多くの方々に大阪の学校で起こっていることを知っていただければと思います。
◇ Tネット通信 準備号 2012年10月2日
教育基本条例下の辻谷処分を撤回させるネットワーク
(yamadak@nike.eonet.ne.jp)
◇ 教育基本条例下の辻谷処分を撤回させるネットワーク(Tネット)への御参加・支援を!
私たちは、2012年の入学式での「君が代」斉唱時での「不起立」を理由に、「大阪府職員基本条例」による最初の被処分者として戒告処分を受けた辻谷さんへの処分取り消しを求めています。
そして「日の丸」・「君が代」の掲揚・起立斉唱の強制のみならず、大阪の教育や新条例にかかわる問題について、多くの教職員や子ども・保護者・市民の方々といろいろな観点・立場から考える集まりを持っていきたいと考えています。この趣旨に賛同されるすべての方に、このネットワークへのご参加・支援と御協力をよびかけるものです。
◇ 卒業式での35名への「君が代」不起立処分は教育・職員基本4条例の先取り
大阪府教育委員会は、今年2・3月の卒業式で「君が代」不起立の府立高校19校27名・支援学校1校2名を、また高槻・豊中・茨木では小中学校3名を、「職務命令違反」として「戒告」処分としました。さらにこのうち、府立高校と高槻の2名については再任用の内定まで取消し、4月からの職をも奪いました。
また、大阪市教委は職務命令を出していなかった中学校の2名も含めて、小中学校の2名を「戒告」、中学校の1名を「訓告」処分としました。これらは3月に大阪府議会で維新・公明・自民の賛成で成立した教育基本2条例・職員基本2条例を先取りするものであるとともに、4月入学式での不起立を封じ込めるための見せしめ・脅しともいえるものでした(大阪市では生徒・保護者の集会で謝罪を求めるということまで行われました)。
◇ 卒・入学式での被処分者8名が人事委員会提訴し、反撃の闘いが開始!
しかしこうした不起立者への攻撃に対して、処分伝達では府庁別館前で首都圏からの参加者も含む約100名での抗議行動が行われました。さらに入学式では、同一職務命令に3回違反を重ねたら原則免職とする「大阪府職員基本条例」成立(4月施行)のもとで、不起立意思をもつ教員への式場外配置の職務命令で排除しようとしたにもかかわらず、府立高校の2名が不起立(戒告処分)。そして現在、卒・入学式での「不起立」による被処分者のうち8名が「不服申し立て」を行い、人事委員会に受理されています。
◇ 排外・競争と「自己責任」の教育ではなく、憲法と人権が守られる教育と社会を!
「君が代」がいかに「国歌」とされていても、それを「歌う・歌わない」は「思想良心の自由」の問題であり、憲法で保障された最も大切な基本的人権の問題です。まして「君が代」は天皇賛美の歌であり、歌うことを強制すること自体が憲法違反です。憲法を守ることを義務づけられている公務員が憲法違反の職務命令を認めることはできません。
またこの処分は、教職員だけにかけられた攻撃ではなく、子どもたちから自主的・批判的精神を奪い取り、政府財界にとって都合のよい人材を作るため、教育全体を支配しようとする意図をもつものです。そしてその先にあるのは排外・競争と「自己責任」の教育です。大津いじめ自殺問題に見られるような、子どもが追い詰められ、問題が隠蔽されるような荒廃した教育ではなく、子どもたちが共に学び、互いの人権が保障される学校にしていくことが求められています。ともに考え、論議しながら今後の方向性を探っていきたいと思います。
10月21日(日) 夕方6時~
エルおおさか南館10階南101号室(京阪電車天満橋駅西5分 06-6942-0001)
[プログラム(予定)]
伊田広行さん講演「教育基本条例」の思想と、私たちが問われていること
基調報告・提案|担当弁護士から|当該からのアピール|支援からのアピール
『グループZAZA』(2012-10-14)
http://blog.goo.ne.jp/zaza0924/e/90948f5a07eabe7edfb54fb2d2688d88
◇ Tネット通信 準備号 2012年10月2日
教育基本条例下の辻谷処分を撤回させるネットワーク
(yamadak@nike.eonet.ne.jp)
◇ 教育基本条例下の辻谷処分を撤回させるネットワーク(Tネット)への御参加・支援を!
