日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

久しぶりに夜の開発区

2010年04月30日 | 大連生活
帰国を前に久々に夜の世界を。

大連開発区の夜の世界は相変わらず賑わっている。しかし、営業店は様変わり。

まず、食事の店、特に日本料理の店は入れ替わりが激しいようだ。新しい店は出来るものの、消えていく、又はオーナーが変わる。意外と日本人が軽く考え(甘く見て)営業を始めて早々に撤退するケースも少なくない。どこの世界も競争は激しくなっている。

酒の世界、こちらも元気だ。ただ、客の流れは変わってきているような気がする。一つは大型店への流れが強まった。出張者が多くなったのかもしれない。出張者が多いときはどうしても大型店に偏ってしまう。駐在者はこっそり小さくても気に入ったお店を持っているが、客人があれば話は別。どうしても派手なところへと案内する。

現在開発区では大型店(勝手な基準で、お相手する女性の数で、50名以上)は5~6店舗(あくまでも日本式カラオケ)といったところ。(たぶん) その中でも、一番店は入れ替わっているようだ。(他に中国式、韓国式と大型店はあるものの私はよく知らない。)狭い開発区でこれだけのカラオケが・・・酒と女の世界は不滅・・・・

もう一つ、最近の大きな特徴は、スナック形式の店がバンバン出来ている。経済成長にのり、物価が上がり高いカラオケよりも、スナックでという流れは強い。料金で言えば、半分程度で済むのではないか。面倒くささ(お相手の女性に気と、お金を使う)がなく、手軽さが一番の理由だと思う。苦しくとも、出かける。回数は減らさないという、涙ぐましい努力の結果かもしれない。

この形式だと、最近増えた欧米系のお客も取り込める。彼らは日本式カラオケにはほとんど出入りしない。料金と内容に納得しない。彼らの飲み方はみんなでワイワイ楽しく遊ぶ。一方、日本人(特に親父層)は・・・・言うまでもない。

日本人の客層も変わってきた気がする。自分が年取った(当然だが)から? でも、若者が増えてきた。服装、歌う歌・・・しらん。

ただ、女性達から見て若者は総じて評判が悪い。もともと、日本人は痩せて、頼りないというのが大方の見方。それにカラオケの女性は親父を相手にしており、彼らの話は子供みたいと、最初からさげすんだ感じだ。確かに彼女達は家族を背負って仕事しているわけで、当然な結果かもしれない。

一時帰国は決まったが

2010年04月28日 | 大連生活
ゴーデンウィークにあわせ、定期的とはいえ、一時帰国が決まった。今年は30日より1週間程度を予定している。今回も滞在100日を越え、何ともいえない疲労感を感じる。(飲みすぎてるだけかも知れないが・・・)

2010年の第一ピリオドとなる100日だったが、入国から記録的な大雪というトラブル発生、いやな気がしたのだが、やぱっぱりいろいろあった。実は今も仕事第一で考えれば・・・・・帰っていいものか? の状態だ。 出張ベースならば間違いなく延期すべきところだが、なにせべた付けの身、同僚と帰国時期をずらして帰国させてもらうことに。

中国の急成長は、原材料や賃金へと直接的に影響する。あまりの速さに、常に対応に追われるのだ。まして、人手不足となるや、賃金ベースの調整に遅れをとるといとも簡単に人は異動する。油断すると原材料の価格は急騰する。

中国市場への販売もあり、受注は好調だ。退社、入社で人の出入りが激しくなる中で、製造現場は納期に追われ残業状態。中国ならではの現象ではないだろうか。

今日の大連、まだ厚手のジャンパーを着込んでいる。後二日・・・・暖かい日本へ

日本製品の魅力

2010年04月25日 | 経済動向
中国でも日本製品は高い評価がある。中国人富裕者が日本に買い物に行く目的は? まず、高いかもしれないが偽物が無い。高い商品を買うからこそ中国以外で買いたいという心理があるようだ。

全ての商品で機能性、デザインが追求されている。家電はその代表格。食品に関しては安全(特に赤ちゃんの粉ミルクなど)買って、使って損がないというか、品質、価格に対する満足度が高い。安いものはそれなりに、高いものはさすがにいい。基本的にそれが守られているようだ。

日本に行って来た中国人と話をした。日本でたくさん服を買ってきたそうだ。品物は本当にいい。品質も、デザインも、それに価格も高いとは思わなかった。衣類は確かにそうなのだ。中国が高い。

その後の話が面白かった。その全てが中国製だったそうだ。どうして? 作ってるメーカーはなぜ中国で売ってくれないのか? 疑問だらけ。

なぜって、
いい品物を出しても、売れるとわかれば偽物が出回る。コストと時間をかけてもめちゃくちゃに破壊される。販売先を見つけてもお金を払ってくれない。契約は履行してもらえない。ビジネスの基礎があまりにも軟弱なのだ。

