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パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

近藤順一の中国通信666

2015年10月23日 | 平和憲法
 ◆ 中国の教科書

 皆様へ、 日中友好と教育の自由のために〈中国通信666〉を送ります。
 重複お許しください。ご意見ご批判をお願いします。転送OK。

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 《諸外国における教科書制度及び教科書事情に関する調査研究報告書》
   (発行=財団法人・教科書センター)
 ●中国
 (1)教科書制度

 教科書の作成・発行
 従来、小学校・初級中学・高級中学の教科書は、国の定める教育課程の基準に基づいて人民教育出版社(国家教育委員会の直属機関)が全国共通の教科書を各教科につき1種類だけ作成していた。しかし、生徒の多様な学力や、各地域の多様な需要に対応するため、1980年代後半から教科書を多様化する改革が進められた。
 この結果、現在では、多様な機関または個人が執筆・編集した複数の教科書を国が検定し、各地方が選択する制度が採用されている。ただし、人民教育出版社も引続き教科書の編集を行っている。
 (2)教科書の採択
 教科書の採択は、小学校については県レベルの教育行政機関が行い、初級中学については省レベルまたは地区レベルの教育行政機関が行う。ただし、一定の条件を備えた学校には、独自に教科書を採択する権限を与えることができるとされている。
 *中国の教科書制度もかなり変化してきている。
  「国定教科書」=>「複数教科書」、
  「教育行政採択」「学校採択」の併存状態がある。(近藤)

 * 教科書の採択権限が、「教育行政機関」にあるのは、中国と日本だけの珍しいケース。
   世界全体では「教員」または「学校」にある国が大半である。(文科省調べ)
http://www.nier.go.jp/seika_kaihatsu_2/risu-2-200_seido.pdf
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  ◆ 日本の友人が、新疆初の世界文化遺産図録を出版、自治区60年に献上
   2015年10月01日来源:中国新?网原文:中国ニュースネット
 小島康誉(中)が、新疆の文化伝統当局に画集を贈る
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 (日本語訳の簡約:近藤)
 30日、日本の友人・小島康誉と新疆文物局局長・王衛東が共同編集した《新疆世界文化遺産図録》画集とセットのはがきの初出版セレモニーが、ウルムチで行われ、新疆ウイグル自治区成立60周年に献呈された。
 王衛東は、60周年にあたって、自治区人民政府文化顧問・小島さんが個人出資し、この画集を出版した。これは、新疆の6つの遺産で初めて世界文化遺産の名において世間に登場したものである。
 2014年6月、カタールの首都・ドーハで開かれた第38回世界遺産大会で、中国・ハサクスタン・キルギスタン3国が共同で申請した“シルクロード:長安~天山回廊のルート網”が《世界遺産名簿》登録に成功した。
 新疆の北庭古城遺跡・高昌古城遺跡・交河古城遺跡・スバシャフジ遺跡・クムアル石窟・クムアルガル烽火台の6つの遺産は申請項目の重要な構成部分として選ばれ、新疆初の世界文化遺産になった。
 この画集は、全部で120幅以上の絵画を収録し、内容は豊富で広範に及び、その中には、遺跡の写真もあり、出土した文物の写真もある。中新社の記者は、それぞれの遺産は“遺産の概況”・“歴史的沿革”・“突出した世界的価値”・“遺産保護”の部分を確認した。
 小島康誉は、出版式で、新疆の文物は世界的に重要な位置にあると語った。自分は1982年から140回あまり新疆を訪問した。30年以上新疆の文化保護を見てきた。“
 これはとてもいい事情だ”彼は図録の中で、“今年は私の第2の故郷である新疆ウイグル自治区成立60周年のおめでたい日であり、これは我々の記念へのお祝いである。”と書いている。
 1987年、小島は仏教の浄土宗に帰依し、彼は、クムアル石窟の仏教壁画は自分に大きな影響を与えたと述べている。(記者: ?亭文) (編集責任:袁蒙、?永新)
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