東京・全国の仲間の皆さんへ。
(転送・転載・拡散歓迎。重複はご容赦を。一部報道関係者にも送信)
被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。
◆ 「君が代」三次訴訟 都教委、上告を断念!
再雇用二次訴訟 都が最高裁に上告受理申立
今年、安倍政権が露骨に「戦争する国」への暴走を続けました。来年は「戦争法廃止、立憲主義を取り戻す」という大義のもと、安倍政権を退陣に追い込みたいと切に願っています。「日の丸・君が代」強制は戦争への道です。「子どもたちを戦場に送らない」ために、国民各層の闘いに合流して頑張ります。良い年になりますように。
◆ 都教委、上告を断念! 「君が代」三次訴訟
東京「君が代」裁判三次訴訟の東京高裁判決(12月4日)は、戒告処分取り消し、損害賠償を求める一審原告らの請求を棄却する一方、5名・8件の減給・停職処分取り消しを不服として控訴した都教委の請求も棄却しました。
原告団は、これまでの最高裁判決を乗り越え、憲法判断での前進を目指し、戒告処分の取り消し、損害賠償を勝ち取るため、12月16日に49名(1名が辞退)が最高裁への上告及び上告受理申立をしました。
一方、控訴を棄却された都教委が上告(上告受理申立)をするかどうか注目していましたが、、上告(上告受理申立)期限(12月18日)を過ぎても上告せず、都教委が上告を断念したことが明らかになりました。その結果、都教委が控訴した5人の勝訴が確定しました。今後、都教委は、「処分取消に伴う給与等の実損回復」の手続きに入るものと思われます。
都教委は、卒業式前の予行、ホームルームなどでの内心の自由の説明、前任校の卒業式での挨拶、ブラウス着用、停職期間中の校門での抗議行動等々をあげて、累積加重処分を正当だとして控訴しましたが、東京高裁で斥けられました。そして、最高裁へ上告(上告受理申立)をしても、「勝ち目がない」ので「降参」したのです。
原告団は、これに満足せず、憲法判断での前進、戒告処分の取り消し、損害賠償を勝ち取るため、年明けには、最高裁に向けた要請行動に取り組みます。
(注)一般的には「上告」と言いますが、高裁判決に不服の場合は最高裁に「上告」(憲法判断)、「上告受理申立」(法令解釈)のどちらか一方又は両方をすることになります。
◆ 再雇用二次訴訟は都が最高裁に上告受理申立―都議会本会議で賛成多数で可決
再雇用拒否撤回第二次訴訟は、12月10日、東京高裁で私たち原告が全面勝訴し、都教委は大打撃を受けました。
損害賠償金額が大きいため(約5370万円)東京都が上告(上告受理申立)をするためには地方自治法に基づき、都議会の同意が必要なので、12月11日の都議会文教委員会の質疑、討論(前号で既報)に続き、東京都は12月16日の都議会本会議に第278号議案(追加議案)として「再雇用職員又は日勤講師としての採用選考において不合格とされたこと又は採用決定を取り消されたことが違法であること等を理由とする損害賠償請求控訴事件に関する上告受理申立について」という議案を提出しました。
本会議討論では、共産党都議団を代表して大島よしえ都議(足立区選出)、都議会生活者ネットを代表して山内れい子都議(北多摩第二選出)が、それぞれ理路整然と上告受理申立に反対の発言をしました。
※日本共産党都議団HPより 大島よしえ議員の討論
↓
http://www.jcptogidan.gr.jp/html/menu4/2015/20151216133628_1.html
↓
http://www.togikai-seikatsusha.net/archives/960.html
その結果、反対は、共産党(17人)、生活者ネット(3人)のみで、自民(56人)、公明(23人)、民主(15人)、都議会維新の党(4人)、かがやけ(3人)、無所属(1人会派・3名)の賛成で議案が同意されました(これまでと全く同じ傾向です)。
これに先立ち、原告団は、「やれることは何でもやろう」と、12月11日、15日の2回に亘り、都の上告受理申立に反対するよう都議会各会派に要請行動を行いました。残念な結果ですが、原告団としてはベストを尽くしました。
懲りない都教委の上告受理申立が最高裁で「受理しない」とされ、「時間と税金の無駄遣い」の最終的勝利を得るまで頑張り抜きます。引き続き応援をよろしくお願いします。
◆来年も各裁判の傍聴をお願いします。
★ 東京「君が代」裁判第四次訴訟第9回口頭弁論
(東京地裁民事11部。2010~13年処分取消請求、原告14名)
3月4日(金)
15時30分傍聴希望者集合(傍聴抽選なし・先着順)
16時開廷
東京地裁527号法廷
報告集会:527号隣控え室(予定)
★ 東京「再雇用拒否」第三次訴訟・東京地裁判決→再雇用二次訴訟に続き、勝訴を。
(東京地裁民事19部。2011年再雇用拒否の損害賠償請求、原告3名)