自社ブロンドは直営店での販売しか出来ないのかもしれない。それでもたぶん新製品は発表翌日には販売される可能性がある。ブランド品の偽物はメーカーのカタログをそのまま使用する程の体制が整っている。見事だ。裏も表も、新製品情報自体がお金で売買されているはず、企業秘密も何もあったものではない。中国ビジネスは日本人の常識では大失敗する。

大連にある日本の有名一流ホテルでの話だが、そこで販売されていた真珠、全て偽物だったとか。 この国で高いブランド品を買う人はまずいないだろう。仮に本物であったとしても、誰一人、本物と見る人はいない。

私は偽物というが・・・・中国では、これはこれでしっかりと根付いた業界でもある。

私は全くブランド品に興味のない人種。品物が気に入れば(品質と価格)・・・買うだけのことだ。どっちでもいい。いずれにしろ信じる者は裏切られる国。


久々市内へ(労働公園編)

2010年04月25日 | 大連生活
これまでお客さんを市内へ案内していたが、労働公園には行ったことが無かった。天気もよく、桜の情報もあったのでふらりと出掛けてみた。



街の中にある公園ながら結構大きな公園で、人出も多かった。 桜の方は今からといった感じだが、意外と大きな木があった。



こちらも大きな木だ。


人だまりを見つけて近づいてみると・・・・


何だと思います? ここだけは年齢が高い? どうして人が集まってるのかしばらく理解できなかった。立って話をしているだけ。 木に結びつけた紙を見て・・・何と適齢期、少し超えた人・・・いわゆる結婚情報、相手募集のお相手探しだった。とはいってもその親達だ。中国でも本人よりも親達が熱心なようだ。

駅の近くにもどるとフットサルの試合があっていた。




売れ続けるマンション

2010年04月24日 | 経済動向
散歩に出掛けた折、広場でマンション展示会が行われていた。その盛況ぶりには驚くばかり。普段は大規模マンションがいたるところに建築され、誰が買うのか??といってる私であるが、この展示会の注目度をみると、なるほど・・これかと納得する。


結婚シーズンを前に(中国ではマンションを持ってないと結婚も難しい・・)確かにいい時期ではある。それにしても大勢の若者が熱心にブースを見て回っている。実に若い。


中国の経済成長を目の前で見た思いがする。 一方、不動産バブルとも言われている。彼らは自分たちの家を求めているのか? 値上がりするマンションを投資物件としてみているのか? やはり不安は残る。

話は大きく変わり 《桜情報》
まだまだこんな感じ

でも、条件がいいところはところどころ開花している。

中国人の面子

2010年04月24日 | 比較文化
今日は腕まくりする程の天気。風も温かい。いつものスーパーへ出掛けた時にハプニング発生。

スーパーの入り口専用通路から出ようとした男性客を、女性の店員が制止した。男性は言うことを聞かずに行こうとした時、女性は男性の腕を叩いたのだ。すでに客と店員の関係は無かった。

この男性も即座に女性の肩を突き返した。この後は言うまでも無く、大声で口論が始まった。こうなると人目は関係ない。中国ならでは、男性も女性も関係ない。

なぜ、この女性はここまでがんばったのか? 普通、そこまで仕事に一生懸命な姿は無いのに・・・・・ 多分、それを許せば、彼女は“罰金”があるのだ。中国の会社は、この罰金制度をいたるところに敷き詰めている。『なんでお前のために私がお金を払わされるのか?』 ここからつい手がでたのだろう。

男性は叩かれたことに面子がないと感じたのか? 日本人から見ると、人前でこんな形で口論すること自体が面子の無い、恥ずかしい行為である。始まったら双方絶対に引かない。引くことは面子が無いことになる。

上海万博、テーマソング、建物で物まね、盗作が話題となっている。現地では“上海万パク”(パクリのパク)とまで言われる。

これは中国らしいのか? モラルは? 面子は? 田舎のイベントではない。世界に中国をアピールするイベントでこれだ。

彼らが振りかざす“面子”をどう理解すればいいのだろうか?


半旗の日

2010年04月21日 | 比較文化
今日(21日)中国は、“哀悼の日”とされた。中国青海省玉樹チベット族自治州で起きた地震から1週間が経過した21日午前7時49分、被災地を含め、全国の人々が黙とうし、2000人を超えた犠牲者の冥福を祈った。

私の会社においても、国旗、社旗は半旗とし、黙とうをささげた。この時点では何のくもりもなくいわゆる哀悼の意を現したのだ。

でも、またしても国をあげての募金活動が始まると言う。
四川大地震の際、いやらしい、強引なやり方、その募金が途中で消え、現地にたどり着いたのは3割空割と言われた・・・・あの募金なのだ。そもそも中国で領収書の要らないお金がどうなるかは明らか。“盗人に追い銭”なのだ。

そうは言っても、組合を中心に社内で募金活動が始まった。
実に面白い。名簿には名前と金額が記載されている。見栄っ張りな国民性をいついた方法か? これが普通のやり方なのか? 

