豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

七草 子松曳き

2016年01月07日 | 今日の美女

 正月も早や一週間、今日は五節句の始め人日の節句で春の野で摘んだ薺などを入れた「七草粥」を祝う日である。もちろん昨日が「小寒」の寒の入りでこれからが冬本番なので、現在の暦法では不自然なことになる。
 それはともかく絵では「七草なずな、唐土の鳥が・・・」と歌いながら七草を刻む姿が描かれる。

     勝川春潮


   歌川豊国                          喜多川歌麿                    鈴木春信     
    

     歌川豊国  歌舞伎役者の絵のようだが・・・・


◎ 五節句五つの場面を一続きの絵にした歌麿の作品。右から「人日、上巳、端午、七夕、重陽」


◎ 以下の絵は 「君が為春の野に出でて若菜摘む」の和歌にある若菜摘みのようでもあるが、実は違う所もあるのである。
 正月の最初の「子の日」に野山に出て、若い小さな松を引き抜く子松曳きの行事があったのである。若松の生命力を得るとのことで、合わせて若菜も摘んだりしたらしい。因みに今日は今年初の子の日である。
     石川流宣


     作者不詳


     葛飾北斎


     豊原国周


   落合芳幾                            窪俊満                     鈴木春信
     
 
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