▼ 「君が代・強制j解雇裁判を共にすすめる会
第5回総会開かれる

「挨拶をする原告団」 《撮影:平田 泉》
雨模様の6月21日(土)、午後2時から文京区民センターにおいて、被解雇者の会の第7回報告集会と「君が代」解雇裁判の会・第5回総会が開かれました。
また、「中野区保育闘争勝利判決までの軌跡」について、原告である福家久美子さんが示唆にとむ講演を行いました。
参加者は70名、また、3万2千円もの会場カンパを頂きました。ありがとうございました。今後ともご支援をお願い致します。以下はその報告です。
▼第七回報告集会
総会に先立って、控訴人の前川さんの司会で、裁判の報告集会が開かれました。
■弁護団報告
弁護団を代表して川口採子弁護士が、解雇裁判控訴審の状況を報告しました。
①係属部
東京高等裁判所第16部民事ハB係=裁判長・宗宮英俊、主任・坂井満、黒津英明
②審理の経過と予定
07年
10月30日 第一回弁論
08年
2月6日 進行協議
2月12日 第二回弁論
5月7日 進行協議
5月13日 第三回弁論
今後の日程
8月25日(月)進行協議
9月2日(火)第四回弁論
③裁判進行の見通し
当初は、一回結審を危倶したが、高裁は慎重に審理を進めている。ただし、現段階では裁判所の問題意識は不明。特に釈明もない。しかし、ピアノ最高裁判決をいかに克服するかが重要。都側は人証申請の予定はないとしており、控訴人側の人証申請が採用された段階で結審して判決ということも考えられる。今後は、九月までに控訴人倒の人証申請がそろい、証人が採用され、秋から人証調べが開始される予定。
◇トピック
川口弁護士と新村弁護士は「この裁判だけが負けた。それまで最も元気だった原告の先生たちは落ち込んでいるように見られた。元気でいる問に、勝利判決をえたい」と、微妙な発言で会場をわかしました。
▼第五回総会
すすめる会の林聡世話人の司会で開かれた総会は、横川都高教副委員長、予防訴訟からは片山さん、採用拒否裁判の会からは松原さん、被処分者の会からは星野さん、東京「君が代」裁判をすすめる会からは西村さんが、それぞれ力強い連帯の挨拶で始まりました。
以下のことが拍手で確認され、承認されました。
①07年度活動報告 報告者平松さん
②07年度会計報告 報告書堀田さん
③08年度活動方針 提案者丸山さん
○控訴審の勝利をめざし。佐村判決と都教委への徹底批判活動を展開しよう。
○控訴審傍聴などの支援を強化し、あらたな入会と署名・カンパを獲得しよう。
○「君が代」関連裁判闘争および関連政治闘争と連帯し、ともに闘いを展開しよう。
④08年度予算 提案者堀田さん
■連帯の挨拶の一部紹介
○解雇裁判原告の奮闘が現場を励ましている。教育現場では、職を失う可能性もある10年免許更新の問題や勤務一、二年で異動させられている事態がある。組合の定期大会では関連裁判支援の方針が出る(横川さん)。
○現在の矛盾した社会を告発する意味でも、こんなことで解雇されるのはおかしいと全国に知らせていくことが必要。思想信条でクビにするのは本当におかしい。これは人権裁判でもある(西村さん)。
■訴え・アッピール
最後に次の団体・個人の訴えがありました。
○板橋高校卒業式威力業務妨害事件(藤田勝久さん)
この裁判の判決報告は前号通信を参照して下さい。
○田畑裁判(田畑さん)
校長の罠にはまり嘱託を不採用にされた事件
○増田裁判(増田さん)
六月十日最高裁小法廷は、土屋たかゆき(民主)、田代ひろし(自民)、古賀俊昭(自民)の三都議に増田教諭の個人情報を都教委が漏洩したことは不法行為と認定。なお、増田さんは「分限処分取消裁判」も行っています。
○許せない荷口鉄雄さんの「不起立とは関係なく」嘱託不採用
荷口さんは納得いく説明もないまま突然嘱託更新を拒否されました。
○嘱託部会(津久井さん)
嘱託制度は全く違う非常勤教員になり、月16日勤務、11時間の授業持ち時間に変えられ、人事考課も入った。
「君が代・強制」解雇裁判通信=報告集会・総会特集号 第79号(2008年7月8日)
第5回総会開かれる

