豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

吉祥天 ( 弁財天 ) 笹島喜平

2017年01月14日 | 今日の美女
 版画家。棟方志功に師事し ともに日本版画院創立に参加する。

◎ 吉祥天

    

    

  

見ての通り似た作品が沢山あって少しずつ違っている。
それにしても全て吉祥天ならとくに混乱は無いが、以下のように弁財天もかなり似通っていて見分けがつけにくい。
昨日 吉祥天は宝珠を手にしていると述べたが上の最後は宝塔なので吉祥天かどうか定かではない。


◎ 弁財天
 弁天様は通常琵琶を抱えているのだが、この人は宝珠をもたせてるで見分けづらいのである。
 最初の二点には「弁財」の文字があるので間違いないようだが、「功徳天」は普通「吉祥天」の別名としてもちいられるのだからまたややこしくなってしまう。
 あとは画の枠外に作者自筆のサインとタイトルがペン書きされているのだが、これも画像だけでは不明瞭なものも多い。
 私が最後の手掛かりとしたのは吉祥天は宝珠だけだが弁財天は宝珠と蓮の花を手にしているということで如何だろうか。
 なお最後の絵は宝珠と琵琶だからこれはまちがいなく弁天様である。
  
    

  

    


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