日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

早くも海へ

2009年05月30日 | 庶民生活
今日の散歩は海に変更。途中、アカシアの花びらが散る中を歩く。いやはやいかにも大連らしい。

海水浴場にはすでに出店が並び、泳いでいる人も。時期的にも早いが、時間も朝の9時。砂浜ではなく、丸っこい石の海水浴場。少々歩きづらい。水はきれいで透き通っている。海辺にはいろんなモニュメント。浜辺にビリヤード台が並べてあり、すでに遊んでいる。いかにも中国だ。

夏ともなると、ここは人の頭で真っ黒になるほど。泳ぐには今がいいのかもしれない。 なぜならば、 『あの~  トイレがないけど・・・・・』

帰りはバスで買い物へ。早速いたいた、上半身裸の二人組。これから増えることだろう。




これは紹介しないと サービス感覚

2009年05月29日 | 比較文化
これまで何度も中国人のサービス感覚をテーマにしたが、今日の出来事はひどかった。

私が住むホテル・マンション。当然フロントがあり、ホテルマンがいる。このホテルマン、24時間体制でロビーでウロウロしている。(夜はソファーで眠ってる)何をやってるかわからない。目つきも悪いし、愛想もない。セキュリティーの一環かもしれないが、私はいないがましと思っている。

先ほど、飲料水をフロントに頼んだ。18.9Lのタンク。このホテルマンが部屋まで運んでくれるのだが・・・・

エレベーターを降りて、部屋まで行き、鍵を開けてながらふと振り向くと、タンクを転ばしながら、足でけって運んでいる。 おいっ・・・それは俺が飲む水だ!!
ましてや客の前じゃないか。

日本語でもいいから怒鳴りつけるべきだったか。とも思うが、ここは中国、後々尾を引いてもたまらない。中国に慣れてしまった結果なのか、諦めか・・・

ネクタイ、スーツで格好だけ。本質は全くわかっていない。ここの営業部長は以前より親しくさせてもらっているが、やはり相変わらず悪戦苦闘のようだ。以前もぶち切れてやめる寸前だったが、この話をしたら辞めてしまうかも。内緒にしたほうがいいかもしれない。

面白い記事を紹介された。言い訳の理由
この方の分析はいつもするどい。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0529&f=column_0529_004.shtml

今回の事件、どう分析するべきか? でも・・・理解に苦しむ。



端午節

2009年05月28日 | 庶民生活
今日は新暦では5月28日だが、旧暦では5月5日 そう端午の節句だ。中国の銀行、公的機関は土曜日まで3連休。日曜日は仕事(ここは日本と違う発想)

日本的には“こどもの日”と決め付けるが、どうもそこらは違う感じ。でも、ちまきを食べる習慣はある。

面白いのは、男性、女性、大人、子供構わず、赤い糸を中心としたひも状のものを手首(足もあるとか)に巻く。これは今日以降、初めて降る雨の日に切って、水に流す。たぶん・・・健康を願っての風習だと思う。

メールには“端午の節句おめでとう”なる内容のメールをやり取りする。内容は難しくて理解できないが、健康を願う諺を添えてあるようだ。

祭日になるということもあるが、中国で言う “○○節” に行う風習を中国人はしっかり守っているように思う。



中国の婚活

2009年05月20日 | 庶民生活
中国の男女バランスは一人っ子政策で大きく崩れている。 そのバランスのまま婚期を迎えてくるから、男性は数少ない女性を探し回り、ゲットしなくてはならない。かなりの競争率となる。 まぁ~ 中国の女性は強いから、そう簡単にはいかないだろう・・・・ と思うけど???

女性が求める条件として、自分のマンションを持っている人・・・・・ここだけは中国ははっきりしている。マンションを持ってない男性と結婚すると、馬鹿だ、あほだと言われている。女性が持っていたとしても、それは別の話。目の前で露骨にある貧富の差。自分だけではない、条件をそろえた結婚は家族も経済的に助けられるのだ。愛があれば・・・・なんてことは、恵まれた人が言えること。中国ではより現実的、金銭的課題が最優先される。

若者の一般的(微妙?)な遊びはインターネット。街にはネットカフェが沢山あり、どこも満員御礼状態だ。ゲームはもちろんだが、特徴的なのはQQ。  http://qzone.qq.com/

ここにマイページを開設して、いわゆるブログを作る。 個性的なページとバックミュージックをつける。日記や自分の写真、好きな写真をアップする。公開、非公開の設定もでき、実に面白いサイトだ。いろんな条件で検索することが出来て、当然ながら男性は女性のサイトをのぞいて回る。

去年だったか・・・ ここで探した女性に恋をして、実際に会うことになった。ところが現物があまりにも異なり、ショックを受けて自殺するという事件もあった。まさにここは婚活の場となっているように思う。 日本の男性の皆さん。ここで探してみたらいかがですか? いるいる。 かわいい子。 ただ、本物かどうかはご判断下さい。

なお、ウイルス対策は万全に!



