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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

9.28予防訴訟をひきつぐ会 第11回学習討論会「崩壊する教育現場について」

2019年09月25日 | 日の丸・君が代関連ニュース
  =予防訴訟をひきつぐ会 第11回学習討論会=
 ◆ テーマ「崩壊する教育現場について」


 日時:2019年9月28日(土)PM2時~4時半(開場1時半)
 場所:文京区民センター3C会議室(営団後楽園駅、都営春日駅、JR水道橋)

 内容:*小・中・高・特支現場からの報告
     *コメンテイター 研究者:市川須美子(獨協大学)他
     *「ひきつぐ」運當委員会からも資料を拠示します。
     *建設的討議を深めたいと思います。
 資料代:500円

 6月の定期総会記念講演:高橋哲氏(埼玉大准教授〉「アメリカの教育の現状・日本との比較検討」で、2000年以後のアメリカの凄まじい教育破壊の実情を知ることができた。発端はブッシュ政権時、連邦政府の補助金支出を条件とした学校現場監督権限強化、そのための法律(NCBL法)が発動されたことにある。
 学校には学力スタンダードの設定、州統一学力試験の実施が義務付けられ、これらの目標設定の失敗に関係した教職員の配置換えが求められ、その結果大量の教職員が解雇され、学力試験下位校が閉鎖に追いこまれたという。
 2010年放映のNHK番組「ピンクスリップの恐怖~3万人の解雇通告」を視聴した。アメリカの教育破壊の凄まじさが伝わってきた。オバマ政権・トランプ政権になっても、状況は基本的には変わってないという。
 翻って日本の教育はどうか、決して対岸の火事ではない。大量解雇こそないが、教育再生会議のリードで、新自由主義の理念による「教育改革」が進む。医療・介護と共に教育への財政支出は削減する一方だ。
 指導要領の改定を通して能力主義・国家主義的な教育が推し進められている。
 「道徳(愛国心)教育」の強化、英語教科の小学校5,6年での実施、IT・プロミラミング教育の強化、その達成の為に学校毎に教育目標を掲げさせ、人事考課制度によって教職員を縛り上げ、教職員の超長時間労働(世界1レベル)、パワハラ・セクハラの増加、病休者の増加(欠員校の増加)等の現実が常態化している。
 「教育改革」先進都市である東京では教員の就職希望の倍率が激変している(義務制は2倍以下)という。
 学習討論会では「教育破壊の実態」に標準をあわせ、これを検証し、打開の方途を探ることを課題としたい。お誘いあわせの上、多くの方のご参加をお願いします。
 会員以外の方・どなたでも参加出来ます。新規会員歓迎!

 主催:「日の丸・君が代」強制反対 予防訴訟をひきつぐ会


◎ 予防訴訟をひきつぐ会〈2019年度活動方針〉

 1.〈会の基本的な方針に関わる運動〉
  ①「10.23通達」の撤回をめざす。
  ②憲法と旧教育基本法の精神に基づき、教育の自由をまもり、また取りもどす運動に取り組む。
  ③教育と学校現場の状況を広く伝え、現場の教員を支える運動に取り組む。
  ④人権と平和をめざす様々な運動と連帯する運動に取り組む。

 2.これまでの活動の継承について
  ①会員の協力を得て引き続きメールニュースを発信していく
  ②「教育現場の課題を考える学習・討論集会」を今後も継続・発展させていく
  ③裁判を通して提起されてきた教育法の学習が不十分であったので本年度の課題としていく事が求められる。
  ④裁判の傍聴や教育関係集会の紹介等は本年度も継承していく
  ⑤会員からの提案を集約し、具体的な運動の中で生かしていく
  ⑥会員の中心が退職者や再雇用教職員となってきている。現職との交流を進めていく。
  ⑦教育の状況等を中心として情報を発信する取組が不充分であったことから今後も課題とする。
 3.2019年度活動に関する方針
  ①崩壊する教育の状況等を共有し、学習研究活動及び集会を行いその状況を告発する。
  ②現場の教職員との連携を作り出し、教育現場の再生にむけともに取り組む。
  ③相談窓口(ホットライン)をつくり、これに応える体制を確立する。パワハラ、セクハラ問題にも取り組む。
  ④他団体と協力して都教委・都議会要請などの諸行動を行う。
  ⑤文化活動(音楽・演劇・映画など)を通して問題を訴える。
  ⑥教育運動のネットワークを全国に拡げていく。
  ⑦現場教員の中で、教育活動などへの攻撃に抵抗する運動の構築を支援していく。
  ⑧教員の長時問労働は、労働者としての権利を侵害するだけでなく、教育の自由を奪うものであることの基本認識から、教育労働の長時間化に反対する。そのためには給特法によらず、全残業時間に対する手当を支給させる方針にたつ。また年間の変形労働制に反対する。そして、残業をしなくてもすむように、業務縮減・持ち時数減・定数増を求めていく。
  ⑨愛国心教育を推進する道徳教育や道徳の教科化・高校の道徳版「公共」の導入に反対する。
  ⑩自衛隊への職場体験や防災訓練など、自衛隊を教育に浸透させる教育二反対する。
  ⑪憲法改悪に反対し、現行憲法を守る運動を進め、3000万署名に取り組む。
  ⑫天皇代替わりに便乗し「天皇を敬愛」や「祝意」を教え込むような教育に反対する。これらは児童生徒の内心に介入する教育であり、戦前回帰の教育である。
  ⑬国家主義を先導するオリンピック・パラリンピック教育に反対し、ボランティアの押しつけに反対する。
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☆会費1年聞1,000円です。
※2年分納入の方はその旨を明記下さい。
〈振替番号〉(口座名)「予防訴訟をひきつぐ会」 (口座番号)00160-1-554087
〈住所〉〒102-0071 千代田区富士見1-7-8第5日東ビル501号

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