☆ <私見>Jアラートは「新しい戦前」に向けた政府・マスコミ合作のプロパガンダ!
皆さま 髙嶋伸欣です
政府とマスコミが北朝鮮の人工衛星打ち上げ予告に対して、沖縄県の上空通過か予想され、万一の故障などに備えてJアラートの発信予告や迎撃ミサイル・パトリオットを石垣島に配備したままであったのは無駄ではなかったなどと、もっともらしい政府見解を、NHKや主要各紙が例の如くたれ流しています。
けれども、その一方でほぼ同様に沖縄県や九州本当の上空を通過するコースで人工衛星打ち上げロケットを度々発射していた、韓国のこれまでの行動の際には政府・自衛隊やNHK・主要各紙もJアラートもどきの警戒については、全くの知らんぷりでした。
私の知る限りでは、韓国はロシアのロケット技術を導入して、2009年8月に打ち上げをして失敗。破片がオーストラリア大陸で回収されています(添付記事参照)。
その後もうまくいかず、韓国は国産技術による開発に転換、2022年10月に打ち上げ失敗、2022年6月21日に初めて国産衛星の打ち上げに成功しています。
この間、韓国は打ち上げ予定を事前に明らかにしているはずですが、日本国内では何も警報等の予告はありませんでした。
この点で、北朝鮮の場合だけのJアラート騒ぎの政治性は明らかです。
さらに、韓国の打ち上げ成功について、今後に向け韓国は、人工衛星打ち打あげの国際市場参入を図っていると『日経』も指摘しています。
従って、今後は韓国の人工衛星打ち上げの頻度がますものと見込まれます。その時、日本ではJアラートについてどうするでしょうか。
こうした状況にあることを素人の私がマスコミなどの断片的な情報から読み取れているのですから、政府・自衛隊やNHK・大手マスコミ(”良心的”と言われているTV局も含め)、Jアラートの予告やパトリオット配備の情報流布がプロパガンダ同然であることを認識していないとは思えません。
「新たな戦前」が近づいているのではなく、すでに私たちは「新たな戦前」最中に引き込まれているのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、シンガポールのリークアンユー首相の「日本がやがて戦争体験の無い世代が社会の主導権を握ることになった時こそ危険だ」とした警告(1989年)が、正しく的中しているように思えます。
そして、今年も8月の東南アジアツアーで学んだのは、このリー首相と同様の警戒心を多くのアジアの人々が世代を超えて継承しているということです。
自己中心の枠を超えられていない戦争体験・戦争責任の総括状況の一方で、経済高度成長は遥かな歴史のかなたとなり、今や発展途上国化が進んでいる日本。そうした閉塞感の高まりを打開する道として過去には対外侵略を歩んだ日本。現在は、侵略の一歩手前の対外憎悪を煽り敵愾心を高めさせる方策が、大手広告会社などの参画を得て巧妙に浸透・拡散しているようにわたしには見えます。
今にして思えば、2020年東京五輪もそうした偏狭なナショナリズム・国家主義発揚の場にされるところだったのではないか。コロナ禍でその思惑が崩れたのは幸いでした。
やがて気付いた時には対米従属の”アジアの孤児日本”になってしまわないか、心配です。
以上 髙嶋の私見です ご参考までに 拡散。転送は自由です
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