結果は明らか
これは結婚式等でも同じだが、立場(役職)、自らの財政状況に応じた金額となる。10元~200元。現地の感覚で言えば、100元は・・食事5~6回分程。ポンと出す金額ではない。 結果はみごとに立場を考えた金額となっている。 では、では、我々日本人は???

現地に届くものであれば素直になれるのだが、気が進まない。


緑が・・・増えてきた

2010年04月18日 | 大連生活
日増しに緑が増えてきた。と言っても冷たい風は相変わらず。でも、春を待ちわびる気持ちは一緒で、人も、車も増え続ける。

散歩に出掛けて驚くのが、人の多さ。それも若者が多い。散歩と言う感覚ではなく、遊びに出掛けていると言うのが本当だろうが・・・・明るい笑顔は万国共通だ。

子供づれとなると、風が強いだけにカイトだ。道ばたではご覧の通り。

夫婦となると、犬を連れてくるのが流行っている。道端ではこのように犬が売られている。


犬がいれば猫


話は大きく外れて、帰りに食べた食事より。
本来、中国でカレーは一般的とは言えない。人気メニュー?でもないようだ。私も自炊するメニューで外食で食べることはほとんどない。適当なものがなく今日は注文。ん~んっ・・・このアンバラランスは見てもらうしかなく、写真を撮った。なんか中途半端。

どんぶりにご飯は?? スプーンでなく、れんげ。 味は・・・私のカレーが勝る。

写真で観光

2010年04月17日 | 大連生活
再三お寺の話題で恐縮ですが・・・・

以前も紹介した所だが、会社の近くにある千手観音が立ち並ぶお寺。昼休みを利用して出張者を案内した。だんだん拡大するこのお寺。旧暦4月8日に正式にオープンするとか。いまだ工事中である。(すでに私は3回目)


こちらもそうだ。宿舎らしきものも見られた。


総勢10名であったが、管理のおばさんに『ここは観光地でないので大きな声を出さないで』と注意された。でも、そのおばさんの声が一番でかい・・・

オープンするとはどうなるのだろうか? 有料になるかもしれない。ちなみに、過日紹介したお寺は入場料一人10元だった。

前回からの疑問点、『この資金は?』を問うたところ、金持ちの寄付だという。この千手観音の大きな手1本3,000元。寄付したら、手に名前を書いてもいいそうだ。(変な質問をしてしまった。)


お寺の片隅に寄贈者の名前を彫った塔があった。ご覧あれ、日本人3名の名前があった。こんな田舎のお寺に・・・


それにしても、この柱はすごい。


こちらも巨大


帰りに発見した松ぼっくりなのだが・・・・やはり巨大



ダイナミックな中国

2010年04月15日 | 経済動向
中国の開発事業はダイナミックに展開する。マンションを建てるときも、1棟、2棟ではない。いきなり街を作る。

現在会社周辺で自動車関連企業の工場団地、隣の町には造船関係の工場団地が大規模に進められている。そこに来て、今日のニュース。

『中国大連市金州新区の金渤海岸観光レジャー地区で13日、ホテルやテーマパークを備えた大規模遊園地「大連世茂嘉年華」の建設がスタートした。敷地面積1700万平方メートルと中国最大規模。しかもハイレベルな施設で、ショッピング、ホテル・展示場、観光波止場、屋外、室内テーマパークのほか、果樹園や住宅も整備する。
 
うち室内テーマパークは床面積60万平方メートル。中国最先端の1年を通じ天候に関わらず散策やショッピングが楽しめる。
 
大連市は「市開発計画」で、金州渤海岸を海浜地区開発の中心と位置づけ、世界一流のサービス業が集まるとリゾート地に育成することを目標としている。』

やってくれます。これにより立ち退き補償金目的で早々に植樹したり、臨時の建物を建てたり・・・・一般市民も先行投資 これには笑ってしまう。

筍料理

2010年04月15日 | 大連生活
日本にいたら、この時期飽きるほど食べる筍料理。なにせ、私の家の裏山は竹林で、竹の繁殖を防ぐためにも毎年手入れをしないといけない。

昨年も、むしょうに食べたくなって大騒ぎし、日本から届けてもらった。この事を会社の先輩が覚えてくれていて、出張の人に筍を預けてくれたのだ。 感謝! 感謝!

