日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

2009年 皆様に感謝

2009年12月31日 | 大連生活
2009年もいよいよ終わる。年末のドタバタの中で、気づけば最終日。早いなぁ~
帰国後、自分の場所を確保(復旧作業付)、ここぞとばかり押し寄せる雑用を片付けると大晦日だ。

皆様今年もしょう~もないブログをたくさんの人に読んで頂いた。
大家(皆さん)感謝!

後半は愚痴が多くなった。深く反省。アップする間隔やその後の内容で、ほぼストレートにこちらの心理状態を見抜ぬかれていることとだろう。確かに今年は色々考えさせられる事が多かった。

日本でも暗いニュースが多かった。報道自体の差も大きい。日本は悪いニュースをこれでもかと繰り返す。中国は国民を鼓舞するために明るいニュースをやらせを使っても(多分)バンバン放送する。少しは日本も見習ったらどうだろうかとさえ思う。

好調が続く中国。中国をねたむ内容の報道も増えてきた。情けない。日本の焦りか・・・・人口13倍、面積25倍、もともと体力が違う。当たり前の事。

何でも有りの中国とコンプライアンス、人間性、社会道徳、環境・・・等々を意識する日本。対等ではない中での結果だ。しかし、数年後しっぺ返しがどちらに出るかは明らか。私は中国が好きなのか? 嫌いなのか? 

皆様、よいお年をお迎え下さい。


日本は暖かい

2009年12月29日 | 大連生活
『お疲れ様。久しぶり。』『ただいま、元気? 変わったことは?』 この後は恒例の質問、『いつ帰る?』 この辺が自分でも自信が無くなってきたが、 改めて行くのであって、中国に帰るのではないのだが

近所の人達は、中国のイメージとして相当田舎に行って大変と思っているようだが・・・・もともと田舎育ちの私が、大都会で住むこと自体似合ってない。自宅周辺の山々の木々、緑、狭いながらも土地(田畑)をみると安心する。

かつての同僚、現在の同僚との忘年会。通訳無しで気持ちが通じることが嬉しい。当たり前のことを再認識して、中国での生活をつい分析してしまう。

忘年会、仕事納め、これが終わると一気に年末へ。年賀状かぁ~ 留守中、自宅PCがダウンして、住所録を紛失・・・あららら・・・・お袋、家内、自分の分と再入力。確かに面倒ではあるものの、普段の罪滅ぼしだ。不思議と気にならない。こんなことで親父の存在価値を復活。大掃除もあった。去年まで戦力だった息子は大学受験。第2号(次男)を使うつもりが遊びに出た。先を越された。

体の点検にも出掛けた。例の手のおしびれだが、レントゲン、MRI検査を受けた。“じん帯硬化症”神経を圧迫しているようだ。軽度で手術の段階ではないとのこと。とはいえ、やはり年をとると抱え込むものが増えてくる。

今から帰国

2009年12月24日 | 大連生活
昨夜は、出張者のAさんと帰国を控えた私の“ライストナイトフィーバー” 気が緩んだか、昨日から少し風邪気味ながら二人で大いに盛り上がった。

子供みたいにわくわくしている。130日ぶりだ。留守を守る家族・・・みんながんばってくれている。やはり会いたい。帰るぞ!

今回の滞在期間に、性悪説を確認した私。だが、帰国を前に、ご無事で・・早く戻ってきて(同僚デス)・・よいお年を・・・メールや声を掛けられると、確認したはずのものが緩んでしまう。一帯今後どう考えればいいのだろうか。まだまだ慣れ切れてないのだ。

荷造り、洗濯も終わった。 とにかく帰ろう! 心の洗濯だ。

歓迎も程ほどに

2009年12月23日 | 大連生活
久々に本社より若手の出張者。短期出張ならばと中華攻めで歓迎するつもりだった。

まず、初日は二人だけで“火鍋”(羊の肉のしゃぶしゃぶ) でスタート。もちろん二次会はカラオケ。お姉さんと中国語の勉強をしていたようだ。

二日目はスタッフと一緒に新しく出来たお店で本格中華料理。不安的中 “白酒”やっぱり出てきた。最初は味見だけでもと小瓶を注文。中国人スタッフの飲ませ方は実にうまい。次には大瓶。やってしまった。食事が終わり、昨日もカラオケに行ったとは言えず、スタッフと一緒に昨日とは別の店に。ところが私はすでに飽和状態、コーラを飲んで横になっていた。スタッフはがんがん歌を歌った。(ようだ。)