週末の風景

2009年05月16日 | 庶民生活
大連は一番いい季節。あかしやの花はあと少しだが、来週は世界ウォーキングラリーの開催も。

週末となると、結婚式真っ盛り。大き目のレストラン、ホテルには赤い風船(写真)。昼前後はあちらこちらで、爆竹と花火。いつもながら派手・派手

結婚式は、ビデオを撮るのがメイン。白の大型リムジンに、同一車種、同一カラーの車が金魚の糞状態で走り回る。車の数で あ~ 金持ちだ・・・と判断できる。

カメラ片手に散歩。春の風景もご紹介。




中国 ここが大嫌い

2009年05月14日 | 比較文化
何が嫌いといっても・・・・やはり“口利き料”これだ。
元々このブログを始めるきっかけとなったテーマ“性悪説”“性善説”。
(08年10月11日 『あなたは本当はいい人ですよね?』)

未だに頭を悩ますテーマとして引きずっている。たぶん、中国にいる間は・・・

会社である以上、取引先があり、商品、金銭のやり取りが発生する。ここ中国では、仕事ととして担当する立場であれ、それ自体が特権であり“口利き料”を求めるところがある。これが癖が悪い。歴史的に当然の行為であり、罪悪感がない。

これは外資系企業にかかわらず、管理側から見れば嫌な状況だ。当然ながら禁止事項であり、懲戒解雇の対象だ。ではないのか。 ある! だろう。 そこから性悪説へと入っていく。

日本であれば、売り込み営業が頻繁に来るものだ。ここ中国、その営業が来ない。たまに来てもむげに帰し、電話も気のせいか小声で話してる気がする。これが原因とは思わないが、仕事をオープンにせず、独りよがりな世界に持ち込む。

こんなこともあった。
我々駐在員は頻繁に日本円を元に換金する。それも裏の両替商がレートがよく、中国人社員にお願いする。私も一緒に行ったことがあるが、これがまた、『どこが裏だ?』の世界。銀行のロビーで堂々と両替してくれる。

ある両替商が言った。『あなたはまともに日本人に渡してるのか? みんな自分のマージンは取ってるよ。』 裏の両替、伝票があるわけでもない。 なるほどね・・・

ただ、、うちの社員に関しては絶対にない。手分けして、数箇所に電話して最高のレートを調べてくれる。感謝!

話は戻るが“口利き料”本当にたちが悪い。この事は社員同士の信頼感を失くし、正直者が馬鹿を見ることも。さらに、同僚同士で性悪説で仕事をする苦しみはたまらない。

まずは、役人どもだ。たまらん。 中国人よ恥ずかしくないのか?

私は頑固だ。絶対に慣れないし、許さない。自分の人生後ろめたく送りたくない。 私の好きな言葉 王道を歩く だ。


くだらない面子意識

2009年05月13日 | 比較文化
中国では“相手の面子”を保つ事が重要と教えられる。食事に誘われたら、誘った方が払う。日本人だから、上司だから私が払うと主張すると、『面子がない』となるわけだ。

また、会社で部下に対して注意、叱ったりする場合は、人の前でやってはならない・・・・とはいえ、叱る瞬間は場面場面で発生する。いちいち場所を変えてやれるものではない。

同僚が、若い女の子の部下を叱った際、その内容よりも面子をつぶされたと腹を立てているらしい。その子は部下がいるわけでもない。実に馬鹿らしい。部下を持つ役職者ならば、まだわからないでもないが・・・やってられない。そんなことに気を使って叱るほどこちらも余裕はない。

叱ったその内容よりも面子という問題にすんなり切り替えている。ずるがしこいとしか言いようがない。これは面子を保つではなく、問題をすりかえる手段ではないか思う。

いずれにしろ、私はそこまで気は使えないし、こそくな手には乗らない。



ついに来た豚インフルエンザ

2009年05月12日 | 庶民生活
だんだん慣れてしまった豚インフルエンザのニュースだが、今回は違う。ついに地元大連で疑わしき人物が隔離された。

8日に中国に戻った時、自己申告書1枚出すだけで入国できたが、同僚が11日戻った時は、機内で体温を測られたそうだ。ましてや、今回のニュース。今後どうなることやら。風邪を引いたら飛行機にも乗れない。もちろん隔離、拘束されるよりはましだが。

SARSの時、レストランは人がいない、歩く人はマスクを3重にしたそうだ。中国人は健康に関して確かに気を使う。普段より冷たいものを避け、水ではなくお白湯を飲む。健康保険の未整備もあるが、医療費は高くやすやすと病院にも行けない。

