人生とは美しく刺激的なリッチ。

へんてこでも自分らしい生活。
美に感動、優に感謝、心に感性。

プランバナン寺院【3日目】。

2011-10-18 23:41:28 | 海外旅行。

本日の最後の観光は、世界遺産“プランバナン寺院”。
インドネシアを代表する巨大ヒンドゥー教寺院。
炎を連想させられる巨大な塔が6つ、この寺院も神秘的。

ヒンドゥー教に対しては、社会科で習っていた際には恐いイメージがあったが、こういう寺院に触れると身近な存在となり、恐ろしさの意識が全く無くなる。この宗教においては、あらゆる生き物が擬人化されて神となり、壁画等に描かれているモノは美しい。

あまりに寺院が大き過ぎてカメラの枠に収まりきらない。敷地の何処から撮っても上手くいった写真が無い。写真スポットを探しながらプラプラ歩く。壁画装飾は緻密でいてダイナミック。信仰心だけでこんな素晴らしいものを創り上げられるのだろうか-。

当遺跡も昨今の地震の影響を受けてボロボロに崩れている箇所があった。
塔によっては崩れたままで保管しているところも。地震の影響を伝える為に残しているらしい。この寺院も修復が続けられているが、こんなに近くで鑑賞出来るのは近い将来までとなるかもしれないな。

周囲には瓦礫が散乱していて、これがまた遺跡らしくてイイ。
塔の内部には入ることが出来ず、どうなっているのか不明。たぶん崩れが激しいから入場制限しているのだろうけど、観てみたかったなぁ。非常に興味がある。

夕方に到着したこともあり、鑑賞している最中はずっと夕焼け空。寺院も赤く染まり、まるでレンガで出来ているように見える。というより、まさに燃えさかる炎のような塔。この景色には思わずウットリ。

プランバナン寺院を出た後は、夕食レストランへ。
空港近くのインドネシア料理ブッフェ。
海外ではブッフェが嬉しい。味によっては小食になってしまい残すことになる可能性があるから。ブッフェだと食べられそうなモノを食べられるだけ食すことが出来るでしょ、だから残すこともないし、モッタイナイことをしなくて済む。ソレが嬉しい。

夜7時半にアディスチプト空港に到着。
ロビーでデンパサール空港(バリ島)行きの飛行機を待つ。
このロビーが国際色豊で、とっても恐ろしい。
色んな人種の客が一つのロビー空間に存在しており、まるで映画のワンシーン。事件が起こる前の風景のよう-。この時間が一番恐かった。早く搭乗開始して欲しかったもんね。恐ろしい、恐ろしい。

定刻通り午後8時半に出発。
1時間のフライトの後、バリ島に到着。時差はプラス1時間。
ホテルに着いたのは深夜0時頃。いやぁ、今日は疲れた。
1日の弾丸ジャワ島ツアー。飛行機で日帰り旅行をしたのは国内も合わせて初体験。明日の朝はゆっくり寝ることにします。

サンビ・サリ寺院【3日目】。

2011-10-18 14:04:11 | 海外旅行。

1966年に火山灰の中から発見されたヒンドゥー教の寺院。地下から掘り出された建物は地面より低い位置にあり、掘り出されたことを強烈に感じる。ガイドさんによると、農民が鍬で掘っている最中に発見したとか、吃驚しただろうなぁ。
堂内にはリンガ像が安置されている。


移動中のジョグジャカルタの街並みは面白かった。
王都の歴史があるだけ華やかさがある。

ベチャと呼ばれる人力車が頻繁に行き交い、レトロな雰囲気を醸し出している。こういう乗物がアジアらしくて良い。

馬車も多く行き交い、なんかステキじゃないですか。

ディズニーランドのポップコーン売り子のような-。露店が多く、街の賑わいを感じる光景。バイクは2人乗りまでオッケーらしく、走っているバイクは殆どがホンダ、残りがスズキ。99%が日本メーカーのバイク。最近は安価な韓国や中国製のバイクも登場してきたが、街のバイク屋さんが修理でき且つ部品が容易に入手できるのは日本製のバイク。だから、現在でも誰もが日本製を購入するとのこと。街の全部のバイク屋が修理出来る程に日本メーカーのバイクはこの国で浸透しているのだ。

働くのは朝7時から昼の2時まで。銀行員などよく働く業種でも昼3時までとのこと。学校も午前中で終わり。午後はのんびり、或いは家事、或いはデート。素晴らしい生活だ。

道はガタガタで自動車はバンバン揺れる。

観光地も楽しいが、それ以上に街並み、つまり生活の場を見るのが楽しい。生活風景にその国らしさが表れており、非常に良く理解できる。たぶん、地元の人に話し掛けながら歩けばこの国を理解できるのだろうが、その勇気は無い。治安はやはり良くなさそう、どんな事件に巻き込まれるかわからない。サクサク歩くのが安全か。

