<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽ML」の渡部です。
(For a slogan of movement)
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【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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以下は千葉県高等学校教職員組合の仲間から送られてきたメールからです。
▲ 千葉県の高校現場の実態がわかると思いますので、紹介します。
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5月17日の千葉県高教組の拡大中央委員会では、安倍暴走内閣と県教育委員会による教育破壊攻撃への怒りの声が渦巻きました。
その要旨を紹介します。
<「所得制限」で事務量が激増>
安倍内閣による「高校授業料無償化の所得制限」は高校の事務職員に膨大な事務量を押しつけています。
次のような告発と怒りの発言がありました。
①高校授業料無償化の所得制限では、定時制の事務職員も9:30頃には来て、全日制の4人の事務職員と一緒に所得制限の書類のチェックの仕事をしている。
②高額所得者の授業料徴収を取るというのであれば、学校で所得のチェックをするより、高額所得者の所得税率を少し上げれば済むはず。
ある事務職員は「事務職員で安倍内閣を支持する人は誰もいません」と語っています。
<4月に授業担当者がいない>
学校現場の教職員不足は深刻です。
4月になっても授業を担当する人員が確保できていない学校があいつでいます。
次のような実態の発言がありました。
③私の高校の家庭科は4単位にしたので、正規教員が2人必要である。
しかし、3月に臨時任用講師が来ると知らされたが、その講師が4月1日に辞退した。
そのため、別の人を探さなくてはならなくなった。
しかし、県教委は、校長に「動いてはいけない」と指示しながら、なかなか非常勤講師を探せなかった。
そのため、4月の3年生の家庭科の授業の半分は、普通科の授業をしてもらい、半分は自習。
5月7日にやっと3人の非常勤講師が来た。
④今年4月に来る予定だった地学の先生は3月から入院していた。
4月になっても入院中で、診断書がないので講師も探せない。
ようやく4月2週目に診断書が出て、4月23日にやっと講師が来た。
しかし、その講師は5月30日までの契約。
7月まで入院が続くとも聞いているが、その後はどうなるかわからない。
校長も異動してくる人が入院中だとは知らなかったと怒っている。
入院中の人まで異動させるのは問題。
<深夜11時まで働かされている>
学校は多忙を極め、どの学校でも深夜まで働かせられている実態が広がっています。
次のような悲惨な状態が報告されました。
⑤若い人たちは10時11時まで学校に残って仕事をしている。
シラバスに意味があるのか。若い教職員はシラバスに授業内容が制約されている。
平常点をどうするかを教科会議で延々議論している。
しかも、シラバスにA3の表紙をつけて保護者にも渡している。
それを教務の担当者がミスがないかチェックしている。
学校評価、授業評価など無意味な仕事が多すぎる。
余計な仕事を精選し、切り捨てる運動が必要。
⑥定時制に勤務しているが、全日制の20代の教職員の勤務が過重で、定時制より遅くなっている。
定時制は9:50にアラームを設置しているが、それより遅くなっている。
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以下、(その2)です。
<多すぎる異動…24人も>
最近の学校現場の異動数は多すぎます。
職員の3分の1以上が異動した例も生まれています。次のような疑問が語られました。
①3月に24人が人事異動で転出し、27人が転入した。
70人ほどの職員の3分の1以上で多すぎる。
しかも、転入者の中で非常勤講師が5~6人、再任用教員が5~6人、新卒4~5人と多すぎる。
<不祥事根絶の目標を書け?>
目標申告に「数値目標」を入れろとか、「不祥事根絶」の目標を書けと言われている学校が増えています。
次のような職場状況が話題になりました。
②目標申告に「数値目標」を入れろと言われている。入れないと突き返される。
③目標申告に「不祥事根絶」の目標を書けと言われた。
④目標申告に「数値目標」として「保護者の満足度85%以上」と書けと言われている。
<専門性を無視した人事ばかり>
専門性を無視した人事に、工業高校から次のような困惑の発言が相次ぎました。
⑤土木科があるが、土木専門の教員はほとんどいなくて、建築専門の教員ばかりで困っている。
⑥建築科に建築専門の教職員がいなくて困っている。
再任用教員も機械専門の教員と土木専門の教員で、建築の専門の授業はできない。
土木と建築がごちゃまぜになっている。
<「入試一本化」見送りにどよめき>
「高校入試の一本化」が見送りに驚きと怒りの声が上がりました。
