ひょうたん島研究会・TT(高木@千葉高退教)です。
すべての友人の皆さんへ。
ぼくが所属するか曖昧な千葉高教組「日の丸・君が代」対策委員会の機関誌『ひのきみ通信』用に以下の雑文を書いたので、紹介します。
───────────────────────────────────
★ あんまり面白いんで、
思わず笑ってしまいました (最後に見出し変更あり)
T.T.0691(ひょうたん島研究会)
───────────────────────────────────
3月23日(日)、朝日「教育面」に、「学校端末でゲーム 戸惑う現場/『1人1台』はいま(上)」という記事が載っていた。
ツッコミどころ満載であんまり面白くって思わず笑ってしまったので、例によって若干のコメントを付けて、少しだけ紹介する。
┌────────────────────────────────┐
│ 小中学生が学校で使う1人1台の情報端末で、授業中や休み時間にゲーム│
│をする子がいるーー。朝日新聞教育班にそんなメールが届きました。(略) │
│ メールの送り主は、さいたま市で学習塾を経営する吉田雅人さん(74)。塾生の│
│小学生から、学校で使う端末で児童が自由に使えるプログラミング学習ソフト │
│を開くと、本格的なゲームが体験できるようになっていると聞いたという。(略)│
│ この小学生たちに話を聞かせてもらった。 │
│ さいたま市立小4年の女子児童(10)によると、クラスの担任の若手教員は │
│余裕のなさそうな様子で、休み時間は不在にすることが多かった。児童らは、 │
│休み時間に果物を用いたパズルに似たゲームなどをするようになり、やがて│
│端末を使う授業の際にこっそりやる子が出てきた。このソフトは教材として使用│
│を推奨しているものだけに、担任は発見しても強く注意できなかったようで、│
│歯止めはかからなかった。 │
│ 担任は授業にこなくなった。(略) │
└────────────────────────────────┘
「笑える話」を書くつもりだったのに、「泣ける話」になってしまいました。
こんな現場の状況の中で、「責任者」であるはずの文科省の動きは?
┌───────────────────────────────┐
│ 小中学生への情報端末の配布は、コロナ禍の2020年以降、リモート対応 │
│が必要になったことなどを受けて急速に進み、翌21年度中には「1人1台」 │
│の態勢が整った。文部科学省が21年に全国の小中高校などに出した通知で│
│は、配布された端末について「適切な利活用の指導やルール設定」を求め、│
│ルールの例として「学習に関係のない目的では使わない」などをあげた。 │
│ (略) │
│ 文科省の担当者は「情報端末は、それぞれの学習進度に合った個別最適│
│な学びや、発表資料をともにつくるといった協働学習に必要なもの」と意義を│
│説明。その上で、「学習に関係ないことに使うのは想定していない。学校は │
│適切な利用制限や、子どもへの説明などを通じて指導してほしい。学校でど│
│う使っているか、どんな宿題を出すかなど、保護者に説明するのも有効だ」と│
│話した。(高浜行人) │
└───────────────────────────────┘
この担当者のコメント、「文科省はちゃんと制度設計したのに、現場がダメだから混乱が生じている」と言ってるとしか、ぼくには読めない。
イカン、「笑い話」を書こうとしたのに、「嘆き節」になってしまった。
仕方がないので、見出しを変更します。
「あんまり面白いんで、思わず笑ってしまいました」
↓
「あんまりメチャクチャなんで、思わず怒ってしまいました」
(25/03/25夜)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます