人生とは美しく刺激的なリッチ。

へんてこでも自分らしい生活。
美に感動、優に感謝、心に感性。

無言の旅人。

2010-11-30 20:52:44 | 書籍。

・無言の旅人 仙川 環(幻冬舎文庫)

仙川 環が送り出した“尊厳死”を巡る慟哭の医療ミステリ!!

交通事故で意識不明になった三島耕一の自宅から尊厳死の要望書が見つかった。延命処置を一切拒否するという内容に、耕一との結婚を控える大木公子や家族は激しく動揺する。触れれば温かい身体を失ってまで、望む死を叶えるべきなのか?苦渋の選択を迫られた公子たちが決断を下した時、耕一の身に異変が―。胸をつく慟哭の医療ミステリ。

愛する人が尊厳死を望んでいたら-、

 あなたは、それを叶えられますか?


読み物として非常に面白かった。
構成も、ストーリーも良く出来ていると思う。
凡人が尊厳死について考える機会としては、とても有効な一冊。

人体工場。

2010-11-29 22:49:07 | 書籍。


・人体工場  仙川 環(PHP文芸文庫)

テーマは“治験”。
治験(ちけん)とは、医薬品もしくは医療機器の製造販売に関して、薬事法上の承認を得るために行われる臨床試験のことである。元々は「治療の臨床試験」の略であるという。【ウィキペディアより】

生きた人間の身体を利用して“製薬”を創り出す治験。
真柴徹は高額な報酬を得られる治験のアルバイトを経験する。その後、彼の身体にとある異常が発生-、そこからこの物語はスタートする。
“身体”を道具として利用し、末期患者の命を救う薬を創り出す、まさに“人体工場”。
『僕は人体工場の話を聞いたとき、素晴らしいアイディアだと思ったよ。誰かの為に、ほんのちょっと身体を貸してあげる。そうしたら、その誰かの命が救われる。まさにお互い様の精神じゃないか。…』
『仮に、人体工場が素晴らしい技術だったとしても、人を一人殺してしまうというのは、絶対におかしい。…』
『仮に一人の人が死んだとしても、何人もの人が助かるなら、いたしかたないということ。一人の命は地球より重いなんて綺麗事、世の中じゃ通用しない。…』
『…この人体工場っていう技術を葬り去りたくないと思う。それが、私の医者としての判断ね』…

医療系分野出身の筆者が世に送り出した考えさせられる一冊。
久しぶりに面白かったと感じたミステリー作品。

ウインターイルミネーション2010。

2010-11-27 23:35:46 | 夜景。
ウインターイルミネーション2010を鑑賞する為に、広島県庄原市にある国営備北丘陵公園に行った。庄原に向かう道のりは紅葉に彩られた田舎道で、葉散る間際で最終見頃の美しい秋色風景であった。
午後1時頃に現地に到着し、第一駐車場に車をとめる。
駐車場入口にて、駐車料金と入場チケットの代金を払う。駐車料は時間制限無く300円。だから、このシーズンは早めに行った方がいいのかもしれない。夕方になると混み合うみたいだからね。

お昼御飯は、場内にある“湖畔レストハウス”で焼肉セットを注文したのだが、1800円もするのに不味かった…。ガッカリ。やっぱりこういう場のレストランは予想通り期待出来ないんだね…。

本日は予想外に午後からも天候が良く、陽射しの下で昼寝。
冬季なので“花々”は咲いていないが、芝の青さが広がる広大な景色は心を落ち着かせ、のんびり昼寝するには最高であった。

“中の茶屋”で、“苺ぜんざい”を食べる。興味だけで注文したのだが、食べると美味しい!!苺の酸味が小豆の甘さとマッチして、コレは美味しいゾ!って感じ。“中の茶屋”の庭園も美しく、良き休憩場所となっている。

夕方、寒くなってきたので、自動車に戻って、車内で昼寝。
寝てばっかりだけど、場内で運動して、食べて、運動して…、を繰り返してたら眠くなる。夕方5時半まで仮眠。起きると薄暗くなっていた。


スターライトツリー
メインゲートから入ってスグのところが最もライトアップされている。大きなツリーが中心に立っているのだが、とにかく人が多すぎて写真が撮れない。

光ル森&ペガサス
なにより驚いたのが、ツリーの後ろに広がるライトアップされた森。これは予想を超えた迫力だった。

県北部に位置している為、“寒さ”を覚悟していたけど、我慢出来ないほどでは無かった。まぁ、あちらこちらで火を熾してくれてあり、それが身体を温めてくれたり。そして、会場が広く、自然と歩くので身体が温まる。

銀河を走る線路の軌跡&光のトンネル
ここまでが“中入口会場”という場所で、次に“北会場”へ向かう為に取り敢えず徒歩で行く。道がわからないので人の流れに任せて歩く。約1キロ歩くと第二駐車場に到着、ここで行き止まり。なんと北会場まで歩いて行けないらしい。北会場に行く為には無料シャトルバスに乗らなければいけないとのこと。ということで、第二駐車場にあるバス乗り場から乗車。これで北会場に向かう。

デコレーションケーキのイルミネーション
北会場の見所は2点。デコレーションケーキとシャンパンタワーツリー。これだけなんだけど、ココに来るのは一苦労する。

無料シャトルバスに乗らなければ、北会場と中入口会場を行き来できないので、バス停には長蛇の列。乗る為に1時間ほど並ぶ…。こんな不便で理不尽なことはないよね…。

帰りも長蛇の列に並び、バスに乗る。
無料にしなくていいから、もっと便利なシステムにしてほしいね。
時間がモッタイナイ。

小さい同窓会。

2010-11-25 22:20:54 | さーね日記
本日、高校生時の同級生3人で食事会をした。
たいてい、学生時代を振り返るといったら“大学生時”だから、今日はスッカリ忘れていた過去を思い出す良い機会となった。良き思い出に花が咲き、少し飲み過ぎてしまって、家に着いてから頭がガンガンしたほど。久しぶりに飲みに行ったから“飲み方”を忘れたのもあるのかな?!とか思いつつ。
まぁ良き時間であった。

