授業中、ブラウザを見ていた生徒さんがポツリとつぶやいた。
「目の前にヤフーのホームページがあるんだけど、どうして見えるのかなあ。」
「Internet Explorer が、ヤフーのWebページを置いてあるパソコンに向かって、『見せてくれ~』とお願いするからですよ。」
かなり荒っぽい説明ではある。
「じゃあ、こんなに短い時間で、行って帰ってくるんですか?」
「そうですよ。僕らの運転する車よりもかなり早いですよね。」
通信速度の話である。光通信は、理論上100~200Mbpsの速さだ。
1秒間に100~200Mb(メガビット)もの情報を送ることができる速さだ。車なんてもんじゃない。
「どんな旅をしているのか、あんまりイメージ湧かないですね。」
「そうですね。でも、途中途中で休みながら旅してますよ。」
これは、嘘である。休んでいません。ただ、情報は、ルータという中継機(ゲートウェイともいう)を経由して旅を続ける。
「それでは、旅の様子を見てみましょうか。」
「見れるんですか?」
「まあ、地味な画面ですけどね。コマンドプロンプトを表示しましょう。」
スタートメニューから、アクセサリーに行くと、中に「コマンドプロンプト」がある。
WindowsVistaや7なら、スタートメニューの一番下の検索窓に「cmd」と入力すれば、簡単に見つかる。
「それでは、少しだけ、アルファベットの入力をしますよ。tracert www.yahoo.co.jp と入力してくださいね。」
こんな感じだ。

tracertは、トレイスルートと読む。
あるホストから別のホストまでのネットワーク経路をリスト表示するコマンドだ。
つまり、スタートから目的地まで、どのようなルータ(ゲートウェイ)を経由しているのかを知ることができる。
「入力したら、Enterキーを押してください。すると、ほら、旅の途中が少しずつ見えてきたでしょ。」
こんな感じである。

「何ですか?こりゃ?」
「だから地味って言ったでしょ。実は、目的地にも経由地のルータにも背番号がついているんですよ。
その数字が、経路順に表示されるんです。しかも、かかった秒数も一緒にね。」
この背番号をグローバルIPアドレスといいます。ダブることはありません。
「ということは、途中で12個のルータを経由して、13個目がヤフーの棲家ってことですか?」
「まあ、そういうことです。」
「それにしても、あっという間の旅なんですね。」
「ありがたいことです。ちなみに、もう一度、さっきのおまじないを入力してごらん。」

「はいはい、あれ? 今度は目的地の背番号が変わってる?」
「ヤフーくらいのサイトになると、たくさんの人が見に来るので、いくつもの棲家を用意してあるんですよ。」
これを、ミラーサーバーといいます。アクセス集中を避けるためです。
「インターネットって、なんだか不思議ですね。」
「本当ですね。考えた人はすごいですね。おかげさまで僕らは、たくさんの恩恵にあずかってますね。感謝です。」
だい
「目の前にヤフーのホームページがあるんだけど、どうして見えるのかなあ。」
「Internet Explorer が、ヤフーのWebページを置いてあるパソコンに向かって、『見せてくれ~』とお願いするからですよ。」
かなり荒っぽい説明ではある。
「じゃあ、こんなに短い時間で、行って帰ってくるんですか?」
「そうですよ。僕らの運転する車よりもかなり早いですよね。」
通信速度の話である。光通信は、理論上100~200Mbpsの速さだ。
1秒間に100~200Mb(メガビット)もの情報を送ることができる速さだ。車なんてもんじゃない。
「どんな旅をしているのか、あんまりイメージ湧かないですね。」
「そうですね。でも、途中途中で休みながら旅してますよ。」
これは、嘘である。休んでいません。ただ、情報は、ルータという中継機(ゲートウェイともいう)を経由して旅を続ける。
「それでは、旅の様子を見てみましょうか。」
「見れるんですか?」
「まあ、地味な画面ですけどね。コマンドプロンプトを表示しましょう。」
スタートメニューから、アクセサリーに行くと、中に「コマンドプロンプト」がある。
WindowsVistaや7なら、スタートメニューの一番下の検索窓に「cmd」と入力すれば、簡単に見つかる。
「それでは、少しだけ、アルファベットの入力をしますよ。tracert www.yahoo.co.jp と入力してくださいね。」
こんな感じだ。

tracertは、トレイスルートと読む。
あるホストから別のホストまでのネットワーク経路をリスト表示するコマンドだ。
つまり、スタートから目的地まで、どのようなルータ(ゲートウェイ)を経由しているのかを知ることができる。
「入力したら、Enterキーを押してください。すると、ほら、旅の途中が少しずつ見えてきたでしょ。」
こんな感じである。

「何ですか?こりゃ?」
「だから地味って言ったでしょ。実は、目的地にも経由地のルータにも背番号がついているんですよ。
その数字が、経路順に表示されるんです。しかも、かかった秒数も一緒にね。」
この背番号をグローバルIPアドレスといいます。ダブることはありません。
「ということは、途中で12個のルータを経由して、13個目がヤフーの棲家ってことですか?」
「まあ、そういうことです。」
「それにしても、あっという間の旅なんですね。」
「ありがたいことです。ちなみに、もう一度、さっきのおまじないを入力してごらん。」

「はいはい、あれ? 今度は目的地の背番号が変わってる?」
「ヤフーくらいのサイトになると、たくさんの人が見に来るので、いくつもの棲家を用意してあるんですよ。」
これを、ミラーサーバーといいます。アクセス集中を避けるためです。
「インターネットって、なんだか不思議ですね。」
「本当ですね。考えた人はすごいですね。おかげさまで僕らは、たくさんの恩恵にあずかってますね。感謝です。」
だい
すみません、また質問ですが・・・
Windows7 office2007使用で
Excel画面を終了する時、右上の(赤)×で一度でソフトを閉じることが出来ません。
2度同じところをクリックしないとだめです。
以前は一度で終了出来たのですが、何が原因なのか分かりません。
(中のファイルの×、外のソフトの×は見えます)
よろしくお願いいたします。