最後のピエロ・ディ・コジモの作品を除く8点は、15世紀から16世紀前半のアンブロシウス・ベンソンの作品である。
上・中2段の6点はすべてマグダラのマリア(コジモの作品も然り)である。
下段左は「若い女性」となっているが、これとてもマリア像として描かれたものかもしれない。ただマグダラのマリアの画像には、イエスの足に塗ったとされる香油の壺がアットリビュート( 持ち物 )として描かれることが多いから、それの無いこの絵は単に若い女とされたとも考えられる。
中央は「ペルシャの巫女」と下方に記されているのでマリアではないことは明白である。
いずれにせよ手にする署は『聖書』か『預言書』であろうから、普通の趣味的な読書とは意味が違うのは当然であろう。
Piero di Cosimo
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上・中2段の6点はすべてマグダラのマリア(コジモの作品も然り)である。
下段左は「若い女性」となっているが、これとてもマリア像として描かれたものかもしれない。ただマグダラのマリアの画像には、イエスの足に塗ったとされる香油の壺がアットリビュート( 持ち物 )として描かれることが多いから、それの無いこの絵は単に若い女とされたとも考えられる。
中央は「ペルシャの巫女」と下方に記されているのでマリアではないことは明白である。
いずれにせよ手にする署は『聖書』か『預言書』であろうから、普通の趣味的な読書とは意味が違うのは当然であろう。
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