my static spiral

日々のこと、ファッション、好きなもの、そして靴たち..

この靴に還る。

2013年11月15日 | ファッション(靴)






 
 一刻リセットからの。 お久し振りです。 (なんの為のリセットか..)




 



 澄んだ風が心地よい。いつの間にかこんな季節になりました。


 
 






 
 




 J.M.WESTON #180(SIGNATURE LOAFER)の BLACK BOXCALF 、この秋選びました。




 





 
 


 




 

 幾年月..ブラウンに続いて。



 
 寒い季節だって当然履きたい。冬のソックスにもなるべく対応させようと、今回の一足はウィズに変化をもたせました。(それでも充分タイトですが..) 



 
 



 (このローファーといえば..素足履きに夏専用なんて、思えばそういう役割のみに甘んじさせる靴でもなさそう、と)







 


 静かに単純に、澄みきった佇まいの靴。これを「沈毅」と云わずして。(先日買ったコートに合わせると.. 沈みすぎかもしれません)





 底知れず奥深い表情、あまりに多くの役割を果す「黒」。 この上添削するに何の一片たりとも見当たらず、本当に美しいと思います。



  

 





  ー .. 馬鹿騒ぎと騒乱の中、驢馬が一頭、粗暴な馭者に鞭をくれられながら、とぼとぼと走っていく。

  驢馬がある路地の角にさしかかったところで、一人の紳士然とした男が、手袋をはめ、足元にエナメルの靴、真新しいスーツを身に纏い、驢馬の前に立ちはだかって恭しく叩頭した。そして男は帽子を脱ぎ、こう云うのだった。「どうもあけましておめでとう」 

 男はいかにも満足げな笑みを浮かべてその連れらしき者を振り返ったが、それは自身の「機転」への称賛を期待しているかのように見えた。

 驢馬は、このおどけた男には一瞥もくれず、自身の義務を果すため、ただ走り去ったのであった。 ー Charles-Pierre Baudelaire "Un plaisant"







 









コメント (12)
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