日々雑記

政治、経済、社会、福祉、芸術など世の中の動きを追い、感想を述べたい

中国高官の腐敗の報道を読んで――私の感想

2014-12-24 11:39:26 | 民主主義

新聞を見ると中国ではまた汚職事件があり、高官が取り調べられているようです。詳細はよくわかりませんが、相当大きな事件のようです。それにここ数年間の報道を見ると、中国の高官の腐敗はかなり広い範囲に広がっているようです。高官が地位と職権を利用して私利をはかり、私欲を満たすことが大々的に行われているのだと思います。人民のために革命を起こした国で、こんなことが行われていることは非常に残念なことです。これでは革命以前と同じように国民はつらい思いをしているのではないかと心配になります。

こんなに腐敗が広がっているとしたら、それを摘発していくのは良いことだと思います。むしろ遅きに失したと言ったほうがよいでしょう。

それにしても、何故こんなことが起こるのか? 考えてみることが必要だと思います。

いろいろなことがあるかもしれませんが、一番の問題は民主主義が成熟していないことではないでしょうか。権力者の腐敗を避けるためには民主主義が必要です。権力者が腐敗した時に選挙や議会でこれを暴くことが必要です。そうして自由な選挙で止めさせることが出来れば防げたのではないでしょうか。こうしたことができるためには言論の自由がぜひ必要です。権力者に都合の悪い言論を封じるようなことをやっていたら、腐敗はなくならないでしょう。

日本でも汚職や腐敗はありますが中国程ひどくならないのは喜ばしい限りです。しかし特定秘密保護法のような法律が動き出すと心配です。権力を持った人たちが自分に都合が悪いことを「秘密」にしてしまうと、いつ中国と同じようなことが起こらないとも限りません。そんなことにはしたくありません。

 

コメント
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