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パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

やってるフリ 石原都知事のその後

2011年06月01日 | 暴走する都教委
 【都政の東西】
 ◆ やってるフリ


 都知事選からーカ月余りが過ぎた。東日本大震災の影響で今も国難と呼ぶべき深刻な事態に直面しているが、都庁内では「選挙後、知事が来なくなったね」というのが話題になっている。
 歴代の都知事の中で、登庁日が少ない人だったが、そうした日常に12年間、慣れっこになっている都職員が今さら呆れるのだから、何をかいわんやだ。
 「3月に毎日のように災害対策本部長として臨時の記者会見を開いた。あの時、都庁で1年分の仕事をしてしまったからね」。こんな皮肉も都職員から聞こえる。
 「引退するつもりだったのに、自民党から頼まれて知事をやっている」と、よもや石原氏は思っているわけではあるまい。
 「被災地支援のために東京が何でもやる」と約束したが、自分は隠居状態で副知事以下に丸投げしているのは、残念至極と言うほかない。
 4選出馬を求めた都議会自民党は、東日本大震災復旧・復興対策推進本部を4月末に立ち上げた。
 同党都議は「都政が一丸となって取り組む方向性が定まった。復旧・復興本部が、石原都政のけん引力になっていく。鈴木知事4期目のようにレームダックにならない」と語る。
 復旧・復興は、4年の任期をかけて取り組むべき長期的課題。同時に、首都直下型地震から都民の生命・財産を守るため、万全を期すのも東京都の本務である。知事選の人気取りであってはならない。
 「本部の看板を掛けるだけではしょうがない」。都議会自民党控室で看板掛けのセレモニーを行うとプレス発表したが、会派総会で積極意見が出て、わざわざ記者会見まで開いた。その心意気はよし。
 石原知事も、やってるフリでは駄目だ。

『都政新報』(2011/5/17【都政の東西】)

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