多忙と教育破壊の原因の「5教科2回の学力検査に対して、「一刻も早くやめさせよう!」という次の発言がありました。
⑦職場で「入試一本化」が見送られたことに「どよめき」が起きた。
校長も「私も一本化になると思っていた」と驚いていた。もっと運動を強めるべき。
<消費税8%で通勤の高速料金が2倍に>
安倍内閣が強行した消費税増税の影響が出ているという次の発言もありました。
⑧90分かけて80kmの遠距離通勤をしている。
高速道路を使うが、以前は6時前に通過すれば900円だった高速料金が、
消費税が8%に上がったために2010円に上がった。
他にも、「再任用教職員には扶養手当などが出ない」、
「卒業生がブラック企業に入り、毎日の帰りが夜の12時前。高教組として労働基準法などをわかりやすく知らせるパンフレットを高校生に配布すべき」
などの意見も出されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
まさに凄まじいばかりの現場の実態です。
しかもその内容が酷い。
教育条件は悪化する一方で、かつ賃金・退職金も大きく下がっている中で、教員は多忙化に苛まれ、<シラバス(講義内容紹介)>や<目標申告>などについては、生徒の実態抜きの「机上の空論」に延々と時間をかけさせられています。
これでは教員は疲れ果て、教育内容は形骸化し、生きたダイナミックな教育はできないでしょう。
教員にとっても生徒にとっても学校はますますつまらなくなるでしょう。
「教育再生」どころか「教育破壊」がますます進行するでしょう。
どこかで、誰かが(否、みんなが)、大声で、上(管理職、教育委員会、文部科学省)に向かって「いい加減にしろ!!」という必要があると思います。
でなければ、「このままでは殺されてしまう」として、「ストライキ!!」です。
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★ 5月26日(月)
教育委員会制度解体反対 教育の国家支配をゆるさない『国会前抗議行動』
<時間> 14時~18時30分(雨などにより変わる場合があります)
<場所> 衆議院第2議員会館前 歩道
<行動> 座り込み、リレー・トーク
14:00~15:00 午後の集会(リレートーク)
17:00~18:30 夕方の集会(リレートーク)
<主催> 都教委包囲首都圏ネットワーク 090-5415-9194
*地教行法は5月16日に、衆議院文部科学委員会で強行採決し、5月20日に衆議院本会議で採決ということを聞いていましたが、ニュースでは流れていないようです。
*********************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
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【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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以下は千葉県高等学校教職員組合の仲間から送られてきたメールからです。
▲ 千葉県の高校現場の実態がわかると思いますので、紹介します。
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5月17日の千葉県高教組の拡大中央委員会では、安倍暴走内閣と県教育委員会による教育破壊攻撃への怒りの声が渦巻きました。
その要旨を紹介します。
<「所得制限」で事務量が激増>
安倍内閣による「高校授業料無償化の所得制限」は高校の事務職員に膨大な事務量を押しつけています。
次のような告発と怒りの発言がありました。
①高校授業料無償化の所得制限では、定時制の事務職員も9:30頃には来て、全日制の4人の事務職員と一緒に所得制限の書類のチェックの仕事をしている。
②高額所得者の授業料徴収を取るというのであれば、学校で所得のチェックをするより、高額所得者の所得税率を少し上げれば済むはず。
ある事務職員は「事務職員で安倍内閣を支持する人は誰もいません」と語っています。
<4月に授業担当者がいない>
学校現場の教職員不足は深刻です。
4月になっても授業を担当する人員が確保できていない学校があいつでいます。
次のような実態の発言がありました。
③私の高校の家庭科は4単位にしたので、正規教員が2人必要である。
しかし、3月に臨時任用講師が来ると知らされたが、その講師が4月1日に辞退した。
そのため、別の人を探さなくてはならなくなった。
しかし、県教委は、校長に「動いてはいけない」と指示しながら、なかなか非常勤講師を探せなかった。
そのため、4月の3年生の家庭科の授業の半分は、普通科の授業をしてもらい、半分は自習。
5月7日にやっと3人の非常勤講師が来た。
④今年4月に来る予定だった地学の先生は3月から入院していた。
4月になっても入院中で、診断書がないので講師も探せない。
ようやく4月2週目に診断書が出て、4月23日にやっと講師が来た。
しかし、その講師は5月30日までの契約。
7月まで入院が続くとも聞いているが、その後はどうなるかわからない。
