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パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

千葉県高教組教研「授業」の話題

2018年12月09日 | こども危機
 ◆ 県教研「12・1授業づくり講座」雑感
   (T_T)(ひょうたん島研究会)


 メール発信した『瓢箪通信12/2早朝』に、次のように書いた。(略)
 昨日12/1から、県教研が始まりました。昨日行なわれた分科会は、「障害児学校部」(18名)「授業づくり講座」(13名)「学校図書館教育」(10名くらい?)「国語科」(5名くらい?)の4分科会だったと思います。ぼくが参加した「授業づくり」以外の参加人数は、噂を小耳に挟んだ数字なので、正確には主催者発表を待ってください。
 「授業ど(「づ」ですbyTT)くり」の参加者は、(略)13名でした。

 講座の前半は、Aさんによる「10年くらい前の県立I高校での授業実践報告」でした。
 例によって報告にまとめる能力がないので、それは他の参加者に丸投げしますが、それでもちょっとだけ感想的なことを書きます。
 授業の内容は蟹工船で、1953年に山村聡が監督したモノクロ映画『蟹工船』を見せて、班討論で意見や感想をまとめる--というものだったと思います。
 I高校は就職する生徒が多かったらしいですが、蟹工船での過酷な働かさせ方と、自分たちが働くであろう職場とを比較して考えた感想も多かったらしいです。
 あと、ぼくが「授業内容等は自分で決めるの? 「偏向してる」みたいな攻撃はなかったの?」と聞いたら、「自分の授業だから、内容は自分一人で決める。統一したスピードとか、受検(受験byTT)のための授業とかは、まったく気にしてない」「生徒との信頼関係の中で授業をしてるので、偏向してると言われたことはない」--みたいな返事でした。
 彼女、ぼくと同学年だけど、戦後民主主義教育の最後の生き残りみたいだと、思いました。
 まあぼくの周りには、かつて「シーラカンスのよう」という「褒め言葉をもらった友人」もいましたが・・・。
                    *
 後半はKさんによる実験授業実践の報告で、これも面白かったです。
 上述したように(ここでは略)物理の若い女性教員も参加していましたが、けっこう刺激を受けたみたいです。お土産もたくさんもらって、喜んで帰っていきました。
 実験内容についてのコメントは、他の参加者に丸投げします。
(略)
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 本当はここまでで終えるつもりでしたが、ちょっとだけオマケを付けます。
 今日12/7の『朝日』1面に、◆「授業準備・部活も『勤務』/教員の時間外『月45時間まで』/中教審素案」という記事が載っていました。
 中教審のメディア向けの説明をそのまま横流ししただけの記事らしいので、突っ込みどころ満載で、「頭の体操」という意味では、「良い記事」だと思います。
 時間がないので、ぼくからは一つだけ指摘しておきます。

 記事中に、「文科省が16年度に実施した教員の勤務実態調査の結果にガイドラインをあてはめると、小学校の約8割、中学校の約9割の教員が超過するという」とあります。
 高校はどうなんだ?という突っ込みも言いたくなりますが、それは略します。
 一番言いたいことは--。
 「8割・9割がガイドラインオーバー」ということは、元々の制度設計が、そういう時間外労働を前提としているということです。
 「仕事量と労働者の数のバランス」が取れていない
 「仕事を整理する」とか「部活の指導員をちょっとだけ増やす」なんていうのは、ハッキリ言って、何の解決にもならない--まあ少しは役に立ちますが。
 指導員?についても、本当に必要なら、ちゃんとした賃金を払って、ちゃんと雇うべきなのです。
 ゴメン!、いらついてるのでもう一言だけ。
 「見出し」の「授業準備・部活も『勤務』」ってのも、スゴイ言葉遣いだなあ。
 今まで、「部活や授業準備」って、勤務じゃなかったんだ

 冒頭に書いたように、中教審の解説をそのまま書くから、こういうツマラナイ記事になる。
 記者の皆さんには、現場の声を直接聞いて、それを記事にしてほしいと思いました。

以上。


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