日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

ここまで有りか・・

2009年06月29日 | ハプニング


今日のメルマガニュース。さすがに驚いた。

上海でマンション5棟建設中に、そのひとつが倒れた!

『隣のマンションにあたらなくてよかったねぇ~』 。

誰が押したんだろうか?よっぽど大きな男に違いない。

あほか・・・笑うしかない。

それにしても、『倒れたって』?? マンションって倒れるものか?

8割は購入済みのマンションだという。まさか、残りの4棟は大丈夫とは言わないだろう。返却するだけのお金があるのだろうか。全部壊してしまうのか?

手抜き工事が原因か?とあるが、ここまで手抜きするとは何と言っていいものか。

私は24階だけど・・・・地震でもあろうものなら街中ドミノのようにばったばった

なんでも有りの中国。世界の工場と言われながら、いつまでたっても見かけだけ。品質には興味ないのだろう。職人の意地はないのか。 あ~ 情けない。




散歩の風景 “根性の木”を発見

2009年06月28日 | 庶民生活
今朝はまとまった雨。大陸型か、その後の回復も早い。遅れて散歩に出た。最近はその都度自由にルートを変更して新たな発見を楽しんでいる。

意外な散歩道。軌道の下。雨も陽射しも関係ない。




気に入ったアングル。夜は前面ブリーンにライトアップ



これが“根性の木” どうしてこんなところに? 土はほこりの固まりか? 水は? 寒く、暑い大連。よりによって・・・






途中で見つけたねむの木。まもなく満開を向かえ、さらにきれいになることだろう。



朝市の風景。まずほとんどそろう。一番の驚きは魚屋???。でも商品は、魚を3枚に下ろした、骨の部分と魚の皮だけ??? なんといえばいいのか?(すいません。写真はさすがに躊躇・・)



歩けば何かが見つかる中国。今日は歩きつかれて足はがたがただ。





イベントの風景

2009年06月27日 | 庶民生活
アカシアの花が終わると、今度はねむの木の花。ピンクと白・・・かわいい花が咲き始めた。たぶん来週あたりが満開か・・・後日改めて。



散歩の途中イベントを発見。しばらく見学。学校の表彰式か何か??盛大な式典のようだ。



来賓を迎える道には学生が待ち構える。それにしても派手! さぞやお偉い方がと思いきや、中にはジャージで来る人も。この辺がなんとも、言いようがない。結婚式のときもそうだが、どうもTPOが日本人とは違うようだ。



社員研修で・・・・

2009年06月26日 | 比較文化
中国人スタッフの社内研修を行った。事前打ち合わせの中で、講師の先生(日本での生活経験があり、大学でも比較文化の授業を持つ人)と比較文化の話を始めるといつまで続くかというほど話が弾む。

今の問題は・・・・話は通訳を通じて出来たとしても、ポイントが確実に伝わらない。その背景は互いに文化を理解していないからだ。

研修に入ると、日本人は・・・中国人は・・・生活の中での、食事、食べ方、ごみの処理等々多岐に渡り比較してゆく。日本人は私一人。“日本人は”といわれるとなんだか日の丸を背負った日本代表みたいな気分である。

テーマごとの彼らの反応がおもしろい。日本に感心し、反省ぎみな時、えっ・・そんなことと驚く反応、度を越してるとあきれる反応、あきれた時はみんな私を見るのである。

この日私は仕事の掛け持ち、別の部屋では日本から団体の会社訪問。中国人を使うことの課題等の質問・・・・・ いやはや そのやりとりに思わず笑ってしまった。当然だが、日本人は日本人がまとも、中国人は中国人がまともと思っている。

この研修でどこまで相互理解が出来るのだろうか。ただ、みんな一生懸命だ。理解し合おうとする姿勢は大切なこと。今後の展開が楽しみだ。

日本人の度を越すところ
見通しのいい道で車が全く来ていない時、信号が赤という理由で止まるのは日本人だけ!!

外ではごみは捨てないが、案外家の中はごみだらけ・・・・

なぜ?? 日本人は人から悪くみられたくないという面が無意識にあるのではないか。お客さんが来るとなると大掃除を始めるのだから。マナーを重視??

