豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

ビジョ と ビチョウ 余話

2012年04月08日 | 今日の美女
 「根付」というものがある。江戸時代の、煙草入れや印籠を腰に下げる際に落ちないように紐の先に付けた精緻な彫刻である。黄門様の有名な印籠にも付いていたはずである。かつては実用品であったが現在は観賞用に作られている。
 
 さて下の作品は現代根付師の佐田澄さんの作品象牙彫りのレダ二点である。
 かようにレダは古今東西の芸術家の心を捉えた美女という点からすれば、娘ヘレンよりはるかに上で三大美女としての資格はあるはずだが・・・

    

 佐田さんについてはこのブログで2年前に既述しているので一部採録する。

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佐田 澄さんという現代根付の作家がおいでになる。「その世界」では、「世界的な根付師」である。「その世界」の「世界的コレクター」として著名な高円宮殿下・妃殿下やアメリカのキンゼイ氏のコレクションにも加えられている方である。
 そんな佐田さんからの依頼で作った豆本である。佐田さんの根付は象牙で、人魚や裸婦、猫、河童などを専らとしている。やはり、私などの豆本ではその質感などは到底表しきれないが、いたしかたなかろう。

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 これは「レダと白鳥」とは関係ないが、レダの画像に紛れていたものである。
 この女性は世界的なバレリーナの Anna Pavlova である。
 白鳥とバレーとくればチャイコフスキーの「白鳥の湖」が思い浮かぶが、パブロワは「瀕死の白鳥」で特に名高い。サンサーンスの「動物の謝肉祭」の「白鳥」、ハープの波の音の中でチェロが甘美な旋律を奏でるあの名曲で死にゆく白鳥が優美に踊り、最後に息絶えるというものである。
 来日もしており、日本舞踊の「鷺娘」の振り付けにも影響を与えたといわれ、芥川龍之介や6代目尾上菊五郎などに感銘を与えたということである。

   

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 本家 フェルナンド・ボテロの でぶ レダ



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