次の日、全員記憶なし。これで4回目か??? たぶん。 お金は誰が払ったのか話し合うがみんな覚えていない。これが白酒の怖いところ。お店に電話して確認したところ、割り勘できちんと払ったらしい。(さすが・・さすが・・)

3日目の夜。中華攻めどころか、見たくもない。日本食に避難。やはりうまい。ちゃんこ鍋にその後雑炊。日本人でよかった。この日は足裏マッサージで酒もなし。

明日は最終日。私にとっては帰国前夜。乞うご期待・・・???

久々大連市内へ

2009年12月20日 | 大連生活
土曜日、大連市内で結婚式に出席。中国では珍しく夕方5時からということ。どうせ行くなら・・・早めに市内へ出掛けた。

いつもながら、私は電車で40分掛け市内に着くと周りを見渡しながら歩く。この寒い中、相変わらずの人出。話には聞いていたが、車の渋滞は見てわかる。大連では1日300台前後増加しているそうだ。

立ち並ぶ店内はとても写真を撮れる状態ではなく、少しは考えろというほど通路に品物を並べ、店員も異常に多い。すり抜けるという半端な歩き方ではない。かき分けて進む。(写真はその場所を回避して、中国らしい飾り付けの風景)



散策したところは市内で一番の繁華街と思うが、結婚式の会場となるスイスホテル、マイカル周辺。そこで見つけた避難場所。百年城 5階。明るく開放的なスペース。

中国の忘年会事情

2009年12月18日 | 大連生活
年末、といっても春節で新年を迎える中国人にとって、その意識があるのかどうか?確かにカレンダーは1月より新しくなるのだが・・・・特に日系企業で働く人にとっては複雑な時期だ。

私が住む地区は日系企業が多く、この時期に忘年会は各社行われているようだ。ところが大企業が多く、会場が問題だ。まず300人を越える会場はない。200人を超える会場もごくわずか。ではでは・・・部門別に分割するしかない。その会社の責任者は何回も忘年会に出席することになる。これも大変だ。

私の会社、何とか1回で出来る。今年は5つ星に昇格したホテルで、バイキング方式でやるという。幅広い料理で、料理を残さないように・・・それと趣向を変えてということらしい。

その経緯が面白い。バイキングに総務の女性が大反対。田舎出身の者が多い会社で、ましてや、5つ星・・・どうなることかと心配したらしい。最終決定するや否や、彼女はA3サイズ2枚に、バイキングの食べ方なるものを列記し貼り出すという。思わず笑ってしまった。

そういえば、数十年前、新入社員教育でフランス料理の食べ方講習を受けた事を思い出した。

忘年会当日、その時すでに私は帰国。後日談が楽しみだ。

何となくご無沙汰

2009年12月17日 | 大連生活
どうも最近ブログがご無沙汰・・・・・

中国の会社は12月、全ての会社が決算となる。決算方針(適用される法律)は年明けに説明会が開催される。日本では信じられないが・・・むろん09年度1月から適用となる。 でも、まだいい。中には08年度に遡る法律も出てくるからたまらない。

次年度事業計画、会議、来客、個人的には帰国前。無論忘年会も。土曜日は結婚式まで。何となくせわしい。

同じマンションに住む同僚二人の帰任が決まった。今度中国に戻ると一人だ。いるといないでは大違い。

いずれにしろ帰国(24日)までカウントダウン中。 とは言え、受験生を持つ親としては空港から息子の学校へ出向き三者面談。翌日は病院。会社での帰国報告、日本で公私それぞれの忘年会・・・・その時点ですでに中国に戻るカウントダウンが始まっている。

中国に戻ると決算業務が待っている。いやはや時間とは無常なもの。

いや~ びっくり

2009年12月13日 | 大連生活
休日のワンパターン生活 朝寝してうだうだ過ごした後、午後の買い物。一週間分の食料の買出しだ。これだけは雨が降ろうと嵐だろうと行かなくてはいけない。

予報がまたはずれたようで外は穏やかな天気。リサイクルの買い物袋を片手にいつものスーパーへ。若者が多いこの街、一歩出れば全て“つがい”(カップル)・・・・。親父が買い物袋を持って歩くのは・・・・?? 