校長も異動してくる人が入院中だとは知らなかったと怒っている。
入院中の人まで異動させるのは問題。
<深夜11時まで働かされている>
学校は多忙を極め、どの学校でも深夜まで働かせられている実態が広がっています。
次のような悲惨な状態が報告されました。
⑤若い人たちは10時11時まで学校に残って仕事をしている。
シラバスに意味があるのか。若い教職員はシラバスに授業内容が制約されている。
平常点をどうするかを教科会議で延々議論している。
しかも、シラバスにA3の表紙をつけて保護者にも渡している。
それを教務の担当者がミスがないかチェックしている。
学校評価、授業評価など無意味な仕事が多すぎる。
余計な仕事を精選し、切り捨てる運動が必要。
⑥定時制に勤務しているが、全日制の20代の教職員の勤務が過重で、定時制より遅くなっている。
定時制は9:50にアラームを設置しているが、それより遅くなっている。
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以下、(その2)です。
<多すぎる異動…24人も>
最近の学校現場の異動数は多すぎます。
職員の3分の1以上が異動した例も生まれています。次のような疑問が語られました。
①3月に24人が人事異動で転出し、27人が転入した。
70人ほどの職員の3分の1以上で多すぎる。
しかも、転入者の中で非常勤講師が5~6人、再任用教員が5~6人、新卒4~5人と多すぎる。
<不祥事根絶の目標を書け?>
目標申告に「数値目標」を入れろとか、「不祥事根絶」の目標を書けと言われている学校が増えています。
次のような職場状況が話題になりました。
②目標申告に「数値目標」を入れろと言われている。入れないと突き返される。
③目標申告に「不祥事根絶」の目標を書けと言われた。
④目標申告に「数値目標」として「保護者の満足度85%以上」と書けと言われている。
<専門性を無視した人事ばかり>
専門性を無視した人事に、工業高校から次のような困惑の発言が相次ぎました。
⑤土木科があるが、土木専門の教員はほとんどいなくて、建築専門の教員ばかりで困っている。
⑥建築科に建築専門の教職員がいなくて困っている。
再任用教員も機械専門の教員と土木専門の教員で、建築の専門の授業はできない。
土木と建築がごちゃまぜになっている。
<「入試一本化」見送りにどよめき>
「高校入試の一本化」が見送りに驚きと怒りの声が上がりました。
多忙と教育破壊の原因の「5教科2回の学力検査に対して、「一刻も早くやめさせよう!」という次の発言がありました。
⑦職場で「入試一本化」が見送られたことに「どよめき」が起きた。
校長も「私も一本化になると思っていた」と驚いていた。もっと運動を強めるべき。
<消費税8%で通勤の高速料金が2倍に>
安倍内閣が強行した消費税増税の影響が出ているという次の発言もありました。
⑧90分かけて80kmの遠距離通勤をしている。
高速道路を使うが、以前は6時前に通過すれば900円だった高速料金が、
消費税が8%に上がったために2010円に上がった。
他にも、「再任用教職員には扶養手当などが出ない」、
「卒業生がブラック企業に入り、毎日の帰りが夜の12時前。高教組として労働基準法などをわかりやすく知らせるパンフレットを高校生に配布すべき」
などの意見も出されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
まさに凄まじいばかりの現場の実態です。
しかもその内容が酷い。
教育条件は悪化する一方で、かつ賃金・退職金も大きく下がっている中で、教員は多忙化に苛まれ、<シラバス(講義内容紹介)>や<目標申告>などについては、生徒の実態抜きの「机上の空論」に延々と時間をかけさせられています。
これでは教員は疲れ果て、教育内容は形骸化し、生きたダイナミックな教育はできないでしょう。
教員にとっても生徒にとっても学校はますますつまらなくなるでしょう。
「教育再生」どころか「教育破壊」がますます進行するでしょう。
どこかで、誰かが(否、みんなが)、大声で、上(管理職、教育委員会、文部科学省)に向かって「いい加減にしろ!!」という必要があると思います。
でなければ、「このままでは殺されてしまう」として、「ストライキ!!」です。
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★ 5月26日(月)
教育委員会制度解体反対 教育の国家支配をゆるさない『国会前抗議行動』
<時間> 14時~18時30分(雨などにより変わる場合があります)
<場所> 衆議院第2議員会館前 歩道
<行動> 座り込み、リレー・トーク
14:00~15:00 午後の集会(リレートーク)
17:00~18:30 夕方の集会(リレートーク)
<主催> 都教委包囲首都圏ネットワーク 090-5415-9194
*地教行法は5月16日に、衆議院文部科学委員会で強行採決し、5月20日に衆議院本会議で採決ということを聞いていましたが、ニュースでは流れていないようです。
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