比較文化にテーマは困らない。



勝手に紹介。ごめんなさい。

2009年06月25日 | 大連生活
愉快なブログのご紹介。ニーハオさんの『中国おもしろ出張』 私がブログを始めたきっかけとたぶん同じだと思う。

すべて写真が添えてあり、思わず笑ってしまう。是非のぞいて欲しい。

 ここです → http://blog.goo.ne.jp/good_sinsc2009
  (ブッククマークからお入りください。ここは了解済み)


強制排除始まる

2009年06月24日 | ハプニング
会社のすぐ横で、大連とハルピンを結ぶ高速鉄道の工事が進んでいる。全長950km 2010年の完成予定。冬場のコンクリート作業は出来ないため、この時期の工事の進み方は半端ではない。みるみる進んでいく。

以前、この現場で農民の抗議行動を紹介したことがあったが、農地はほぼ解決したのかその後騒動もなく、落ち着いていた。 でも、道の右側は工事が進んでいるのに、左側は着工していない??? 住宅もあり、嫌な予感はしていた。

今日突然に、会社までバスが入れないという。ついに強制排除が始まったのだ。みると、重機が住宅を壊し始めている。住民やその親戚と思われる人が大勢集まって見守っている。もちろん警察官も待機。

手もとにカメラがあったが、さすがにこの状況で日本人が写真を撮ったら  まずいか・・・・ 記者ではあるまし、やめた。

中国ではいたるところであるこの強制排除。数多くの暴動も起こっている。この現場ではそこまでならなかったが、暴徒化してもおかしくはない。

みんなバスを降り、ぞろぞろと会社まで歩くのだが、それにしても、朝だというにこの陽ざしはなんだ。日本の真夏並みだ。強制排除よりもそちらに驚いた。


日本人の果物との距離

2009年06月23日 | 比較文化
今、大連はどこに行っても“さくらんぼ”。お土産にもさくらんぼ。デザートにもさくらんぼ・・・・・

私は正真正銘田舎育ち。果物は地元産のみかん、柿、いちご、スイカ、ウリ等々。季節に応じてそこそこ食べてきたつもりだ。でも、食事の後にデザートという感覚は少ないように思う。意識として・・・

中国に来て、果物の豊富さにはいつもながら驚くばかりだ。種類も多いが、マイナスの世界であっても年中そろっている。北から南まで台地が広がり、まずほとんどが国産では(?)いい加減で恐縮だが、パイナップルは輸入品か???

会社の食堂でもデザート付。ここまできると、なんだか日本人(私)が考える果物とどうも感覚的に違うような気がする。少なくとも食事と果物は私は別のものと考える。でも彼らは食事の一部として果物を捕らえているのでは?

私にとって果物はなければそれはそれだけのこと。ただ、彼らにとっては必要なもの。スーパーの買い物でも必ずカゴに入れて帰る。

食べても太らない・・・・ウーロン茶と果物か?


驚きの数字

2009年06月22日 | 経済動向
私の読書といえば、中国に関するさまざまなテーマの単行本。通勤バスの中で見る程度。以前、中国の富裕者層向けに、日本での人間ドッグツアーがあることを紹介したが、そのことが書いてあったので、改めてご紹介したい。

そのツアー金額、300万円。では、中国の富裕者はどのくらいいるのか?
年収100万元(1,500万円)以上・・・・断っておくが物価そのものは日本とは大違い。金額のレベルだけ日本に合わせると勘違いする。

驚いたのは、その層は人口13億の6%ということ。著者は“わずか”と書いていたが、私は“そんなに?”と思った。7,500万人。日本人の半分以上。皆さんはどう思います? 多すぎませんか? すごい

彼らが日本に来て、役人や親族に高額なお土産を数多く買いあさるのだ。『お客様は神様です。』やはり、中国に売らないと今後の商売は成り立たないかもしれない。

よく聞く、『日本人は金持ち』 素直に聞いていた私が馬鹿だった。日本人を馬鹿にした言葉だったようだ。



一人旅 金石灘に行く!

2009年06月21日 | 庶民生活
休日、車を借りてきた。たまにはドライブでもと近くの金石灘に出かけた。実は、中国で運転する場合は、必ず中国人に同乗してもらうのだか、ぶらっと一人で出かけてしまった。片道20km程度、道は広い。初めて運転する気分。

風景は写真で紹介するとして、自然の風景(海と島)は見事だが、一帯のリゾート、別荘開発はすごい。国際会議場もあるだけに、手入れも並々ならぬものがある。

写真の注目点
一帯は結婚記念写真の撮影場。数多いカップルがいたるところで見られる。 が・・撮影のハードスケジュールからか、ウェディングドレスの下は、ジーンズとセッタ・・・・

射撃場も注目。中国で銃を撃てるところはめったにない。観光バスで押し寄せる。空気銃から、散弾銃、ライフル??(なかったと思うが・・)驚きは、生きた鶏やうさぎ・・・・値段が違う。 ここまでやるか??