まぁ~この寒い中、大型女性のミニスカートには圧倒される。昔あったコマーシャル『振り向かないでぇ・・・・』だ。後姿は超スーパーモデル。そんな中を親父はひたすらスーパーへ向かう。

平日でも多いが、日曜はごった返す。人を掻き分け、実際はぶつかり合い、これまたワンパターンの食材を購入。長いレジへ、今日は臨時のレジも動いていて男性のところに並んだ。(並んでいた・・・)

その対応に驚いた。実に丁寧。バーコードで読み取った計算画面をわざわざ私の方に向けて、入金金額、合計金額、お釣りを手の上で数えて渡してくれた。その上、謝謝。たぶん、こんな対応は初めてだ。普段は・・・今更いうまでもない。

この男性はどこでこんな教育を受けたのだろうか?と考えた。日本に行ったことがあるのか? これからは男性の所に並ぼう。

COP15 “お金はやめましょう”

2009年12月09日 | 大連生活
地球温暖化対策に向け開催されているCOP15。その中で、中国への資金援助についてつくづく思う。 お金はやめよう!! 技術支援に限定しよう!!

四川大地震の時。中国からはもちろん、世界中から集まった善意の寄付金を覚えておいでだろうか? 後日判明したことだが、現場に届いたのは・・・・・・ごくわずか。たぶん、現場で使用されたお金も中間マージンが相当含まれていることだろう。

特権階級の連中は、“贈収賄”の意識はきわめて希薄。政府は取締りを声高に言っているが、現実は悲惨だ。当人は権利の行使と思い、一般市民もその現実を諦めているとさえ思える。

中国に資金提供をしようものなら、全て特権階級を通過し(指定業者)、賄賂をとり、あるいは恩を着せてリターンを狙うことだろう。そのような資金があるのであれば、日本の技術者、企業に回して、現地では技術支援のみにすべきだと思う。工事・建物が必要ならば日本の建設会社に発注する。

それでも、その技術提供の行為に対して、所得税あるいは営業税等を課税してくるのが中国だ。

でも、資金がありあまる中国に対して、大赤字の国、日本が資金援助しなくてはいけないのだろうか?? わからん。

考え方の癖

2009年12月08日 | 庶民生活
「考え方の癖」の10パターンというメルマガを見て、ここで私が中国を語るに当たり、やはりかなり偏った考え方の癖があることを反省した。そうは言ってもねぇ・・・・ やはり言いたくなるよ。

1)”全か無か”思考
物事を二分法で考え、中間をあまり考えない傾向。

2)一般化のし過ぎ
一つか二つの事実を見て、「全て(いつも)こうだ」と思いこむ傾向。

3)選択的抽出
自分が関心を向けていること(選択していること、特に悪いこと)ばかり目に入ってしまい、他のものはなにも見えなくなってしまいがちで、世界は悪いことだらけだときめつけてしまう傾向。

4)マイナス思考

5)レッテル貼り

6)心の読みすぎ(独断的推論)
わずかな根拠から相手の心を勝手に推測し、事実とは違う、或いはまったく事実無根の結論を下してしまう傾向。

7)拡大解釈と過小評価
自分の持つ様々な資質の中でも、悪いところやダメなところばかりをことさら大きく、重大なことのように考え、逆に良いところは小さく見積もってしまう傾向。

