日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

最後の日

2009年06月14日 | 庶民生活
スタッフの結婚式が終わると、その日は私の“やすらぎの場”最後の日。やはり生き残った常連さんが顔を出す。お客の方から『お世話になりました』と花束を持ってくる人も。そして、今日の昼間の主役、新婚カップルも登場だ。新婚カップルを祝福と、冷やかしで楽しい話で店中盛り上がる。

しかし、『この店は今日が最後』という気持ちはスタッフのみならず、みんな一緒だ。今まではうるさいと感じる人の歌も、今日は違って聞こえてくる。スタッフもやはりセンチメンタルな気分のようだ。。

みんな、明日は仕事。早目の帰宅。送り出すスタッフには涙が・・・・常連客同士も挨拶する。『またどこかで会うかもしれませんね・・・』 たぶん、あの人も次の止まり木を探す必要がある。 商売っ気が前面に出る店や、遊び目的のお客が多い店には抵抗を感じるお客ばかりだ。なかなか難しい。 さぁ~ 私はどうする。



結婚式で・・・

2009年06月14日 | 庶民生活
久しぶりの結婚式。社員の結婚式は数回あるが、日本人との結婚式は初めての経験だ。ましてや私は中国人側の招待客。

いつもはネクタイはしないが、結婚式前日、新郎のお父さんをお見かけした。やさしい日本のお父さんで、きちんとした人。初めて大連に来られたそうだ。いや~日本人としてこのお父さんに礼儀は必要だと判断した。

爆竹点火の役目も無事終え、式場へ。日本人ということで新郎の親族席へ案内された。いやいや・・・あの~私は・・・。『どのようなご関係で?』と聞かれたらどうしよう。『彼女が仕事してたお店の常連客です・・』と言っていいのかなぁ~?しかし、これも無事クリアー。

式が始まりお互い誓いの言葉。日本で言う、人前婚。当たり前だが、お互い母国語で中国語と日本語だ。(通訳はない)

その後、新郎から新婦へ花束のプレゼントがあったが・・・・・
『私はあなたのためにこの花束を作りました・・・』、受け取った新婦は、花束を投げ捨て、新婦に飛び込んでいった。女性の歓声があがった。しばらく抱き合ったまま、言葉を交わす。正面を向いた時、彼女は泣いていた。

10年の交際、中国人と日本人の国際結婚。二人の間でいろんな問題があったことと思う。結婚式が押し迫った日、彼女と話す機会があったが、今でも迷っていると・・・日本を知っているだけに不安が多いことを話してくれた。

日本人は中国人をどう見るのか・・・
一般的に決していいイメージではないと思う。彼女は日本語が堪能で、日本人を好きになった。そんな彼女を日本はやさしく迎えてほしい。