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パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

都独自歴史科目「江戸から東京へ」

2011年01月13日 | 暴走する都教委
 ▼ 都独自の日本史教科書を公表
   来年度に協力校で試行


 都教育委員会は16日、都独自の日本史科目「江戸から東京へ」の教科書(案)を公表した。江戸開幕から現代まで、東京に残る史跡や文化財などを教材に近現代史までの流れを学習する内容。
 2012年度からすべての都立高で日本史が必修化されるのに伴い、都教委では「江戸から東京へ」の科目を新設し、「日本史A・B」などと共に選択肢の一つにする。
 教科書を使って授業を行うかどうかは、各校が判断することになるが、「日本史A・B」の副教材で使うことも想定。
 都教委によると、現在、日本史を履修せずに卒業する生徒は4分の1を占めるという。
 教科書はA4判・全208頁で、主に日本史を専門とする都立高教諭が執筆。江戸東京博物館の竹内誠館長ら3人の有識者が監修した。
 幕藩制の成立から開国、太平洋戦争、現代のスカイツリー、秋葉原まで、34項目で構成し、浮世絵の流行など九つの特集を掲載。
 都高校教育指導課は「身近な切り口から入った方が、近現代史の理解がより深まるのでは」と話す。
 内容を見ると、お台場の由来はペリー艦隊の再来に備えて築かれた砲台で、幕末には砲撃訓練が行われたことや、1972年に上野動物園にパンダが来た背景には、日中国交正常化をはじめとする近隣アジア諸国との関係改善があつたと説明。また、1938年に日本が五輪開催を返上した背景には、日中戦争があったとも紹介している。南京事件には「日本軍が中国の兵士や民間人多数を殺害」という形で言及するなど、「史実の認織や評価に対して、記載に慎重を期すよう配慮した」としている。
 都教委では今後、教育モニターアンケートを行い、都立高の全生徒に配布。来年度は協力校で試行的に実施する考え。
 『都政新報』(2010/12/17)

※「江戸から東京へ」テキスト(教科書)PDF形式:52MB
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/buka/shidou/nihonshi/textbook.pdf
平成23年1月7日
教育庁
「江戸から東京へ」テキスト(教科書)案について

 12月16日に報道発表した「江戸から東京へ」テキスト案について、掲載予定の写真等、著作権の許諾申請中の一部写真を除き、12月28日に本ホームページに掲載いたしました。
 ついては、このテキスト案についての御意見があれば、担当課までメールで御連絡ください。
 なお、いただいた御意見に対しては個別の回答はいたしませんので、あらかじめ御了解願います。
 『東京都教育委員会HP』
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/buka/shidou/nihonshi.htm

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