私たちは、2012年の入学式での「君が代」斉唱時での「不起立」を理由に、「大阪府職員基本条例」による最初の被処分者として戒告処分を受けた辻谷さんへの処分取り消しを求めています。
そして「日の丸」・「君が代」の掲揚・起立斉唱の強制のみならず、大阪の教育や新条例にかかわる問題について、多くの教職員や子ども・保護者・市民の方々といろいろな観点・立場から考える集まりを持っていきたいと考えています。この趣旨に賛同されるすべての方に、このネットワークへのご参加・支援と御協力をよびかけるものです。
◇ 卒業式での35名への「君が代」不起立処分は教育・職員基本4条例の先取り
大阪府教育委員会は、今年2・3月の卒業式で「君が代」不起立の府立高校19校27名・支援学校1校2名を、また高槻・豊中・茨木では小中学校3名を、「職務命令違反」として「戒告」処分としました。さらにこのうち、府立高校と高槻の2名については再任用の内定まで取消し、4月からの職をも奪いました。
また、大阪市教委は職務命令を出していなかった中学校の2名も含めて、小中学校の2名を「戒告」、中学校の1名を「訓告」処分としました。これらは3月に大阪府議会で維新・公明・自民の賛成で成立した教育基本2条例・職員基本2条例を先取りするものであるとともに、4月入学式での不起立を封じ込めるための見せしめ・脅しともいえるものでした(大阪市では生徒・保護者の集会で謝罪を求めるということまで行われました)。
◇ 卒・入学式での被処分者8名が人事委員会提訴し、反撃の闘いが開始!
しかしこうした不起立者への攻撃に対して、処分伝達では府庁別館前で首都圏からの参加者も含む約100名での抗議行動が行われました。さらに入学式では、同一職務命令に3回違反を重ねたら原則免職とする「大阪府職員基本条例」成立(4月施行)のもとで、不起立意思をもつ教員への式場外配置の職務命令で排除しようとしたにもかかわらず、府立高校の2名が不起立(戒告処分)。そして現在、卒・入学式での「不起立」による被処分者のうち8名が「不服申し立て」を行い、人事委員会に受理されています。
◇ 排外・競争と「自己責任」の教育ではなく、憲法と人権が守られる教育と社会を!
「君が代」がいかに「国歌」とされていても、それを「歌う・歌わない」は「思想良心の自由」の問題であり、憲法で保障された最も大切な基本的人権の問題です。まして「君が代」は天皇賛美の歌であり、歌うことを強制すること自体が憲法違反です。憲法を守ることを義務づけられている公務員が憲法違反の職務命令を認めることはできません。
またこの処分は、教職員だけにかけられた攻撃ではなく、子どもたちから自主的・批判的精神を奪い取り、政府財界にとって都合のよい人材を作るため、教育全体を支配しようとする意図をもつものです。そしてその先にあるのは排外・競争と「自己責任」の教育です。大津いじめ自殺問題に見られるような、子どもが追い詰められ、問題が隠蔽されるような荒廃した教育ではなく、子どもたちが共に学び、互いの人権が保障される学校にしていくことが求められています。ともに考え、論議しながら今後の方向性を探っていきたいと思います。
☆ T ネ ッ ト 結 成 集 会 ☆
10月21日(日) 夕方6時~
エルおおさか南館10階南101号室(京阪電車天満橋駅西5分 06-6942-0001)
[プログラム(予定)]
伊田広行さん講演「教育基本条例」の思想と、私たちが問われていること
基調報告・提案|担当弁護士から|当該からのアピール|支援からのアピール
『グループZAZA』(2012-10-14)
http://blog.goo.ne.jp/zaza0924/e/90948f5a07eabe7edfb54fb2d2688d88
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