しかし、車を停めれば駐車料(5元:70円程度)結構使った。それにしても、ここら一帯の高級別荘。誰が買うんだろうか。駐車料を言う人間には程遠いことだけは確かだが。


健康診断に見る

2009年06月19日 | 比較文化
今日は会社の健康診断。私たち日本人は当然帰国時に行うが・・・・

どんな感じか一回りしてみた。
ほぼ日本と同様の検査内容で、血液検査、尿検査、胸部レントゲン等々。もうひとつ、胃の透視はなく、エコー検査。どうも脂肪肝を見てるようだ。

まず、エコー検査から
行列が出来て検査は進められるが、並んでいる人は前の人のエコー画面をみんなで仲良く見ている。やっぱしそうか。これは一般病院でも同じ光景だ。プライバシーなる感覚はまずない。

次にレントゲン車
車の中をのぞいてみると、カメラ(フイルム側?)に丸イスが置いてある。座ったかと思うと・・・・終わり ドアが閉まるわけでもない。というか、ドアもない。次の人はすぐ横にいる。放射線も何もおかまいなし。早々とその場を離れた。

さすがに、尿検査はのぞいてこなかった。

結果発表その前に
前年度、健康診断で多数の脂肪肝が見つかり、食堂の改善を求められた。食堂とも話し合い、食事の内容を改善したが、社員から大ブーイング。前にも紹介したが、中国人は事食事に関しては過剰なほど敏感。食事がまずくなったと情けないほどクレームをつける。あほらしくなり、元に戻し、月に一回豪華にした。もちろん、脂肪肝に関しての注意はしたつもりだ。

結果
みごとに脂肪肝の人が増えている。 『もう・・知るか』の世界である。昼の食事を見ていると、我々日本人の3食分。驚いてしまう。当たり前の結果である。

どうしたものか


これで逮捕?

2009年06月18日 | 比較文化
香港で、新型インフルエンザのために学校が休校になった際に、7歳の女の子に家で、留守番をさせたとして父親が逮捕されたそうだ。『児童もしくは少年に対する虐待・保護の怠慢』の疑いということだ。

それでは
街中で、いつ風呂に入れたかわからないくらい、顔が黒ずんだ幼児を抱いて物乞いする人はどうなのだ? 道に座り込んだり、中には交差点に入り込み、停車中の車に声をかける。明らかに子供を道具として使っている。これこそ虐待ではないか。私がおかしいのか? 


話は変わるが
若者が、道にチョークで『私はいかにかわいそうな人間か』を、驚くほどきれいな字で書き、死にそうな顔をして正座する物乞いもある。 (バイトでもせんかい!! ばかたれが。) この連中身なりはまともだ。

物乞いはいろいろあるにしろ確かに多い。下半身がない人もいる。近づきたくないくらい汚れた老人もいる。このアンバランスはどう見たらいいのだろうか?社会保障制度は出来るのだろうか?


呼び捨て

2009年06月18日 | 比較文化
会社の大先輩、親分肌のこの人はみんなから役職ではなく、○○さんと呼ばれている。この人が中国に出張した時のこと、カラオケの若い子から日本語で○○と呼び捨てされるの聞いて、一同爆笑したことがある。

では、今の私は・・・・
日本語ではないが、中国名で呼び捨てだ。もちろん他の人も。相手が偉かろうとそんなの関係ない。考えてみたら、日本語で呼び捨てされたら嫌な人もいるだろうが、中国名であればごく自然。

会社では・・・
日系企業では日本人に対しては役職名や日本語で“さん”づけ。中国人同士は、例外を除き(あるにはあるようだ)、仲がよかろうと悪かろうと呼び捨て。役職名はまずつけない。顔なじみのお客さんも呼び捨て。驚いたのは会計士の先生も呼び捨て。考えてみれば、欧米人もわざわざMr.とは言わないか・・・・

これを“呼び捨て”とイメージの悪い表現をすること自体がおかしいのかもしれない。“さんづけ”は日本語独特の敬語に含まれるものか?

今まで、中国は・・・とする見方が多かったが、最近、日本がおかしいのではと思うことが増えてきた。マンションの年間契約を更新した。ますます中国化は進む。・・・か? 