8)感情的決め付け
「自分がこう感じているのだから、現実もそうであるにちがいない」と誤って思い込む傾向。

9)「すべきである」思考
何をするにおいても「こうすべきだ」「こうあらねばならない」など厳しい基準を作り上げる傾向。

10)自己関連付け
身の回りで起きる良くない出来事を全て自分のせいと考える傾向

中国を楽しく紹介したいと思ったブログが、最近はかなりグチが増えてしまった感じがする。困ったものだ。

さすが大連

2009年12月07日 | ハプニング
3日付大連日報によると、フィリピンでこのほど「第10回世界華商大会」が開催され、世界22カ国・地域から約3000人の華商(中国系商人)が一堂に会した。この大会で、世界で最も投資に適した都市として大連市が選ばれた。良好な都市環境と経済成長のポテンシャルが評価された。

大連市は先ごろ国連環境企画署と国際公園協会(IFPRA)から「国際ガーデン都市」にも認定された。

そうかもしれないと思う一方、世界一 ?? 私はそんなところにいるのか・・・・

久々の映画館

2009年12月06日 | 大連生活
中国で普段の生活といえば、TVやDVDを見ながら過ごすことが多く、日本にいるよりもはるかに映画を見る時間は長い。日本ですらまず私は映画館に行くことはなく、まして中国で出掛けることはごくまれ、今回3回目?

今回の狙いは、『2012年』。封切り以来、休みの日は満席状態。ということで、土曜日の最終8時を狙って出掛け予定通り観ることが出来た。それでも8割ほど。

中国語で字幕なしとなれば、見るものはアクション系。今回“2012年”は??

よかった。2012年は映像をメインとした映画で中国語でも十分楽しめた。以前お笑い系を見た時、みんなが笑う時に一人しら~・・・。やはり選択には気をつけないと。

映画といえば、友人に勧められた“RED CLLIFF”。どうしても観たくてDVDを購入したが、これが再生できない。店に持ち帰り交換したが、やはり再生できない。むろん店では映った・・・・一緒に買った“釣り吉三平”もだ。他のDVDは再生できるのになぜ??これはせめて字幕付で観たいのだが。

今中国は映画制作にものすごく力を入れている。ハリウッドを追い越すのは時間の問題と言われ、と大作が続々と予定されている。大地と人間の数、制作費を見てもやはり中国が有利なようだ。

ちなみに今回入場料は 45元 (600円程)

おかしな法律

2009年12月04日 | 比較文化
私の部署には、この前双子を生んだ子、結婚式をまじかに控え、日本同様既にご懐妊の子、籍を入れたが結婚式はまだの子とこれも何でもありの女の子がそろっている。

彼女達と来年度の予定(出産休暇)について話をしている時に飛び出した話。
一人っ子政策の中国で産休休暇は6ヶ月とある。ところが双子の場合は5ヶ月という。さらに、出産した時に旦那の方にも出産手当がでるが、双子はそれもないという。

双子を産んだ子が言うから間違いない。実に不思議な国だ。誰が決めたのだろうか? その理由を聞いてみたい。

ご懐妊の子は一人らしい。実は子のこの婚約者は日本人。二人目は日本で生むと既に予定は決まっているようだ。 来年度の計画で問題は、籍を入れた子だ。来年子供を作るのか・・・できるのか? ここで子供が出来て・・・・やはり計画とは曖昧なもの。

駐在員の恐怖・・・中国人化

2009年12月01日 | 比較文化
今日、仕事の話でO氏が来社。彼は私のブログをよく看てくれており、『ついに性悪説ですか』と確認が入った。 『むろん。もう迷いませんよ。』と答えた。

話はここから始まる。
ベテラン同僚も加わって、これが中国人化の始まりだという。やはりみんなもこの壁を乗り越えてきているのだ。これまでの経験談(実は本人にとってはつらい話だが・・・)を聞きながら、ますます性悪説への決意が固まる。やはり中国で永く生活するためにはこうなるしかないのだ。大先輩大さんのアドバイスのとおりになってることに今更ながら驚いた。

こうなって日本に帰ると・・・これが話題の中心となった。
他人を信じる事ができず、疑うことから始まりる。デパート等で無意識の中で値切ったりと日本では笑い話だ。本人はいたって自然に、無意識の中での行動。その変化に一番最初に気づくのは家族ということだ。

我々は日本で生活すると多分嫌われ者だ。もう我々は日本にも住めなくなったと慰めあった。帰国を前にして、一抹の不安が・・・