残念ながらこの日は会社の同僚と会食であったが、気持ちが焦り、帰宅後料理。早々に食べることに。いろんなパターンがあるが、まずは味噌味を選択。懐かしい日本の味を堪能させてもらった。

空港にて

2010年04月14日 | 大連生活
昨日は同僚のお迎えに空港へ出かけた。

到着を待つ間にTVを見てると・・・戦争映画だ。 やはり相手は日本だった。回りは中国人。熱心に見入っている。黙ってその場を離れることにした。

到着ロビーを歩いていると巨大パンダを発見。ただ、中国で売っているパンダは日本で売られてるものよりもかわいくない。この感覚は中国人と違うのだろうか??



今日は派手なお出迎えも。米寿を迎えた会社の会長が社員と一緒に研修旅行に来るようだった。その他、お姉ちゃんがお迎えに来てたり、息子が日本で仕事して帰って来て、久しぶりに親子のご対面・・・・いろんな場面が展開される。


周辺観光へ

2010年04月12日 | 大連生活
日曜日は出張の同僚をご案内。私が知る“ 中国らしい、中国の生活が見える場所“を回ってみた。

まず、いつもの散歩コースへ。長い木の階段には驚いた様子。

次は、ショッピング街へ。雑踏の中を歩き、スーパーでの買い物(私に付き合ってもらって)へ。途中、こんな風景も。若者の中での年配者でもあった。


中国人に紹介してもらった、“餃子の店”へ。意外に小さいお店。よく通る道沿いにありながら、私も入ったことはない。いつも食べていた、皮の厚い餃子ではなく、とてもおいしかった。(収穫あり。)

やはり、観光地も入れないと写真が取れない。そこで、景色のいい金石灘へ。ここは私も久しぶりだが、その変化には驚くばかり。大きな道が作られ、山を削り、高級マンションがいたるところに建設中。この周辺、確かに工場団地もあるが、本来リゾート地区ではないのか。(むろん、夏場だけ。)こんな場所に、これだけの数、一体誰が買う? 不思議でならない。これがバブルでなく実態だというのだろうか・・・・?


有名な海水浴場


岩場では貝とりの風景も見られた。


続いて、田舎の道を通りながら、お寺へ回ってみた。

今日は人も少なく、線香もほどほど・・・


お寺のはしご・・・・お寺といえども、観光地化した場所でもある。この日はロシア人の一行と一緒になった。 中国人通訳(若い女性)がロシア語で説明しているのだが、お見事。私は聞いてもわからぬロシア語に気がとられっぱなし。さすがに、大連はロシアとの関係も深い。日本語だけではないようだ。

以前も紹介したが、お寺といえども、財産を増やすようお祈りする社。


最後は中華料理を食べ、サウナで疲れを取る。ほぼフルコースで終了した。

田舎の風景

2010年04月10日 | 大連生活
今日は土曜日、出張者にお付き合いで会社に出かけたが、午後は手持ち無沙汰・・・・

給油のために外出した折、田舎を一回りしてみた。風景が全く違う。人種も違う。(お年寄りが多い。) ロバが荷馬車(馬車というのか??)を引き、やはりのんびりした感じがする。

さらに入ってみることに・・・・



広い畑では農作業も始まっている。


水路の跡だろうか? 写真を撮ってると地元の人がバイクで通りかかり、“怪しい人物”になってしまった。 こんなものを写真撮るのだから普通ではないが、なにも睨み付ける事はないでしょうが・・・・
この辺がお国柄だろうか? 警戒心が強いような気がする。




この地区の中心街に戻ると


看板がずらりと並ぶが、人は少ない。




なんと中国らしい・・・

2010年04月09日 | 大連生活
「ケンタッキー・フライドチキン」が6日にインターネット上で展開した割引キャンペーンが、急きょ中止になった。

上海市内の店舗では、割引券を手に半額で商品購入を求める客と、「偽物だ」として受け付けない店側との間で混乱が相次いだ。

7日付の上海紙・東方早報(A10面)などによると、キャンペーンは6日午前10時、午後2時、同4時の3回に分けて枚数限定で実施される予定だったが、本来午後4時から配布されるはずの64元の商品の半額券を持つ客が午前中に現れた。ケンタッキー側は「偽のクーポン券が出回っている」として午後のキャンペーン中止を決定。しかし、店頭では多くの客が「公式サイトからダウンロードしたものだ」などと利用を求め、中には警察に通報する客も出たという。

いかにも・・・・・
時間前に一人二人ではなく押しかけるとは・・・これもすごいが、その後店側に抗議すると言うからどうしようもない。このパワーが何ともすごい。

こうなると理屈ではない。(と言っても理屈の通らない話しだが)。強引なる自己主張が展開されるのだ。 もう慣れたけど。