11時ぎりぎりに会場に着いた。(あいにくFAC受信機に紙が入っていなかったのだ)。
 まだ集会は始まっていないというのに,すでに会場は満杯状態であった。「どれだけの参加者が来てくれるか……」と,渡辺さんは不安を募らせていたのに,すごい!が,そんなものじゃない。その後も参加者が増え,会場の後ろの方は,通勤電車並に身動きが出来状態になってしまった。
 私も後ろに立って「よかった,よかった」と思っていると「デモのアナウンス嬢をお願いね」と,これまた突然に言われ,大あわてで(やはりFAXで頼んだとのこと〉チラシ等を参考にしながら「アナウンス原稿」を考えることになってしまった。
 アナウンス内容は主に「都教委の『日の丸・君が代』強制と処分は許さない」(集会内容そのまま)だったが,後から思うと,渡辺さんが働く「北特別支授学校(養護学校)での卒業式のあり方の問題について,いかに子どもたちの人権が無視されているか」という内容も,盛り込むべきだった。
 学校近くの住民や商店街の人々,公園でお花見をしていた人たちは,養護学校内で日常,そして卒業式にどのような事が行われているのかなど,ほとんど知らないのではないか。今回のデモは,ほんの少しでも聞いてもらえるチャンスだったのにと,私は一人反省している。
 心配した天気も,デモ終了まで穏やかで渡辺さんを応援してくれた。王子から十条まで,高齢の方も足の悪い方も,集会参加者のほぼ全員(約120名)が最後までデモ行進に参加された。
 国労闘争団の方々,北区・板僑・練馬などの地域の組合(勿論教育労働者も)の方々も多く参加されていた。それは渡辺さんが労働者の仲間と不断に連帯し,互いに信頼しあっているかを,うかがい知ることとなった。
 3月31日,都教委は不当にも,渡辺さんに「停職3ヶ月」の処分を発令した。しかし,渡辺さんには3月28日に集まった(参加出来なかった人も)多くの仲間がいる。一緒に不当な処分を受けた根津さんや河原井さんらと共に,「日の丸・君が代」強制反対を訴える人々と共に,最後まで闘い抜にけると,私は確信した。「連帯こそ力」だ。
 ◆ 3・28デモ行動から校門闘争へ!(1)
 ◆ 3・28デモ大成功

 3月28日(土)に行なった「日の丸・君が代」強制と処分を許さない3.28デモは120名余の方に参加してもらえ,大成功でした。参加いただき,ありがとうございました。さまざまな方が駆けつけて下さいました。賛同いただいた個人,団体の皆さんにも心より感謝を申し上げます。「予防訴訟をすすめる会」には,賛同いただきながら,連絡不足でチラシに名前が入らず,申しわけありませんでした。当日,体調や用事の為来られなかったけれど,気にかけて下さった方々も,たくさんいらっしゃいます。3.28デモ行動の成功に尽力くださったすべての皆さんに心からお礼申しあげます。
 私たち「声をあげる市民の会」としては,初めての主催デモでした。右往左往しながら全力を尽くしました。でも不十分なところが多々あったと思います.至らなかった点について,率直に指摘くださいますようお願いします。私たちの次の運動のために是非おきかせください。
 ◆ 前段集会とデモ
 3月28日(土)11時より北とぴあ701号室で前段集会を行ないました。続々と詰めかけてくださり120名余の参加者で熟気ムンムンでした。司会は重野さんが担当し,渡辺から報告,次いでアイム’89より小橋元副委員長,練馬全労協より三沢副議長(練馬区職労)北部労協より小泉議長,北部共闘
より松村さん,被処分者の会弁護団で北法律事務所青木弁護士、被処分者の会近藤事務局長,国労・鉄建公団訴訟原告杉本さんから連帯のあいさっをもらいました。渡辺を孤立させないでおこう,との力強いメッセージで心強かったです。会場カンパ42,572円をいただきましてありがとうございました。
 デモはチャンゴやドラとともに王子の大坂をのぼり,北特別支援学校へのダラダラ坂をのぼり,校門でシュプレヒコールをあげ,坂を下って朝鮮中・高級学校の脇を通り,十条の駅前通りへ出てロータリー脇の小さな児童公園で解散しました。1時間強の長い道でした。配慮の足りない中,80ウン歳の益永さん,また元東水労のKさんやいつも手紙をくださるAさんは杖をついてられ,視覚障がい者の方など,厳しかったことと思います。一緒に歩き通せて感謝です。
 ◆ デモをやろう
 今回,地域デモを計画するに至ったのは,渡辺が迷い抜いた末に,卒業式に参加することを決断したことによります。
 卒業担任としてこどもの側にっいてやりたい,という思いと,職場基盤が瓦解すると思える程長い停職3ヶ月処分で,新しく担任する子どもや同僚にどれ程苦しい思いをさせるだろうか、という思いの中で揺れ続け,1月卒業式練習に入ってようやく決心をしたものです。
 処分必至なら自分は何をなさねばならないのか,考えました。
 校内から一人の教員がはじきとばされる事態にあっても,当事者が努力をしないと同僚,保護者,学校に関連して働く人々に,“停職3ヶ月処分を受けた教員がこの学校にいる”ということすら満足に伝わらないのが現状です。
 処分を顕在化させ,校内と細いパイプでっながるためには,校門に立つことが重要だと思いました。私の場合は,校門授業などではなく,ひたすら事実を知らせるために身をさらす,以上のものではありません。
 もう一つは,地域社会に「日の丸・君が代」強制によって学校の中がどのように変えられているのか,40秒間起立しなかっただけの理由で,停職3ヶ月処分を受ける教員が,この地域にいる,という事実を見える形で広げる,地域で闘っている人々と結びつきを強めることが今まで以上に必要だと思いました。
 それで,デモをする,デモへの協力願いに,これまで以上にまわろう,と計画したのです。
 ◆ デモをして良かった
 思いつきを実現へと後押ししてくれた北部共闘,新たに開係が強まった北区内の弁護士や区議の方たち,これまで以上にカを入れ支えてくれた団体,個人。デモはより広くより強い結びつきをもたらしてくれました。私たちの闘いが少しずっ前進していることを物語り,意義深かったと思います。
 どんな闘いでも,問題のおきた直後はマスメディアも取り上げ,あたかも世論的に広がりがあるように感じてしまいます。しかし,倍倍速で動く世の中,関心は次々に移らされ忘れられていきます。積極的に自分からつながりを求め,根を張ろうとする一人となる,地道さこそ必要です。闘っている人や組織とっながる,それは一方向ではなく,私もまた,彼らを支える一人として駆けつけることなくしてはあり得ません。私自身は好むと好まざるとに関わらず一匹狼になってしまうので,すべてをこなさざるを得ず超多忙となるので,身動きとれないのですが,できる限り,それもより困難を強いられている所へかけつけよう,これが今回強く感じたことでした。
『ほっととーく 76』より
「良心・表現の自由を!」声をあげる市民の会
〒176-0012 練馬区豊玉北5-17-7-303 サポートねりまねりま全労協気付
郵便振替:00140-6-517545 加入者名:声をあげる市民の会

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