ムンドット寺院【3日目】。

2011-10-18 11:44:52 | 海外旅行。
ボロブドゥール遺跡観光の後は銀細工店に寄って、それからムンドット寺院観光。ここはボロブドゥールから東へ約3㎞のところにあり、仏教寺院の一つ。

ゲート前には露店がたくさん。日本人を見つけると数多の売り子が寄ってくる。ボクは普通に受け答えをしてしまう癖があるので、集中的に売り子に囲まれる。無視をすればいいのだろうけど、どんな相手であれ、返事をしないと申し訳なくてツイツイです。

堂内に安置された石像が有名らしく、特に中央の如来座像はその美しさで知れ渡っているとのこと。短めの観光でパパッと楽しむ。


昼食はハイアット・ホテル内のレストランで戴く。
またしてもインドネシア料理。もう…苦笑。

昼からはバティック工房へ。
ボクはバティックが欲しかったので念願です。
インドネシア人が腰に巻いていたりするあの布ね。
色鮮やかで、模様が細かく、何よりインドネシアっぽい。
思っていた以上に高価で、安めのモノを値切って5千円。
巻く機会は無いだろうけど、思い出です。

ボロブドゥール遺跡【3日目】。

2011-10-18 10:13:01 | 海外旅行。

朝4時半にホテルを出発。
早起きしたのに、昨夜早く寝たので目覚め良し。
ホテルで素晴らしいお弁当を貰って出発。さすがアヤナさん。

本日はジャワ島を一日観光。
6時にデンパサール空港を出発。
1時間のフライトの後、同時刻6時にアディズチプト空港(ジョグジャカルタに到着)。バリ島との時差はマイナス1時間、つまり日本とはマイナス2時間。

飛行機はLCCのライオン航空を利用。
機内が狭いし、個人的にはフライトは2時間が限界かな。


ジョグジャカルタはバリ島とは全く違った雰囲気。
バリ島はヒンドゥー教者が殆どに対して、ここジャワ島はイスラム教。それだけでも雰囲気が違って当然だよね。ガイドさんによれば、ジョグジャカルタは日本でいう京都のような街だそうです。大学が多く学生の街であって、寺院が多い古都であるとのこと。しかし、バリ島よりも栄えた大型都市。確かに京都っぽい。

空港から1時間半ほどでボロブドゥール遺跡に到着。
アンコールワットに続いて、世界三大仏教寺院の2つ目に来れた。

強い陽射しや雷雨、それから大きな地震により破壊が激しく、ユネスコによる修復が行われているが、それでも所々歪みがある。ガイドさんによれば近い将来、遺跡の中に入ることが出来なくなるだろうとのこと。現在ココを訪れて上るのことが出来ているボク達はラッキーだと言ってくれた。

高校生の頃、世界史の授業中、図表のボロブドゥール寺院遺跡の写真を見ながらヨダレを垂らしていたボクが、ついにこの場に来ている。なんとも不思議な感覚。その神秘さと壮大さに驚き、憧れた学生時、大人になればこんな場所にまで来ることが出来るなんて!

寺院は一辺約120メートルの方形を初層とする9層の段台ピラミッド構造。各段の回廊を回りながら歩いていくと、仏教を学ぶことが出来るようになっている。

壁画のレリーフが非常に美しく、それはアンコール遺跡並み!
しかし、火山灰が多く積もり、また近年の大型地震の影響により、継ぎ目がかなり歪んでいる。場所によっては今にも崩れそうなところも。

回廊をクルクル廻りながら上層に向かっていく。
周囲はジャングルで、ここも大自然の中に建っている。
陽射しが厳しく、石の照り返しが厳しい。

ついに最上段のストゥーパに到着。
これこそボクが世界史の授業で感動し憧れた光景。
ココは宇宙との繋がりを感じる神秘的空間。

この場所に立つと時の流れを感じなくなってしまう。
ストゥーパの内部には仏像が1体ずつ納められている。

ボクは高校生の時、自分がこの地に立つことを夢みていた。
宗教的な信仰意識は全くない。
しかし、この神秘的空間に立ってみたかった。
夢は叶い、それは想像を超えた素晴らしい景色だった。
なんという幸せ、人生は素晴らしい!笑。


ストゥーパが乗っかっている円壇は確かに大きく傾いており、地震の影響を大きく感じる。最上段に上れる人数も制限されており、近い将来、全く上れなくなるのも頷ける。


ボロブドゥール遺跡の敷地内にあるホテルのレストランでお茶を戴く。
なんとも贅沢な時間。
今日一日が終わったような満足感が得られたが、まだ朝の9時半。
今日は一日長く充実したものになりそうだ。