豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

Pan & Syrinx 

2017年03月14日 | 今日の美女
 ミューズからアポロ、ミネルヴァと加わった絵画を中心に来たけれど、これからはアポロを主役にした話になってゆく。
そして予備知識として確認しておくことがあり、いきなり脱線、脇道に入ってパンの話から。

 「パン」といっても勿論食用のそれではなく、下図のような神話の半人半羊の牧羊神のことである。
                               Sir Joseph Noel Paton        
   

◎ パンは笛の名手であるが、一方女好きとしても著名である。
  ある時シュリンクスという可愛いニンフに出逢い追いかけ回す。シュリンクスは川辺に逃げ、川の神や水のニンフ達に救いを求める。
  彼等はシュリンクスを水辺に生えている葦の姿に変えてしまう。パンがシュリンクスと思って抱きついたのは一抱えの葦であった。

 パンとシュリンクスの絵画ではこの追いかけの場面を、ブーシェ、ルーベンス、プッサンなど錚々たる画家が手がけており複数の作品を描いている人も多い。
 本格油彩作品が30点ほど集まっているのを二回に分けて紹介する。  

   Nicolas Poussin                       Bon Boulogne
  

    Francois Boucher                                  Francois Boucher
  

     Peter Paul Rubens & Jan Breughel the Younger


     Peter Paul Rubens


     Noel Nicolas Coypel


    Pierre Mignard                                             Sebastiano Ricci
  


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