「挨拶をする原告団」 《撮影:平田 泉》
雨模様の6月21日(土)、午後2時から文京区民センターにおいて、被解雇者の会の第7回報告集会と「君が代」解雇裁判の会・第5回総会が開かれました。
また、「中野区保育闘争勝利判決までの軌跡」について、原告である福家久美子さんが示唆にとむ講演を行いました。
参加者は70名、また、3万2千円もの会場カンパを頂きました。ありがとうございました。今後ともご支援をお願い致します。以下はその報告です。
▼第七回報告集会
総会に先立って、控訴人の前川さんの司会で、裁判の報告集会が開かれました。
■弁護団報告
弁護団を代表して川口採子弁護士が、解雇裁判控訴審の状況を報告しました。
①係属部
東京高等裁判所第16部民事ハB係=裁判長・宗宮英俊、主任・坂井満、黒津英明
②審理の経過と予定
07年
10月30日 第一回弁論
08年
2月6日 進行協議
2月12日 第二回弁論
5月7日 進行協議
5月13日 第三回弁論
今後の日程
8月25日(月)進行協議
9月2日(火)第四回弁論
③裁判進行の見通し
当初は、一回結審を危倶したが、高裁は慎重に審理を進めている。ただし、現段階では裁判所の問題意識は不明。特に釈明もない。しかし、ピアノ最高裁判決をいかに克服するかが重要。都側は人証申請の予定はないとしており、控訴人側の人証申請が採用された段階で結審して判決ということも考えられる。今後は、九月までに控訴人倒の人証申請がそろい、証人が採用され、秋から人証調べが開始される予定。
◇トピック
川口弁護士と新村弁護士は「この裁判だけが負けた。それまで最も元気だった原告の先生たちは落ち込んでいるように見られた。元気でいる問に、勝利判決をえたい」と、微妙な発言で会場をわかしました。
▼第五回総会
すすめる会の林聡世話人の司会で開かれた総会は、横川都高教副委員長、予防訴訟からは片山さん、採用拒否裁判の会からは松原さん、被処分者の会からは星野さん、東京「君が代」裁判をすすめる会からは西村さんが、それぞれ力強い連帯の挨拶で始まりました。
以下のことが拍手で確認され、承認されました。
①07年度活動報告 報告者平松さん
②07年度会計報告 報告書堀田さん
③08年度活動方針 提案者丸山さん
○控訴審の勝利をめざし。佐村判決と都教委への徹底批判活動を展開しよう。
○控訴審傍聴などの支援を強化し、あらたな入会と署名・カンパを獲得しよう。
○「君が代」関連裁判闘争および関連政治闘争と連帯し、ともに闘いを展開しよう。
④08年度予算 提案者堀田さん
■連帯の挨拶の一部紹介
○解雇裁判原告の奮闘が現場を励ましている。教育現場では、職を失う可能性もある10年免許更新の問題や勤務一、二年で異動させられている事態がある。組合の定期大会では関連裁判支援の方針が出る(横川さん)。
○現在の矛盾した社会を告発する意味でも、こんなことで解雇されるのはおかしいと全国に知らせていくことが必要。思想信条でクビにするのは本当におかしい。これは人権裁判でもある(西村さん)。
■訴え・アッピール
最後に次の団体・個人の訴えがありました。
○板橋高校卒業式威力業務妨害事件(藤田勝久さん)
この裁判の判決報告は前号通信を参照して下さい。
○田畑裁判(田畑さん)
校長の罠にはまり嘱託を不採用にされた事件
○増田裁判(増田さん)
六月十日最高裁小法廷は、土屋たかゆき(民主)、田代ひろし(自民)、古賀俊昭(自民)の三都議に増田教諭の個人情報を都教委が漏洩したことは不法行為と認定。なお、増田さんは「分限処分取消裁判」も行っています。
○許せない荷口鉄雄さんの「不起立とは関係なく」嘱託不採用
荷口さんは納得いく説明もないまま突然嘱託更新を拒否されました。
○嘱託部会(津久井さん)
嘱託制度は全く違う非常勤教員になり、月16日勤務、11時間の授業持ち時間に変えられ、人事考課も入った。
「君が代・強制」解雇裁判通信=報告集会・総会特集号 第79号(2008年7月8日)
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