BEAMS。

2010-11-24 19:05:24 | さーね日記

前から気になっていたシャツを思い切って購入。
縫いが少し雑な点や、ボタンや素材がちゃちい点が気になっていたのだが、この柄の一目惚れ具合が上回って、購入に至った。1着1万円。色違いの2枚で2万円。素材や雑な点を考えれば高いわー。まぁーいいや。ストライプにドット。めっちゃ気に入った。久しぶりにBEAMSで買い物した。

森村泰昌:なにものかへのレクイエム―戦場の頂上の芸術。

2010-11-23 18:13:35 | 美術館・博物館・シネマ。

森村泰昌:
なにものかへのレクイエム―戦場の頂上の芸術


JR広島駅から徒歩で比治山公園へ。
歩いて行っても30分かからない-、意外に近かった。
少し太ってきたので、最近は兎に角“歩く”ことにしている。

比治山公園もすっかり紅葉しており、歩いていて気持ちよかった。が-、今日は暖かかったぁ。比治山公園に到着した時点で背中が汗でビッショリ。景色はすっかり秋だが、気候はまだまだ晩夏。

比治山公園内の広島市現代美術館に向かう。現在開催中の企画展“森村泰昌:なにものかへのレクイエム―戦場の頂上の芸術”を鑑賞。ココの美術館も毎度なかなか面白い展覧会を開催する。けっこう心満腹になるイメージの美術館。

森村泰昌は80年代より一貫して自らの身体を媒介とし、歴史上の人物や映画女優に変身するセルフポートレイトを発表してきた。その作品を通じて、歴史的事件や人物に新たな方向からの光をあてる。当然のような“概念”や“価値観”に疑問を投げ掛け、見つめ直す契機を与えてくれる。

作品群の中に、ヒトラー似の格好をして『独裁者になりたくない』と連呼する映像がある。『独裁者になりたくない。- 自分の気に入らないモノを排除し、自分さえ良ければイイような考えで-、我が儘に-、独裁者になりたくない』と強く叫ぶ。その後に優しく『今のアナタは独裁者になっていないか』と疑問を投げ掛ける。『エアコンが効いた部屋で、自分が気に入らない生き物を-』、なるほどなぁ、そう考えることもできるなぁと胸に沁みた。

笑いが中心で、時折心に深く沁みるメッセージを込めた作品群。
ちょっぴり散歩で行ったつもりが思わず大いに感動。

さらば福山競馬場?!

2010-11-21 19:57:21 | 九州・中四国旅行。
もうすぐ廃業するのかな?!
昨今、継続か廃業かで揺れる福山競馬場に行ってきた。
汚いし、臭いし、狭いけど-、
けっこう面白い福山競馬場♪
馬を見られるのが楽しいのかな?!
浮浪者っぽいオジさんが多くてちょっと汚らしいけども、それでもカップルで行っても楽しめると思う。入場料が100円で、1レースも100円から投票出来るし、安上がりで楽しめるデートスポット。5、6、7レースで投票したけど全く当たらなかったので、飽きてきて帰路へ。本日もポカポカ陽気で気持ちよかった。


ユニクロ創業感謝祭。

2010-11-20 19:45:22 | さーね日記
午後からユニクロに行った。
本日ユニクロは創業感謝祭を開催していてAM6時からオープン、価格もかなり安いと広告チラシで見て知った。そこで以前から気になっていた“プレミアムウルトラライトダウン”を買いたくて、大混雑を覚悟の上で行ってみた。

このダウンはホントに凄いわ!!
想像を遙かに超える軽さ、206グラム。軽すぎて着ている感覚が無いね、これこそ“着心地ゼロ”だ。しかも手触り、肌触り最高だし、コレは人気が有りすぎて品薄状態になっているのが頷ける。普段は6千円のところが本日4千円。ということで3枚買った。ヒートテック以上に驚かされ、感動させられたよ。これは凄い-。

世羅ワイナリーの空。

2010-11-20 14:14:36 | 九州・中四国旅行。
秋晴れ。

今日は紅葉した山々を見たいと思ったので、広島県世羅郡世羅町までドライブ。カーナビが有るのでスイスイ、ナビはとっても便利だ。青い空と赤や黄に染まった山々のコントラストが美しい風景を駆け抜けて、“せらワイナリー”に到着。以前は夏に来たのかな?!その時は多くの人で賑わっていたけど-、本日は人も少なく枯れ葉が舞う淋しい感じだった。やっぱり、暖かい時季に来ないといけないね、ベストシーズンは“暖かい季節”なのだろう。

それにしても空が青い。

地平線に近くなるにつれて白みがかかっていくグラデーション。
薄着で過ごせるほどにホント暖かくて風も気持ちよく、最高の気候だった。美しい空の下で、しばしの間、山々に広がった果樹園を眺める。
滞在時間はあまり長くなかったけど、満足の時を過ごして帰路へ。

マボロシの鳥。

2010-11-16 20:09:17 | 書籍。
・マボロシの鳥  太田 光(新潮社)


かなり話題の本だったので、買ってみた。
うーん、良いか悪いか評価するのに難しい本。評価するのに奥が深い一冊だ。“伝える”の表現方法を広げ、おぉー!と感嘆するけども、面白かったか否かで言うと“あまり面白くなかった”という感想。難しい一冊だ。