4月18日(月)
12時45分傍聴希望者集合(傍聴抽選なし・先着順)
13時15分開廷・判決言い渡し 東京地裁527号法廷
報告集会:場所未定。追って連絡。
★ 東京「君が代」裁判第四次訴訟第10回口頭弁論
(東京地裁民事11部。2010~13年処分取消請求、原告14名)
5月6日(金)
15時30分傍聴希望者集合(傍聴抽選なし・先着順)
16時開廷
東京地裁527号法廷
報告集会:527号隣控え室(予定)
三次訴訟高裁判決・声明文、再雇用二次高裁判決・声明文を速報掲載。
「お知らせ」、通達関連裁判進行状況等随時更新。
各種判決文、声明文、行動予定、資料等入手可能。
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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「君が代」裁判原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:090-5327-8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
事務所:〒160-0008 新宿区三栄町6 小椋ビル401号
被処分者の会HP↓(12月21日更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
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(転送・転載・拡散歓迎。重複はご容赦を。一部報道関係者にも送信)
被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。
◆ 「君が代」三次訴訟 都教委、上告を断念!
再雇用二次訴訟 都が最高裁に上告受理申立
今年、安倍政権が露骨に「戦争する国」への暴走を続けました。来年は「戦争法廃止、立憲主義を取り戻す」という大義のもと、安倍政権を退陣に追い込みたいと切に願っています。「日の丸・君が代」強制は戦争への道です。「子どもたちを戦場に送らない」ために、国民各層の闘いに合流して頑張ります。良い年になりますように。
◆ 都教委、上告を断念! 「君が代」三次訴訟
東京「君が代」裁判三次訴訟の東京高裁判決(12月4日)は、戒告処分取り消し、損害賠償を求める一審原告らの請求を棄却する一方、5名・8件の減給・停職処分取り消しを不服として控訴した都教委の請求も棄却しました。
原告団は、これまでの最高裁判決を乗り越え、憲法判断での前進を目指し、戒告処分の取り消し、損害賠償を勝ち取るため、12月16日に49名(1名が辞退)が最高裁への上告及び上告受理申立をしました。
一方、控訴を棄却された都教委が上告(上告受理申立)をするかどうか注目していましたが、、上告(上告受理申立)期限(12月18日)を過ぎても上告せず、都教委が上告を断念したことが明らかになりました。その結果、都教委が控訴した5人の勝訴が確定しました。今後、都教委は、「処分取消に伴う給与等の実損回復」の手続きに入るものと思われます。
都教委は、卒業式前の予行、ホームルームなどでの内心の自由の説明、前任校の卒業式での挨拶、ブラウス着用、停職期間中の校門での抗議行動等々をあげて、累積加重処分を正当だとして控訴しましたが、東京高裁で斥けられました。そして、最高裁へ上告(上告受理申立)をしても、「勝ち目がない」ので「降参」したのです。
原告団は、これに満足せず、憲法判断での前進、戒告処分の取り消し、損害賠償を勝ち取るため、年明けには、最高裁に向けた要請行動に取り組みます。
(注)一般的には「上告」と言いますが、高裁判決に不服の場合は最高裁に「上告」(憲法判断)、「上告受理申立」(法令解釈)のどちらか一方又は両方をすることになります。
◆ 再雇用二次訴訟は都が最高裁に上告受理申立―都議会本会議で賛成多数で可決
再雇用拒否撤回第二次訴訟は、12月10日、東京高裁で私たち原告が全面勝訴し、都教委は大打撃を受けました。
損害賠償金額が大きいため(約5370万円)東京都が上告(上告受理申立)をするためには地方自治法に基づき、都議会の同意が必要なので、12月11日の都議会文教委員会の質疑、討論(前号で既報)に続き、東京都は12月16日の都議会本会議に第278号議案(追加議案)として「再雇用職員又は日勤講師としての採用選考において不合格とされたこと又は採用決定を取り消されたことが違法であること等を理由とする損害賠償請求控訴事件に関する上告受理申立について」という議案を提出しました。
本会議討論では、共産党都議団を代表して大島よしえ都議(足立区選出)、都議会生活者ネットを代表して山内れい子都議(北多摩第二選出)が、それぞれ理路整然と上告受理申立に反対の発言をしました。