最後の日

2009年06月14日 | 庶民生活
スタッフの結婚式が終わると、その日は私の“やすらぎの場”最後の日。やはり生き残った常連さんが顔を出す。お客の方から『お世話になりました』と花束を持ってくる人も。そして、今日の昼間の主役、新婚カップルも登場だ。新婚カップルを祝福と、冷やかしで楽しい話で店中盛り上がる。

しかし、『この店は今日が最後』という気持ちはスタッフのみならず、みんな一緒だ。今まではうるさいと感じる人の歌も、今日は違って聞こえてくる。スタッフもやはりセンチメンタルな気分のようだ。。

みんな、明日は仕事。早目の帰宅。送り出すスタッフには涙が・・・・常連客同士も挨拶する。『またどこかで会うかもしれませんね・・・』 たぶん、あの人も次の止まり木を探す必要がある。 商売っ気が前面に出る店や、遊び目的のお客が多い店には抵抗を感じるお客ばかりだ。なかなか難しい。 さぁ~ 私はどうする。



結婚式で・・・

2009年06月14日 | 庶民生活
久しぶりの結婚式。社員の結婚式は数回あるが、日本人との結婚式は初めての経験だ。ましてや私は中国人側の招待客。

いつもはネクタイはしないが、結婚式前日、新郎のお父さんをお見かけした。やさしい日本のお父さんで、きちんとした人。初めて大連に来られたそうだ。いや~日本人としてこのお父さんに礼儀は必要だと判断した。

爆竹点火の役目も無事終え、式場へ。日本人ということで新郎の親族席へ案内された。いやいや・・・あの~私は・・・。『どのようなご関係で?』と聞かれたらどうしよう。『彼女が仕事してたお店の常連客です・・』と言っていいのかなぁ~?しかし、これも無事クリアー。

式が始まりお互い誓いの言葉。日本で言う、人前婚。当たり前だが、お互い母国語で中国語と日本語だ。(通訳はない)

その後、新郎から新婦へ花束のプレゼントがあったが・・・・・
『私はあなたのためにこの花束を作りました・・・』、受け取った新婦は、花束を投げ捨て、新婦に飛び込んでいった。女性の歓声があがった。しばらく抱き合ったまま、言葉を交わす。正面を向いた時、彼女は泣いていた。

10年の交際、中国人と日本人の国際結婚。二人の間でいろんな問題があったことと思う。結婚式が押し迫った日、彼女と話す機会があったが、今でも迷っていると・・・日本を知っているだけに不安が多いことを話してくれた。

日本人は中国人をどう見るのか・・・
一般的に決していいイメージではないと思う。彼女は日本語が堪能で、日本人を好きになった。そんな彼女を日本はやさしく迎えてほしい。



やすらぎの場が消える

2009年06月13日 | 庶民生活
駐在日本人はやはり減っているようだ。出張者は豚の影響もあり確かに少ないと聞く。一方、欧米系は多く見かけるが、これには理由がある。彼らはお店の中ではなく、テーブルを外に出して、食べたり、飲んだり・・・・暖かくなり目立つようになってきた。

こんな中、日本人を相手とする、食事、カラオケの店も動きがある。ラーメンのFC店の開店、高級日本料理店の閉店。大型カラオケ店の閉店、その後名前を変えて開店。(たぶん経営者も・・・)カラオケは大型化が一段と進んだ。

私にも行きつけのカラオケがある。老舗ではあるが、多分小さいほうから一番か二番、貴重なお店だ。お世辞でもきれいとはいえない。長期滞在者を常連客とし、一人か、二人で遊びに来るパターンがほとんど。みんなプライベートの人だ。出張者や、お客様を連れて行くでもない。もちろん、旅行者や飛び込み客はほとんどない。

お客とスタッフはもちろん、常連客同士も顔なじみ。でもお互い干渉するわけではなく、客同士のあうんの呼吸も感じる。お客さんは名前が刻まれたきりこのマイグラスがある。

お客が私だけという日もしばしば、そうなると、店は一転本音の世界へ。すでに私の客としての存在はない。みんなトランプで大騒ぎ。馬鹿のりした時は、お店はディスコに変わった。良くも悪くも私の性格まで変えてもらった。(残念ながら認めざるをえない)

この不景気は長期滞在者(やはり年配者が多い)を帰国させた。この店も14日で閉店を決めた。この日はお店の子の結婚式でもある。10年来の常連さんらしい。もちろん(?) 私も爆竹の点火役として出席する。

この店がなかったら、中国での生活も、中国へのイメージも大きく変わった感じがする。売り上げ重視の大型店・・・うんざりするひとは多いもの。私にとって、唯一、家族的でやすらぎの場であったことに間違いない。単身、中国に来て、このお店の存在は精神的バックアップとして大きい。懐古主義ではないが、いいものが少なくなるような気がする。記念のマイグラスは貴重なものとなりそうだ。