日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

友人と知人の差 ましてや他人

2009年06月12日 | 比較文化
テーマに関するコラムを見て、私の考えをまとめてみたい。

日本人は外国人の評価で、『いつも愛想笑いして、何を考えてるかわからない』と言われる。では中国人は?

一般的に愛想は悪い。睨みつけるかの様な視線を感じることさえある。毎日経験するのがエレベーター。意識的かと思うほど無視する。日本人の場合だと、会釈するとまで言わないが、微妙に違う。やさしそうな中国人が来たときよりも、怖い日本人のほうが妙に安心感がある。これは必ずしも外国で、日本人同士というわけではない。

コラムでは友人と知人を区別していたが、確かにそうだ。ただ、その距離はない位に近い。というか二度会えば友人と言われるほど。そこと、他人との区別は明確だ。まるで敵か見方かを区別するかのようだ。言い換えれば、挨拶するか睨み付けるか・・・・・ 愛想があるわけがない。

ただ、中国人は一旦友達になると異常と言えるくらいべたべたする。“朋友(ポンヨウ)”を連発するのである。もちろん日本人以上にその間では愛想を振りまく。

日本人は友人と知人の距離はかなりある。そう簡単には友人とは言わない。加えて他人という存在もあるが、友人と知人、他人を比較して、敵とか見方見たいな区別はしない。他人だからことさら警戒するということも通常はない。誰とでも挨拶もするし声をかけ、困った時は助け合うように思う。

これが会社の中で展開されると・・・・・ かなりの腹の探りあい的な面も見え隠れする。 日々の問題として、お客様に対して自然に挨拶が出来ない。強要が必要だ。

日本人はことさら愛想笑いをしているわけではないのだが、警戒する中国人からみるとそう見えるのかもしれない。私の場合は、『最初見たときは怖かった』と言われるほど。髪型(ぼうず)のお陰で余計な心配はしなくて済む。