ニュースでは、駐在員家族の一時帰国命令や海外出張禁止当の対策が採られてるようだ。では? 現地にいる人間は?? 戦うしかない。ましてや私の会社・・・・ たぶん、しばらく帰ってくるなと命令が出そう。 


超市(スーパー)の光景

2009年05月12日 | 比較文化
いつも出かけるスーパー。基本的にシステムも品数も日本と何ら変った所はない。その中で、日本にない物を捜すのが楽しみだ。前日は水槽の中で大きな蛙が泳いでいた。大連は海産物が豊富だ。でも、スーパーの水槽で泳いでいるのは淡水魚(鯉・フナ・そう魚)が多い。

醤油の販売促進で、料理の実演が行われていた。私も興味本位でしばらく眺めていたが、意外と男性が多い。日本ではまず女性では? 中国の男性は日本以上に男性が家事を行う。手伝うというよりは分担として・・・・男性の料理実習を見る真剣な目は面白かった。

その料理を作るコックさん。一級だという。 来たぞ!!! 一級の料理人がスーパーで実演をやるもんか。



大連に戻る

2009年05月09日 | 庶民生活
風邪気味で異国への再入国。咳を我慢しながら無事通過。いつもは韓国からの便と重なりごった返すのだが、今日は必ず飛んでくれるCAに変更していた。(CZはお客が少ないといきなり飛ばない) 意外と簡単に通過。韓国からの便は厳しいに違いない。

日本では『お前は中国人になった』とからかわれるが、実際に戻ってくると不思議と『帰ってきた』という感じ。確かにここには自宅があり、自分の生活用品もある。日本でお客さんと飲みに出かけたが、すでに行きつけの店もない。知ってる店も変わってしまった。でもここでは任せなさいの世界。やはり中国人に近づいたか?

会社にはマスクをして出社。豚インフルエンザ対策ではない。風邪じゃ・・・・誤解されかねない状況だ。ちなみに、街でマスクをしてる人はまず見ない。(空港でもアンケート用紙を受け取る職員以外、見かけなかった。)

山々は桃の花や梨の花できれいだ。まもなく、大連名物、あかしやの花が咲く。さくらんぼも食べ放題。大連はいい季節を迎える。

一人身で風邪をこじらすわけにはいかない。おやすみなさい。




みんなでハウステンボス

2009年05月08日 | 比較文化
日本にて
帰国にあわせ、みんなが近場ながら旅行を計画してくれた。これもまた日本らしいところだが、子供達も、社会人、高3、中1となると、部活,友人、連休といえども全員一致の二日休みは簡単ではなかったようだ。

ハウステンボスは写真で紹介するとして、確かにすばらしいところ。一般の人には見えないが、海との共存をテーマとしたこの施設は、単なるテーマパークではなく、地下にある水処理施設は世界的にも注目されているという。また、行政区としても、ハウステンボス町と確立し、生活の場となっているところだ。

今回宿泊した別荘はさすがにグレードが高い。大型クルーザーが各家に横付けできる。駐車してある車も明らかに違っていた。 きれいな水の中では大きな黒鯛が群れを成している。子供は釣りをやっていたが、魚は今の生活に十分満足してるようで、見向きもしなかった。

中国では、広大な土地にまず大型工場団地を作る。その従業員によって、いきなり数万人規模の街が出来上がる。これは中国のみならず、いまや中国人によって世界中に街を作っている。たとえば、ハウステンボスの隣にその工業団地が計画されたら?? 日本人はどう反応するのだろうか? もちろん反対を前提としての話ではあるが、反対の理由に興味がわいてきた。

日本人もそうだが、日々の生活があって、自然との調和であり、温暖化対策。国力とは何をものさしとすべきだろうか。

ハウステンボスに来る人はみな、ここでしばらく生活してみたいと思うことだろう。

今夜は大連か・・・ 風邪が完治しておらず無事入国できるだろうか



メーデー

2009年05月01日 | 庶民生活
今日はメーデー、中国でも公休日となる。昨年までは長い連休としていたが、今年は公的機関で3日ほどの連休。大幅に短縮された。ただ、この不景気の中、仕方なく長めの連休とする会社も多いようだ。会社で寮生活する人が多い中国は、3連休でも帰省する。荷物を持った人がバスターミナルに押し寄せる。

私も、連休を利用して、今日から一時帰国。その間123日。緊張が緩み、昨日からどっと疲れが出ている感じがする。 やはりどこかで気をはっているのだろうか?

今日は天気もよく、予定通りに帰れそうだ。 ただ・・・・よりによって、日本で豚インフルエンザの患者が見つかった。空港で時間が掛かりそうだ。マスクをして、あの冷たい、冷静な目は不気味に感じる。自分まで、周りの人と距離を置きたくなる。 私は汚くありませんよ~  ウイルス持っていませんよ~

荷物をまとめながらの、洗濯。 ごみ捨て、観葉植物の水も忘れないように。