たんぽぽ舎です。【TMM:No3615】 3/30辺野古レポート
◆ 海上保安官は違法行為に加担するな
海上保安庁は違法工事をやめさせる側に回るべきだ
千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)
3月30日(土) 天候:曇り風弱く海は穏やか
<K8進捗状況>
作業はダンプカーから捨て石をモッコに移しクレーンで海に投下、ユンボで固め護岸を作る作業、護岸は約60m出来ている。
・午前中K8護岸工事現場で抗議&阻止行動を展開した。2度フロートを越えたが残念ながら、工事をストップするまでには至らなかった。
・午後も2度フロートを越えたが本日はチームはうまく噛み合わず空振りに終わった。
<工区2(3月25日赤土投入開始)>
朝8時30分ごろダンプカーから赤土投入していたが、1時間くらいし作業を中断している。理由は分からない。結局昼まで何も動きはなかった。
午後は時々赤土を運び投入している模様、その間隔は10分に1台位ののんびりしたペースである。3月25日華々しく埋め立て開始した割にはかなり余裕を持ちすぎているのではないか。
<海上保安官の嫌がらせ-無法行為>
本日は海上保安庁のGB(ゴムボートが土曜日でカヌーチームの人数が多いこともあり)が10艇投入されていた。最近勘違いしている一部のものがかなり質が悪い。その中で何件かの嫌がらせがあったので2つほど書いておく。
1)午前中、拘束され松田ぬ浜に200mくらいになった時、カヌーメンバーがGBの床に座っていたが床は金属(アルミ)で冷たく痛いので、操縦席の後ろ側の椅子に座ろうとした。通常そのような行為は問題が起きない。
しかし、艇長は即座にGBをストップさせた。そして「過去にそこから飛び降りた人がいるので艇を動かすことができない」と主張する。
そんなルールはもともと存在してないし、急に独自の法律を作られても対応はできない。
その態度はまるで自分たちの言い分は何をやっても良いと言う態度で単なる意地悪にしか思えない。あと1分も走れば私たちを解放できるのになぜこんなことでトラブルを起こすのだろうか?
そもそも、私たちを拘束監禁して30分から1時間も寒いGBの床に座らせておく事は人権上大きな問題ではないのかと私は思う。
2)午後、フロートを越える時、女性が海に落ちた、私はすぐに助けに向かおうとした。このような事は日常茶飯事である。
しかし、GBに乗っていた艇長は「自分で落ちた」と主張して私が行くことを拒んだ。カヌーがひっくり返りなかなか起きれない。(話が長くなるので途中カット)
それでも私はムリムリ彼女のところに行き、カヌーと人をフロートの外に押し出した。通常これで一見落着なのだが、今度は別の隊員も飛び込んできて、その勢いで私に頭から海水がかかった。
私は「今、そのように飛び込む状況ではない」と抗議した。なぜならば、そこに私を抑えてる隊員がいる。私はカヌーを漕いで工事ストップに向かうことができない。
私が強く抗議をしていると、急に2人がかりで私のカヌーを転覆させた。私はカヌーに直ぐに乗ろうと思ったが、後からライフジャケットをつかまれ「今はダメです」と言われ、数分間冷たい水の中に入る羽目になった。まるで意味がわからない。これも単なるいじめでしょう。
沖縄の民意は「辺野古の海に新基地を作らせない」とハッキリとしている。本来なら民主主義の原理に基づいて工事をストップさせなければならない。
しかしあれから1ヵ月、1秒だってそんなことはしない。
一方、海上保安官は違法行為に加担しないで、県民の声を真摯に聞かなければならない。
そしてむしろ違法工事を辞めさせる側に回るべきである。
それが最近逆にかなり質が落ちている、というか自分たちの置かれている立場をわきまえるべきである。
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