日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

中国の学校事情

2009年06月07日 | 比較文化
私の息子は高校三年、高校総体も終わりいよいよ受験準備の最終段階に入る。ここ中国の新学期は9月。つまり、今月より大学受験が始まる。

試験場にはわが子を守るために(これがよくわからないが、みんなこう表現する)親は会社を休み、場合によっては親族もがついてくる。

今日、散歩がてら図書館をのぞいてみた。一般市民、子供、受験生らしき人、人、人。 すごい利用率だ。子供たちはたぶん塾のような感じ、一般人は語学勉強等の教室がある。

帰り道、道端で英語塾主催の発表会があっていた。子供たちが英語で歌い、会話している。(写真)教育熱心はここ中国でもすごいものがある。

ただ、中国の「新卒生」の数は
 2008年卒 560万人
 2009年卒 610万人(日本の千葉県の人口以上)
彼らの向学心は、明らかに高収入を得るため。きわめて現実的。これだけの新たな雇用を確保しなくてはいけない国、中国。成長し続けるしかない。

現実は、学卒者が増え、ここに来ての不景気、就職率、初任給は急降下している。

これを受ける企業は・・・・
給料が高ければ転職をする国民性、新卒者に時間をかけて研修するか?即戦力を雇うか?

なかなか、難しい選択があるように思う。