※日本共産党都議団HPより 大島よしえ議員の討論
↓
http://www.jcptogidan.gr.jp/html/menu4/2015/20151216133628_1.html
次に、追加日程に予定されている第278号議案についてです。この議案は、都教委が卒業式などにおける君が代斉唱時の不起立に対する懲戒処分を理由として、教員の再雇用を拒否したことは、違法だとする賠償請求に対し、地裁、高裁とも「君が代斉唱」の職務命令が、思想及び良心の自由についての間接的な制約になることは否定できないなどの理由をあげ、「裁量権の逸脱・濫用にあたり違法である」とし、都に5370万円の賠償を命じたことを不服として、上告するというものです。※都議会生活者ネットHPより 山内れい子議員の討論
裁判では、都教委の主張はことごとく否定されているのです。都が行うべきは、都民の税金を使って道理のない裁判を行うのではなく、違法な処分を受けた職員に賠償金を支払い、謝罪と名誉回復・権利回復を行うこと、そして、10・23通達を撤回し、学校現場の自由で闊達な教育を保障することだということを、強く申し述べておくものです
↓
http://www.togikai-seikatsusha.net/archives/960.html
日の丸・君が代裁判の上告について議長が委員会(文教委員会)付託を省略することの同意を得て、採決に付しました。
先の12月10日、いわゆる「10.23通達」違反を理由とした再雇用拒否をめぐる裁判において、東京高裁が都に下した判決は控訴棄却であり、きわめて妥当なものと考えます。最初の提訴から6年も経過し、この間、1度ならず2度も「裁量権の逸脱・濫用」であると司法の指摘を受け敗訴したことを、都は謙虚に受け止めるべきです。この上、なおも上告を繰り返すことは、時間と税金の無駄遣いというしかありません。
今回の上告受理の申立てには反対であることを申し上げ、都議会生活者ネットワークの討論とします。
その結果、反対は、共産党(17人)、生活者ネット(3人)のみで、自民(56人)、公明(23人)、民主(15人)、都議会維新の党(4人)、かがやけ(3人)、無所属(1人会派・3名)の賛成で議案が同意されました(これまでと全く同じ傾向です)。
これに先立ち、原告団は、「やれることは何でもやろう」と、12月11日、15日の2回に亘り、都の上告受理申立に反対するよう都議会各会派に要請行動を行いました。残念な結果ですが、原告団としてはベストを尽くしました。
懲りない都教委の上告受理申立が最高裁で「受理しない」とされ、「時間と税金の無駄遣い」の最終的勝利を得るまで頑張り抜きます。引き続き応援をよろしくお願いします。
◆来年も各裁判の傍聴をお願いします。
★ 東京「君が代」裁判第四次訴訟第9回口頭弁論
(東京地裁民事11部。2010~13年処分取消請求、原告14名)
3月4日(金)
15時30分傍聴希望者集合(傍聴抽選なし・先着順)
16時開廷
東京地裁527号法廷
報告集会:527号隣控え室(予定)
★ 東京「再雇用拒否」第三次訴訟・東京地裁判決→再雇用二次訴訟に続き、勝訴を。
(東京地裁民事19部。2011年再雇用拒否の損害賠償請求、原告3名)
4月18日(月)
12時45分傍聴希望者集合(傍聴抽選なし・先着順)
13時15分開廷・判決言い渡し 東京地裁527号法廷
報告集会:場所未定。追って連絡。
★ 東京「君が代」裁判第四次訴訟第10回口頭弁論
(東京地裁民事11部。2010~13年処分取消請求、原告14名)
5月6日(金)
15時30分傍聴希望者集合(傍聴抽選なし・先着順)
16時開廷
東京地裁527号法廷
報告集会:527号隣控え室(予定)
三次訴訟高裁判決・声明文、再雇用二次高裁判決・声明文を速報掲載。
「お知らせ」、通達関連裁判進行状況等随時更新。
各種判決文、声明文、行動予定、資料等入手可能。
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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「君が代」裁判原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:090-5327-8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
事務所:〒160-0008 新宿区三栄町6 小椋ビル401号
被処分者の会HP↓(12月21日更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス可)
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